Pulldownit 5.5 for Maya がリリース、パフォーマンスの向上により破壊ツールが約8倍高速化、UIの強化など

プラグイン

2023年1月26日(現地時間)Thinkineticは、破壊とリジットボディのシミュレーションのためのダイナミクスプラグイン Pulldownit 5.5 for Maya をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、Shatter it(粉砕)ツールの高速化、バージョン5.0で導入された Bounded Cracks の強化、UIの改良などが行われています。

Shatter(粉砕)ツールの新機能

マルチスレッドに対応したことによりパフォーマンスが向上し、前のリリースより約8倍速くなりました。

また、Shatter it draft モードでマウス + ctrl キーをクリックするだけで、選択したシャターセンターを削除することができるようになりました。

Dynamics(ダイナミクス)の新機能

・指定したフレームまで Bounded Cracks を生成する機能が追加されました。Stress Crack の伝搬は希望のフレームまで続くように設定でき、それ以降は通常のダイナミッククラックとして継続されます。

・フレームで開始される(activation at frame)フラクチャーボディに初期速度を設定できるようになりました。静的なフラクチャーボディに直線速度と角速度を追加し、オブジェクトが動的になったときの初期運動方向を設定することができます。

・フラクチャー衝突時の挙動がより直感的になり、その硬度( hardness )を下げるだけで、どれが最初に壊れるかを決められるようになりました。小さな破片の衝突では破砕が起こらなくなったため、破砕の開始は常に2つのオブジェクトの間の正確な衝突の瞬間になります。これにより、複雑な破壊シーンでの作業がより簡単で直感的になります。

UI の強化

シーン全体の PDI キーをベイクした後のMaya キャッシュ再生がサポートされるようになりました。Maya キャッシュ再生を使用する前に PDI データを削除する必要がなくなり、必要に応じてシミュレーション を回復して変更を加えることができます。

さらに、シミュレーションをベイクした後、すべてのPDIデータを自動クリーニングするオプションが追加され、PDIキーのベイク後すぐにMaya Cache Playbackを最速で使用することができるようになりました。

また。他にも複数のフラクチャーのパラメータを一度に修正したり、複数のクラッカーを一度に作成したり、ワンクリックですべてのクラッカーパスの表示を切り替えたりすることができるようになっています。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格

Pulldownit Pro は、windows 64bits、Mac OS X、 linux( Red Hat, Fedora, Centos)で動作するMaya 2023, 2022,2020, 2019, 2018、または 3ds Max  2023, 2022, 2021, 2020,2019, 2018で利用できます。

価格は、single license が280ユーロfloating licenseは350ユーロとなっています。

価格の確認はこちらから


Pulldownit ウェブサイトへPulldownit 5.5 for Maya released

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