2023年4月20日(現地時間) – Adobe は、先月発表した Adobe Firefly ベータ版に追加した新しいベクターリカラーツールを発表しました。
ベクターリカラー(Vector recoloring)
Vector recoloringは、ベクターベースの描画ツール Illustrator の新しい生成AIツールで、以下のことが可能です。
- 詳細なテキストを入力すると、数秒で色とカラーパレットのバリエーションが生成されます。
- ドロップダウンメニューを使って、クリエイティブなニーズに合ったさまざまなベクタースタイルを生成できます
- ビジョンを実現するカラーオプションを瞬時に生成することで、クリエイティブな支援とインスピレーションを得ることができます。
ピクセルアートに代わる線ベースのベクターアートは、異なる解像度に対応するウェブサイトデザイン、ビルボードや車両ラッピングなど印刷ページより大きなレイアウトに適したアートワーク、SVGアセットアニメーションを簡単に利用できるモーショングラフィックスなど、さまざまな用途に使用することができます。
Fireflyの新しいベクターツールは、クリエイティブな機能を拡張し、時間のかかる作業をスピードアップさせます。異なるフォーマットのカラーバリエーションを素早く生成したり、UIインターフェースのダークモードとライトモード用のベクターバリエーションを作成したりすることが可能です。
また、クライアントや顧客からのフィードバックに基づくアートワークの再カラーリング、ブランド要件の遵守、ソーシャルメディアグラフィックの作成、企業ロゴの開発、ポスターデザインの作成、Adobe Photoshopでの合成なども、これらのツールを使って素早く行うことができます。これらの作業は数分から数秒しかかからず、時間とコストを大幅に削減することができるとのことです。
ベータ版への参加
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生成AIベクター機能は、Adobe Illustratorに統合されて使用できるようになる予定です。
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