2021年10月14日(現地時間) 人気のオープンソース3D制作ツール「Blender」を運営するBlender Foundationは、Blenderの継続的なコア開発を支援するため、AppleがBlender Development Fundにパトロンメンバーとして参加したことを発表しました。
パトロンメンバーレベルは、Unity、AMD、Facebook、Nvidia、aws、Epicgamesと並び最高レベルのメンバーシップとなります。
これにより、Appleは開発基金への寄付と並行して、エンジニアリングに関する専門知識と追加のリソースをBlender本部と開発コミュニティに提供し、Blenderのアーティストや開発者を支援することになります。
First official patch submitted by Apple: Metal backend for Cycles GPU rendering on macOS. https://t.co/DdHP6u8znp
— Ton Roosendaal (@tonroosendaal) October 14, 2021
Blender Foundation CEO Ton Roosendaal氏によると、macOSが完全にサポートされたBlenderのプラットフォームとして復活するとのことです。
macOSでのCycles GPUレンダリングにMetalバックエンドを採用した、Appleによる初の公式パッチがすでに提出されています。
Blender Development Fundとは
Blender Development Fundは、Blender.orgのウェブサイト上で、プロや企業を含む全てのBlender貢献者に無料でオープンにアクセス可能なサービスを提供する活動を支援するための寄付を受け付けています。支援活動には、バグフィックス、コードレビュー、技術文書作成、オンボーディングなどがあります。
この基金はまた、一般的で広く合意された開発プロジェクトについて、開発者に助成金や補助金を提供します。詳細は fund.blender.org をご覧ください。
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