Googleは、1月26日(現地時間)VRペイントアプリ Tilt Brush をオープンソース化することを発表しました。
Tilt Brushについて
Tilt Brushは、バーチャルリアリティを使用して3D空間でペイントすることができるアプリケーションです。Tilt Brushの詳しい情報は以下の記事で紹介しています。

Tilt Brushは、2016年4月にHTC Vive VRヘッドセット用のSteamVRプラットフォームで発売されました。その後、Oculus Rift、Windows Mixed Reality、Valve Index、PlayStation VR、Oculus Quest VRヘッドセットなど、あらゆる主要なVRプラットフォームで使用可能になり、Unity Awards 2015: Best VR Experience、 the Cannes Lions 2017 Gold Lion in Innovation、the Oculus Quest award for Best of 2019: VR Creativity Tool of the Yearなどの多くの賞を受賞しています。
Tilt Brush がオープンソース化
Tilt Brush コードは、Apache 2.0 ライセンスに基づいて使用、配布、変更することができるようになりました。
オープンソースとしてリリースするためには、ライセンスの制限のために変更や削除しなければならないことがいくつかあったようですが、アーカイブのコードは、Tilt Brush の動作バージョンをコンパイルし、SteamVR Unity SDK を追加するだけで動作します。
また、このプロジェクトの開発は行われておらず、GitHubレポへのプルリクエストは受け付けていませんが、サポートされているVRヘッドセットを持つユーザー用に現在公開されているバージョンのTilt Brushは、デジタルストアで「常に利用可能なまま(always remain available)」であるということです。
今回のTilt Brush のオープンソース化についてGoogleはブログ上で以下のように述べています。
役に立つ没入型の AR 体験を構築し続ける中で、私たちは Tilt Brush を使用しているアーティストを皆さんの手でサポートし続けたいと考えています。そのためには、Tilt Brush をオープンソース化し、誰もが私たちがどのようにしてプロジェクトを構築したのかを知ることができるようにし、自分たちにとって身近で大切な方向に持っていくことを奨励していきたいと考えています。
Tilt Brush コードのオープンソースアーカイブは https://github.com/googlevr/tilt-brush にあります。
コメント