Blender 2.92 にビルトインされているアセットライブラリ BlenderKit の新機能

プラグイン

先日、Blender 2.92 が正式にリリースされましたが、Blender にビルトインされているオンラインアセットライブラリ BlenderKit にも大きなアップデートがあるようなので紹介したいと思います。

BlenderKit の新機能

■テクスチャ解像度

元の解像度が高いすべてのテクスチャアセットは、低い解像度でも利用できるようになりました。これにより、メモリを節約し、すべてのインタラクションを高速化し、より大きなシーンのレンダリングにも役立ちます。選択されたモデルパネルやアセットバーのアセット解像度を置き換えるコマンドを使用して、アセット解像度を変更することができます。

■HDRとScene アセットタイプ

  • HDRアセットタイプ:ワンクリックでHDRを添付できるようになりました。今のところBlenderKitのクリエイターがアップロードしたHDRは十数枚しかありませんが、これからアップロードされていくのではないでしょうか。
  • Scene アセットタイプ:BlenderKitのシーンは、モデルの環境設定として使用できます。ワンクリックで、アセットを置くことができるレンダリングの準備ができたセットアップができます。また、スカルプトブラシのアルファやプレビューを作成するための4つのテンプレートシーンがあります。

■サムネイルの改善

ライティング、カメラの角度を変更され、セットアップには、Mike Radjabov氏が提供する新しいHDRを使用されるようになりました。これらの変更は、この自動ツールで得られる品質に大きな影響を与え、データベースに許可されているサムネイルはより厳格なものとなっています。

■モデルアセットタイプ内でのパーティクルシステムのサポート

パーティクルシステムをドラッグドロップすると、ターゲットメッシュ上に自動的に転送されるようになりました。これは特別にプリセットされたパーティクルシステムのみを含み、通常はアセットの名前で示されます。

■リファクタリングしたものをアップロード

メタデータのみの更新はバックグラウンドスレッドで行われるようになったので、かなり速くなりました。サムネイルだけを再アップロードすると、バックグラウンドのblenderインスタンスは起動しません。

■高速メタデータ編集

アセットバーの右クリックメニューから、アセットのメタデータをクイック編集できるようになりました。このコマンドは、すべてのアセットタイプで共有され、アセットの特定の詳細フィールドの将来のリリースで拡張するるプロパティをサポートします。

■スナッピングの改善

スナッピングは、バウンドボックスとしてのみ描画されるオブジェクトや、パーティクルシステムの一部(草のような)であるオブジェクトを無視するようになりました。これは、シーンに多くのブーリアンモディファイアオブジェクトがあり、穴をカットする目的で使用している場合に特に便利です。スナッピングは、常にメッシュの可視側でスナップすることで、反転法線オブジェクトに対しても機能します。スナッピングは、オルソグラフィカメラの内側からも動作します。

これらの機能は以下の動画で確認することができます。


blenderkit ウェブサイトへ

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