iCube R&D Groupは、3ds Max用のスキャッタープラグインの最新バージョンであるMultiScatter 1.5をリリースしました。
MultiScatter
MultiScatterは、レンダリングエンジンで大量のオブジェクトを配列で生成できる3ds Max用のスキャッタープラグインです。建築画像の植生や建物を配置するのに使用でき、「数十万、数百万」のインスタンス化されたオブジェクトをシーン全体に分散できます。
オブジェクトの分布、スケーリング、回転は、プロシージャテクスチャやテクスチャマップを利用してランダム化などの制御をすることができ、結果はリアルタイムでビューポートに表示されます。
その前身であるVRayScatterとは異なり、レンダラーに依存せず、Arnold、Corona、FSorm Render、Maxwell、Mental Ray、OctaneRender、およびV-Rayで動作します。
【MultiScatterの特徴】
- 大量のオブジェクトを配列で作成する機能(数十万および数百万)
- 最適化されたRAM管理を使用したオブジェクトのレンダリング時間の高速生成
- 配列内のオブジェクトのランダム変換(スケール、回転)
- ビットマップまたは手続き型マップに基づいたオブジェクトの配布
- ビットマップまたは手続き型マップに基づいたオブジェクトのスケーリング
- オブジェクト配置のリアルタイムビューポートプレビュー
- オブジェクトのさまざまなタイプのビューポートプレビュー
- MultiScatterTextureの特別な手順マップ
- 64ビットのサポート
MultiScatter 1.5xx
今回のアップデートでは、ペイントツールの改善、オブジェクト配布オプションの追加、V-Rayライトを散乱させる機能の追加などが行われています。
【MultiScatter 1.5 アップデート内容】
- 大幅に改善されたMultiPainter
- ビューポート速度の改善
- 新しい配布タイプ:参照オブジェクトによる
- スプラインの新しい正規分配:A、B、C、D、A、B、C、D
- V-Rrayライトの散乱
- グループ散布
- 複数カメラのクリッピング
価格とシステム要件
MultiScatter 1.5は、Windows 7以降で実行されている3ds Max 2015以降で使用できます。プラグインの以前のバージョンは、3ds Maxの古いバージョンと互換性があります。
価格は、サブスクリプションなしの200ユーロ、永久ライセンスで無料アップデートもできます。
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