2023年1月13日 – 先日、開発するソフトウェアを新たなプラットフォームへ拡大することを発表していたPSOFTは、Blender 向けの製品となる Pencil+ 4 Line for Blender の情報を公開しました。
Pencil+ 4 Line for Blender が今春にリリース予定
PSOFT初のBlender 用のアドオンは Pencil+ 4 Line for Blender だったようです。

ノードエディタを使用した線のコントロールにより多様な表現を実現し、ビューポートでリアルタイムプレビューが可能となります。また、3ds Max / Maya / Unity 間で設定を行き来できるブリッジ機能もリリース予定とのことです。
このアドオンの開発には、エヴァンゲリオンの制作などで有名な株式会社カラーのCGI監督/鬼塚大輔氏が参加しています。鬼塚氏は、
「MAX版では実装されていなかった、ビューポート上でライン描画が確認できるようになり、ライン設定のミスが圧倒的に減りました。レンダリング前に線の太さを確認できるのは非常に便利です。また、Pencil+ 4 Bridgeを利用して、MAX、MAYA、Blenderとライン設定の受け渡しができるのは非常に魅力的です。MAX版にあったライン設定に関する機能は、ほとんど実装されておりクオリティ面については差異がありません。」
と述べており、MAX、MAYA版Pencil+と同等のライン設定機能が実装されるようです。また、株式会社カラーは、Blenderへの完全移行を進めており、今後発表される作品はBlenderを用いて作品制作をするとしています。
Pencil+ 4 Lineとは別にレンダリング用のアプリも開発しているようです。動作環境の注意書きには以下のことが描かれています。
※BlenderアドオンとRender Appは独自フォーマットのファイルを使用し、パラメーターとレンダリング画像の受け渡しを行います。ライン描画を実行するにはRender Appのライセンス購入が必要です。
つまり、Blenderアドオン単体ではラインが描画できないということになるんでしょうか。最終的にどういった仕様になるかわかりませんが、何か詳しいことがわかればまた更新したいと思います。
価格・リリース時期とシステム要件
Pencil+ 4 Line for Blenderの使用には以下の環境が必要です。
- OS: Windows 10 以降
- ホストアプリケーション: Blender 3.0 以降
- CPU: x64 ベース プロセッサ
価格は未定で、リリースは今春の予定となっています。
Pencil+ 4 Line for Blender ウェブサイトへ「Pencil+ 4 Line for Blender」開発のお知らせ
コメント