2022年12月16日 – Adobe は、VRとデスクトップ体験を組み合わせたスカルプトおよびモデリングアプリ Adobe Substance 3D Modeler を Steam でリリースしました。2022年12月8日にリリースされた V1.1情報も合わせて紹介したいと思います。
V1.1 新機能ハイライト
配列のコピー、複製をすばやく作成する新しい方法
複製を素早く作成する新しい方法 配列コピー(Array copy) が追加されました。配列コピーは、オブジェクトの複製を等間隔に複数作成するのに役立ちます。
💻デスクトップ
- デスクトップ上で、Dボタンを押したまま選択範囲を移動します。
- マウスホイールをスクロールして、複製の数を変更。
🥽VR
- ツール ハンド トリガーを押したままにして、選択範囲を移動します。
- 選択範囲を移動しながら、サポートハンドのトリガーを引いて複製を作成します。
- ツールハンドのトリガーを離さずに、サポートハンドのジョイスティックを動かして、複製数を変更します。
新しいブーリアン演算
ブーリアン演算にSplitが追加されました。Split操作は、ブーリアンオブジェクトの表面を基準にして粘土を分離させます。
追加機能を備えたより直感的なエクスポートメニュー
Export メニューが再編成され、どのオプションが互いに影響し合っているかが明確になりました。これは、エクスポートプロセスを改善するための継続的な努力の一部で、今後さらなる改善が予定されています。
■UDIMs を生成(Generate UDIMs)トグルが追加されました。
・Max UV tiles を設定して、パッカーが使用できる UV 空間の量を調整できます。
・Min UV island scaling は、UV アイランドのパディングを調整することができます。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
Substance 3D Modelerは、Windows 10 (64bit)以降、VRヘッドセットで利用できます。Substance 3D Modelerは、OpenXRフレームワークへの変更を行い、Oculus以外のヘッドセットも基本的にサポートされるようになりました。Valve Indexはテスト済みで、正式にサポートされています。他のヘッドセットも動作する可能性がありますが、まだテストが必要となっています。
サポートされるヘッドセットのリストはこちら
Adobe Substance 3D Modelerは、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれており価格は次のようになっています。
- Adobe Substance 3D Collectionプランには、Painter、Designer、Sampler、Stager、Modelerアプリと、1か月あたり最大50の3Dアセット(マテリアル、モデル、およびライト)が含まれ、6,028円/月(税込)です。
- チーム向けAdobe Substance 3D Collectionプランには、5つのアプリ、100の3Dアセット、1TBのストレージ、と簡単なライセンス管理が含まれ、12,188円/月(税込)です。
Steamからリリース
また、Substance 3D Modelerは、この度Steamから利用可能になりました。
価格は、16,500円です。永久ライセンスで、2023年末までのSteamでの無料アップデートを受けることができますが、AdobeのサブスクリプションプランのようにSubstance 3D Assetsプラットフォーム(旧Substance Source)へのアクセスは含まれません。
セール情報
2022年12月23日まで、
リリース記念セールで34%オフの10,890円となっています。
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