すぐにアニメーション化できる高品質な乗り物、交通関連のモデルが含まれたBlender用車モデルアセットライブラリ 『Traffiq』の紹介です。
Traffiqとは
プラハを拠点とするビジュアライゼーション、VR、3D、ソフトウェア開発スタジオ Polygoniq が開発する Traffiq は、建築ビジュアライゼーション、環境デザイン、レンダリングストリート、その他のシーンで使用する様々な乗り物のアセットや、交通関連のアセットを集めた、拡張し続けるライブラリです。
ライブラリは、時間の経過とともに拡張され、より多くのアセットや新しい交通手段が追加される予定です。拡張に伴い価格も若干上昇する場合がありますが、polygoniq はその目標を、誰もが使える巨大な車両ライブラリーを、非常に有利な価格対価値比で作成することとしています。
traffiq は、以前はアドオンとしてリリースされていましたが、 無料のアセット パック マネージャー 「Engon 」がリリースされたことによりアセットライブラリとなりました。
これまでのアドオンのTraffiq 機能にアクセスするには、無料のアセット パック マネージャー Engon を入手してください。
主な機能
■傷と汚れ
Wear&Tearスライダーを使用して、数回のクリックでtraffiqアセットに汚れ、傷、凹凸を追加することができます。
■高度なコントロール
カーブに沿ってアニメーションし、車速をコントロールし、ホイールとステアリングアニメーションをベイクすることができます。
■ライト
車のライトもコントロール可能です。パーキング、ロービーム、ハイビームをシーンに合させて設定できます。
■ランダム&カスタムカラー
車の色は自由に設定可能、ランダムにすることもできます。
■ナンバープレート
米国のナンバープレート 50 枚、カナダのナンバープレート 1 枚、およびヨーロッパのナンバープレート 31 枚。カスタム テキストでさらにカスタマイズできます。
すべてのアセットリスト
このライブラリには、99 台の車両アセット、84 枚のナンバープレート、218 個の道路標識、および 35 個の道路要素を含む、合計で400以上のアセットが含まれています。
👉エディションごとのアセットを確認
アップデート情報
バージョン2.3 – 2025/04/03
このアップデートでは、すべての車のドアとトランクが分離、リギングされ、開閉できるようになりました。さらにインテリアの改善が行われています。

【新機能リスト】
- リギングされたドアとトランク – 69種類の車両
- すべての車のドアとトランクが分離され、リギングされました。
- インテリアの改善
- 34種類のインテリアを大幅に改善。
- すべての車両にわたって多数の小さな改良を実施!
- 重複を削除する際にマテリアルが変更されるのを防ぐため、すべてのローカルマテリアル名を一意にしました。
- engonでの簡単な検索のために「rigged」タグを追加。
- カーペイントのランダムカラー機能がシェーダーからコードに移動。
- フランスのナンバープレートを調整。
- タイヤのスペキュラリティを調整 – tq_Car_Ford_Mustang-1965
- ラフネスを調整 – マテリアル tq_Rubber_Black
- ドアリグのボーンが正しいボーン グループにあり、正しい色が割り当てられていることを確認。
- マテリアルから「法線反転」を削除。すべてのテクスチャがOpenGLであることを確認してください。
- 任意の値を許可するように、tq_main_lightsプロパティの最大値を削除。
- tq_Retroreflective_Redの色値が1より大きいため、発光性になっています。
バージョン2.2.x – 2024/11/29, 2025/01/24
このアップデ―トでは、米国&EU向けの車のナンバープレートジェネレータが追加されました。
- 50個の米国および32個のEUのナンバープレートを追加。
- Geometry NodesアセットとtraffiqパネルのUI。
- ほとんどの車にナンバープレートが追加されました。
- ナンバープレートジェネレーター
- 摩耗スライダー追加。
- 米国のナンバープレートを全面的に見直し – フォント、記号の位置、数字/文字の比率を修正。
- 米国/EUの曲げの問題を修正。
- 入力を名前変更および検証し、関連する浮動小数点には距離入力を使用。
- 押し出しが0.0に設定されている場合、正しく処理されるようになりました。
- 調整と修正:
- バンプテクスチャを繰り返しからクリップに変更。
- Car Volvo FM9 Fire Truck 2020のステアリングホイールの位置を左側に変更。
- Car Tesla Model 3 2022のシートを修正。
- Balloon Hot Air Generic 2021の反転した法線を修正。
- よりリアルになるようにカーペイントマテリアルの粗さを調整。
- ナンバープレートのコレクションがアセットで非表示になりました。
- いくつかのアセットでナンバープレートの位置を修正。
- tq_Bicycle_Urban、tq_Bike_Aprilia、tq_Airplane_Boeing_737-800-1994、tq_Airplane_Blanik_L13-1958の原点を修正。
- tq_Car_Ford_Transit-Box-2019のシェーディングを修正。
- tq_Car_Mercedes_S-Class-2022のリグが見つからない問題を修正。
- tq_Car_Dodge_Challenger-1969に見つからなかったナンバープレートを追加。
- tq_Car_Audi_R8-2006にエアインテークグリルを追加。
- tq_Car_Audi_RS7-Sportback-2020のライトを修正。
- tq_Car_Ford_F150-Raptor-2022のマテリアルを調整。
バージョン2.1 – 2024/03/30
traffiq 2.1 では、非常灯を持つ緊急車両が追加されました。詳細は以下の記事をご覧ください。
【新機能リスト】
- 13個の新しいアセット – 緊急車両10個、サービス車両1個、多目的車両2個 (lite版に6個、starter版に2個追加)
- 新しいインターフェースとコントロールによる緊急灯サポート – 速度、時間オフセット、点滅回数
- すべてのtraffiq車両のライトを修正 – Fresnel_Off_Onを削除
- アニメーション化された信号機 – 信号機のアクティブなライトを切り替える機能を追加 – シェイプキー経由
- 新しい車両にデカール、バンプ、リグが追加
- tq_Signs_USA_Warningの名前をtq_Signs_USA_Miscに変更し、重複削除時に警告標識のマテリアルが結合しないようにしました
- 新しいアセットパラメーター:
model_detail
– モデルのポリゴン解像度 (Low、Mid、High poly)introduced_in
– アセットが最初にリリースされた時期
- 既存のtraffiqアセットに小さな調整
- 既存の車両(主にスポーツカーと多目的車両のカテゴリ)のデカール、バンプ、リグを修正
- マテリアルを調整し、より多くのマテリアルに摩耗サポートを追加
- シボレー・コルベットのライトを変更
- ベスパとボルボ・P1800の目に見えるトポロジーを修正
- ビューポートの色を黄色からオレンジに変更し、traffiqのロゴの色に合わせました
バージョン2.0 – 2024/01/11
このアップデートでは、traffiq がスタンドアロンアドオンから、engon や blender ネイティブアセットブラウザで使えるアセットパックになりました。さらに、道路ジェネレーターなどの新機能も追加されています。
【新機能リスト】
- ライトをビューポートの色ではなくカスタムプロパティを使用するように変換。
- traffiqをスタンドアロンアドオンから、engonまたはBlenderネイティブアセットブラウザで使用できるアセットパックに変換。
- 新しい機能を追加: 道路ジェネレーター – 直感的なGUIで道路と交差点を生成。
- メッシュとマテリアルのバグを修正。
- シルバラードとAMG GTのリグ、ライト、マテリアルを修正。
- ライブラリから未使用のマテリアルを削除。
バージョン1.7 – 2023/03/31
このリリースでは、クルマ好きな人にはうれしい新しい車アセットや交通標識やストリートエレメントが追加されました。他にもベイクする際に車の速度を変更する機能やカーペイント、汚れや傷の追加する機能にも改善が加えられています。詳細は以下の記事をご覧ください。
【新機能リスト】
- 14台の車を追加
- メタリックフレークなどに関してより柔軟性のある全く新しいペイントマテリアル
- 汚れと傷のスライダーのUIの改善
- UVマップの修正
- Blender 3.4 のフォローパスのバグ修正
- 新しいオペレータChange Speed
- マテリアルライブラリのクリーンアップ
- Super-cars カテゴリを sport-cars に改名し、いくつかのアセットを contemporary カテゴリに移動
- BMWとAudiのオフセンターホイールを修正
- Hiluxのアセットを修正
- 「無料版」は「スターター」と呼ばれるように
バージョン1.6.x – 2022/07/28
Traffiq 1.6では、Blenderのアセットブラウザをサポートしました。
他にも以下のようなアップデートが行われています。
【新機能リスト】
- Traffiq 1.6 Asset Browser サポート
- Blender 3.2以降に対応
- Chevrolet Silverado 2018のトポロジーを改善
- Jeanneau Sun Odyssey と R-22 のビューポートカラーを修正
- Porsche 911のブレーキの間違った回転を修正
- BMW M4の間違ったマテリアルを修正しました。
- スクリーン空間反射 Eevee の制限事項がドキュメントに記載され、バグが修正されました。
バージョン1.5 – 2022/07/04
traffiq 1.5 では、新しくアメリカのアセットが追加されました。12のアメリカのトップセラー車と159のアメリカの交通標識が追加されています。
■追加リスト

- Toyota Prius 2017 facelift
- Dodge Charger 2008
- Tesla Model 3 2022
- Ford Crown Victoria 92-12
- Toyota Camry XV70
- Tesla Semi Truck
- Porsche 911
- Kenworth W900
- Ford F150
- American School Bus
- 2022 Savana Cargo Van
- Toyota Hilux
また、他にも以下のようなアップデートがされています。
【新機能リスト】
- 未使用の UV マップを削除
- traffiq パネルを Edit モードで表示
- 自転車のポリゴンを削減
- 航空機の欠陥を改善
- Tata Nano のスケールを修正
- Dodge Challenger 1969 にワイパーを追加
- Blender 2.83 のサポートを終了
価格とシステム要件
Traffiq は、Blender 3.6 以降で利用できます。
ライセンスは、フル機能版、ライト版、スターターバージョンがあり、さらにスタジオ用の複数シートライセンスが利用可能です。プランと価格は以下の通りです。



プラン | 内容 | 価格 |
---|---|---|
starter | すべてのアセットの4% + 将来のアップデート | 1.99ドル |
lite | すべてのアセットの40% + 将来のアップデート | 49.99ドル |
full | すべてのアセットの100% + 将来のアップデート | 99.99ドル |
full スタジオ (2-5シート) | すべてのアセットの100% + 将来のアップデート | 189.99ドル |
full スタジオ (6-10シート) | すべてのアセットの100% + 将来のアップデート | 279.99ドル |
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