8月27日(現地時間)Adobeは、VRクリエイティブツールの最新アップデート Medium 2.4 をリリースしました。
Adobe Medium について
Mediumは、昨年Facebookから買収したVRクリエイティブツールです。
このツールを使用すると、没入型デジタル環境でスカルプト、モデリング、ペイントをすることができます。有機的なモデリングはもちろん、300以上のスタンプ、スナップツールとコンストレイントツールを備えているので、ハードサーフェスモデルのkitbashにも対応しています。
作成したアセットは OBJ または FBX としてエクスポート可能で、3Dプリントしたり、お気に入りのゲームエンジンで使用したり、他のプログラムに持ち込んでレンダリング、合成、テクスチャリング作業を行うことができます。
Medium 2.4
7月の終わりごろに行われたライブストリーム配信で予告されていたバージョン2.4のリリースが予定通り行われました。これはAdobeが買収してから初のアップデートであり、より複雑なスカルプト可能になっています。
https://cginterest.com/2020/08/01/adobe-substance-3d-%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e6%83%85%e5%a0%b1%ef%bc%81designer-%e3%81%ae%e6%ac%a1%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%82%84adobe%e3%81%ae%e7%a0%94%e7%a9%b6%e9%96%8b/#toc3
新機能ハイライト
- レイヤーをフリーズ/メッシュにベイク:レイヤーをロックまたはアンロックすると、レンダリングメッシュを変更することなく、ボクセルデータがメモリから削除/復元されるようになりました。これにより、CPUとGPUの両方のRAMが解放され、次のようなアートを作成するのに役立ちます。
- ポリメッシュをスカルプトにエクスポート:メッシュがスカルプトと指定されたピボットでエクスポートされるようになりました。頂点位置、法線、頂点カラー、単一のUVセット、レイヤーのピボットがエクスポートされます。テクスチャ、マテリアル、その他のアトリビュートはまだサポートされていませんが開発中です。
- スカルプトを他のスカルプトにインポート:現在のスカルプトセッションにスカルプトファイルをインポートできるようになりました。スカルプトファイルをインポートすると、レイヤー、メッシュ、イメージ、ライト、トランスフォームノードが引き継がれます。
- シーンオブジェクトとしてのカメラ:Worldspaceキャプチャーカメラがシーンに追加されました。アトリビュートとトランスフォームはシーンと一緒に保存されます。
- Adobeのブランド変更とライセンス作業
このリリースでは、他にも優先度の高いいくつかのバグ修正と、安定性や最適化の改善が行われています。
価格とシステム要件
Medium 2.4 はOculus Storeから無料で入手できます。ソフトウェアの使用にはOculus RiftまたはRift SとTouchコントローラーが必要です。
Adobeは、使用に少なくともIntel Core i5-7400 CPU、Nvidia GeForce GTX 1060またはAMD Radeon RX 490 GPU、および16GB RAMを搭載したワークステーションを推奨しています。
Medium 2.4 のダウンロード、すべてのアップデート内容の確認はこちらから
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