2022年12月7日(現地時間) – Maxonは、同社の提供する編集者、映画制作者、モーションデザイナー、VFXアーティスト向けのプロフェッショナルソフトウェアソリューション Maxon One のアップデートを発表しました。
ここでは、 Redshiftのアップデート内容を紹介したいと思います。 Maxon One のそのほかのアップデートは以下の記事をご覧ください。
https://cginterest.com/2022/12/14/maxon-one-%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%87%e3%83%bc%e3%83%88%e3%81%8c%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%ef%bc%81magic-bullet%e3%80%81cineware-for-unreal%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97/
新機能ハイライト
Redshift 3.5.11として発表されましたが、現在修正版のバージョン 3.5.12がリリースされており、そちらの最新版の使用が推奨されています。
このリリースでは、よりリアルなボリュームレンダリング、新しいシェーダ、新しいノイズ除去機能が追加されています。以下の動画では、今回の新機能を含むRedshift3.5の機能をざっと確認できます。
マルチスキャッタリング
マルチスキャッタリングで、これまで以上にリアルなボリュームをレンダリングできるようになりました。
マルチスキャッタリングは、雲や煙から新しいCinema 4D Pyroシミュレーションで使用できます。特に異方性と組み合わせた場合に、ボリューム内での光の跳ね返りをよりリアルに表現します。
タイルとレンガシェーダ
タイルとレンガのシェーダが、C4DでネイティブのRedshiftシェーダとして利用できるようになりました。
タイルシェーダでは、さまざまなシェイプを使って、織りやモザイク、タイルのパターンを簡単に定義できます。
レンガシェーダーでは、サイズ、オフセット、変位をコントロールしてすばやくレンガを作成することが可能です。
これらのシェーダにより、建築物のサーフェスや抽象的なモーショングラフィックスで新しいプロシージャルオプションが利用できます。
Intel Open Image Denoiser
Intel の Open Image Denoiser (OIDN)がノイズ除去のオプションに追加されました。
IntelのDenoiserは、AIを使用してレンダリングをクリーンアップし、レンダリング時間を高速化します。
この新しいDenoiserは、現在Redshift for Cinema 4Dで利用可能で、近日中に他のサポートされているDCCにも提供される予定です。
ノーマルマップの改善
ノーマルマップの品質が向上しました。以前の技術に戻すオプションも用意されています。


これらの新機能はMaxonJapanさんが次の動画で詳しく説明してくれています。
その他個別のプラグインにも多くのアップデートがあります。すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
動作環境の確認はこちらから
Redshift の価格は、6,050円/月 または39,600円/年 です。
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