Blender 用 Substance 3D アドオン プレリリース バージョン 6 がリリース

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2022年8月12日(現地時間)- Adobeは、Blender用のSubstance3Dアドオンのプレリリース版の最新アップデートバージョン6(0.91)をリリースしました。

Blender用のSubstance3Dアドオンについて

下記の記事で昨年紹介したBlender用のSubstance3Dアドオンプレリリース版の最新のメジャーアップデートがリリースされました。

Adobe公式Blender用Substance3Dアドオンのプレリリース版が利用可能に
2021年7月20日(現地時間)Adobeは、Blender用のSubstance3Dアドオンのプレリリースバージョンの提供を開始しました。また同時にBlend...

このアドオンでは、Substance 3Dのマテリアルを直接Blenderに読み込み、パラメータを微調整することができます。

今回のアップデートは、Substance3Dのライブリンクプラグインなどを作成している、Xolotl Studioが関わっているようです。

Ymmanuel氏によると、今年の始めに手伝ってほしいとAdobeから連絡があり、SubstanceとBlenderの両方を日常的に使っているアーティストの視点から、このアドオンの手伝うことができたとのことです。このアドオンは無料で提供される予定となっています。

インストールについて

通常のアドオンと同じようにインストールすることが可能ですが、Substance3Dアドオンを使用するには次の2つのアドオンと統合ツールをBlenderにインストールする必要があるので注意してください。

  1. Substance 3D add-on for Blender(すべてのプラットフォームが1回のダウンロードで利用可能)
  2. Substance 3D Integration Tools (お使いのデバイスのプラットフォーム(Windows、Mac、Linux)と互換性のあるバージョンをダウンロード)

バージョン6(0.91)アップデート内容

プラグインバージョン0.91+は、プラグインのパフォーマンスと安定性を向上させるために、内部コードベースが再構築され、以前のバージョンとの後方互換性がなくなりました。他にも全体的なユーザーエクスペリエンスを向上させるためにUIの見直し、デフォルトのタイリングを変更する機能やcyclesレンダリングビューでのテクスチャ更新サポートの追加などが行われています。

■環境設定セクションの更新

  • Export Image Formatパラメータ:Blender内で生成された画像をSubstanceマテリアルの画像入力として使用する場合、このフォーマットを使用してその画像をTemporalフォルダに保存します。
  • Sbsarライブラリパス(Sbsar library path):Loadボタンを使ってSubstanceファイルを検索する際にデフォルトで開かれるフォルダを指定します。
  • Substance 3d Painterが未保存のファイルエクスポートを処理するために使用するパスをエミュレートする、デフォルトのテクスチャエクスポートパス(Temporalフォルダ)。
    • テクスチャーの相対パス 上記と同じですが、$matNameのようなキーを使用してサブフォルダーを作成するオプションがあります。
  • プロジェクトの保存時にブレンドファイルで使用される sbsar ファイルをパッケージ化するサブフォルダを作成するためのSbsar ファイルの相対パス。
  • 環境設定でさまざまなシェーダー ネットワークを動的に設定する機能
    • シェーダーネットワークで、シェーダーの必要性に応じてシェーダーごとに異なる変数を設定する機能。
    • シェーダ ネットワークの出力セクションでは、デフォルトで出力を有効にするかどうかを設定できます。
  • カラースペースを設定する機能(これは srgb だけでなく、aces、linear exr、blender filmic ワークフローをサポートします)。
  • 画像フォーマットとビット深度のデフォルト選択。
  • シェーダで定義されていない出力用途の値を設定する汎用出力。たとえば、マスクなど、シェーダーによってデフォルトで使用されない別の出力がある場合。
  • 出力の種類を変更するフィルタ(1 有効な出力のみ、2 シェーダとSubstanceにあるすべての出力、3 Substanceで利用可能なすべての出力)。
  • カスタムショートカットのサポート。

■Substance 3Dパネルセクションの更新

  • タイリングと解像度のパラメータ値を調整・ロックする機能
  • プリセットUIの更新
  • ユーザーが必要とするグラフの種類を変更するためのシェーダタイプドロップダウン
  • 画像入力パラメータをBlenderで使用される標準的な画像入力に変更。ファイルだけでなく、Blenderの画像を使用することができるようになりました
  • 複数のBlenderインスタンスでいつでも作業できるようになりました
  • ビューポートでマテリアルを選択すると、Substance 3Dパネルでマテリアルが自動的にハイライトされる機能をサポート

■今後の予定

  • 出力セクションで異なる画像フォーマットとビット深度を変更する機能を追加
  • エラー処理情報のUIを追加
  • プラグインの使用方法に関するドキュメントとチュートリアル

ダウンロード

Blender用のSubstance3Dアドオンバージョン6(0.91)は、Windows、Mac、LinuxのBlender 3.0以降で利用できます。

こちらの Substance 3D add-on for Blender プレリリースページからダウンロード可能です。

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