Unityは、植物モデリングソフトウェアの最新アップデート Speed Tree 9.4 をリリースしました。
新機能ハイライト
このリリースでは、テクスチャマップの生成、FBXシーンカメラのサポート、グローバルライティングコントロールなど多くの機能改善が行われています。
🎉 SpeedTree 9.4 is here 🎉 https://t.co/fRGWIViro0
We’ve made lots of feature improvements! Here are some of our favorites🧵👇 pic.twitter.com/XoYeBlKDb0
— Unity Wētā Tools (@weta_digital) March 30, 2023
テクスチャマップの生成
マテリアル用のテクスチャーマップ生成機能が追加されました。線形グラデーション、放射状グラデーション、ノイズパターンを生成することができ、実際のテクスチャも、同じ機能に基づいて「再色付け(recolored)」することができます。これにより、別のアプリケーションを使用することなく、SpeedTreeで作業を継続することができます。
FBXシーンカメラのサポート
9.3では、ツリーウインドウにドラッグ&ドロップで自由に移動でき、特定のビューを設定することができるシーンカメラオブジェクトが追加されました。インポートしたFBXカメラにも同じ機能が追加されました。
FBXファイルからカメラをインポートすることは、主にユーザーがDCCレンダリングの正確な位置から現在のシーンを判断するのに便利なツールでした。必要であれば、シーンに複数のFBXカメラを配置し、必要に応じてパスを変換することができるようになりました。
グローバルライティングコントロール
Lightオブジェクトにグローバルライティングコントロールが追加されました。ジェネレータはこの新しいスキームを選択することができ、モデラーはすべての葉やフロンドの法線をセントラルロケーションから編集することができます。
オプションには、解剖学的構造に基づくコントロールとメッシュプロジェクションが含まれます。この機能は、葉やフロンドの表面法線を別の方法で制御する方法で、より漫画的な「バブル」ツリータイプの外観を必要とするスタイライズされた構築に便利です。

相対的な枝のセグメント数
Branch Generatorのセグメントカウントを制御するための新しいコントロールが追加されました。これにより、ブランチが短いか長いかに応じて、ポリカウントをよりスマートに自動変更することができます。
その他
■彩度チェック
新しいレンダーモードでは、彩度における良好なPBR値をチェックすることができます。アルベドやサブサーフェス量のチェッカーと同じように、このモードは最終エクスポートでの品質低下を防ぐのに役立ちます。
■アングルスライダー(Angle Slider)の復活
ビジュアルがわかりやすかったので、以前の方法を戻してほしいという声が多かったためオレンジ色の角度表記に戻されました。
■より多くの頂点カラーオプション
この機能は、以前はfbxエクスポートで利用できましたが、ゲーム(.st)エクスポートにも拡張できるようになりました。エクスポートダイアログのオプションで、頂点カラーやaoを特定のチャンネルに送信することができます。テクスチャの赤、緑、青、アルファチャンネルにどのマップを書き出すか、手動で選択できるようになりました。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
SpeedTreeは、Windows, Mac, Linuxで利用できます。
インディーズライセンス(10万ドル未満の収益/資金)は、月額19ドル~であらゆるパイプラインに対応します。
100万ドル未満の収益/資金のフリーランサーや小規模なチームに最適な SpeedTree Proライセンスは月額299ドル~となります。
100万ドル以上の収益/資金の企業はお問い合わせが必要です。
無料のラーニングエディションのダウンロードはこちらから
コメント