Substance Painter 2021.1 がリリース、新しいジオメトリマスクや日本語UIに対応など

CGソフト

Adobeは1月28日(現地時間)、3Dペインティングソフトウェアの最新アップデート Substance Painter 2021.1 をリリースしました。

主な新機能

このリリースでは、ジオメトリマスクやレイヤースタックでのエフェクトのコピー&ペーストなど、いくつかの新機能と改善点がされています。また、UIが日本語に対応しています。

ジオメトリマスク(geometry mask)

ジオメトリマスクは、メッシュ名や UV タイルに基づいたジオメトリを隠すことができるレイヤースタックの新しいマスクツールです。これは、UDIM 番号に基づいてジオメトリをマスクしていた以前の UV Tile Mask を進化させたものです。

この新しいツールは、いくつかのエンジン最適化の恩恵を受けるので通常のペイント(またはポリゴンフィルを使用する場合)よりも優れたジオメトリのマスキング方法です。ジオメトリ情報(面や頂点など)を保存せず、代わりにメッシュ名や UV タイル番号だけを保存するので、メッシュを再インポートしてもマスクが壊れることはありません。

また、ジオメトリを隠すことで、テクスチャセット内でアクセスできなかったサーフェスにペイントすることができるので、オブジェクトを複数のテクスチャセットに分割する必要がなくなるという利点もあります。

レイヤースタックエフェクトの新しいコピー&ペースト

エフェクトは、通常のレイヤーと同じように、レイヤーやレイヤースタックをまたいでコピーできるようになりました。マルチ選択も可能で、一度に複数のエフェクトをコピーして貼り付けることができます。

レイヤーの内容とマスクからのエフェクトは互いに互換性がないため、マスクのないレイヤー上のマスクからエフェクトをコピーしたり移動したりすると、自動的に1つのエフェクトが追加されます。つまり、マスクからレイヤーのコンテンツにエフェクトをコピーすると、自動的にマスクに切り替わります(または作成します)。

UVタイルのワークフロー

夏の大規模リリースでは、新しいUVタイル(UDIMs)ワークフローが導入されましたが、

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このUVタイルのワークフローで、塗りつぶしレイヤーのサムネイルプレビューが改善されました。デフォルトのワークフローでも、このプレビュー機能の改善を選択することができます。

新しいステッチツール

テクスチャにステッチを追加するための3つの新しいツールプリセットが追加されました。

3つのツールプリセット、26の組み合わせ、そして非常に多くのパラメータがあります。また、バリエーションが豊富なだけでなく、これらのステッチは最終的なレンダリングでも格別に見えるようにデザインされているということです。

Pythonのアップデート

Python APIにはいくつかの新機能が追加され、カスタムシェルフの管理や、新しいコンテンツの統合を自動化することができるようになりました。また、API を理解して学びやすくするためのドキュメントも再構築されています。

Irayのアップデート

Irayレンダラが最新バージョンにアップデートされ、新しいNvidia Ampere GPU(RTX 3000シリーズとQuadro Aシリーズ)をサポートするようになりました。

このアップデートにより、Kepler GPU (GeForce 600と700シリーズ)はサポートされなくなり、Irayでのレンダリングは代わりにCPUで行われるようになります。


Substance Painter 2021.1 すべてのアップデート内容の確認はこちらから

Substance Painter の最新アップデートは Substance Lancher からダウンロードすることができます。

Paint with Maximum Flexibility in Substance Painter

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