Blenderですぐ使用できるブラウザベースのリアルタイムパーティクルシミュレーター「Flux Particle Studio」

プラグイン

R Animation Studios によりリリースされた「Flux Particle Studio」の紹介です。

Flux Particle Studioとは

「Flux Particle Studio」は、ブラウザ上で動作するリアルタイムパーティクルシミュレーターと、Blender と連携するためのアドオンを組み合わせたツールです。

Blender にエフェクトを置く前の段階で、動きのイメージをそのまま視覚的に作り込める専用の環境が用意されています。複雑なノードグラフを理解していなくても、パーティクルの動きや見た目の調整に集中できるように設計されています。

3D アーティストには専用ワークスペースとして、VFX アーティストには炎や煙などのエフェクトを素早く試せる環境として、モーションデザイナーには動きを確認するためのキャンバスとして役立ちます。

  Fluxは、大きく分けて以下の2つのコンポーネントで構成されており、これらで完結するスムーズなワークフローを実現しています。

1. Flux Particle Studio

ブラウザ上で動作する完全なパーティクルデザイン環境です。パラメータの調整からシミュレーション結果の確認までをリアルタイムに行うことができます。

2. Flux Blender Addon

ブラウザ上のStudioとBlenderを直接繋ぐブリッジプラグインです。エクスポートした設定を展開し、Geometry Nodesとシェーダーを自動的にセットアップします。

主な搭載機能

ブラウザ上のStudioには、本格的なシミュレーションを行うための多彩な機能が備わっています。完全に独立した設定を持つ複数のエミッターを同時に管理することも可能です。

  • エミッター形状: Point, Line, Ring, Disc, Sphere, Box, Hemisphere, Spline
  • フォース(力): Gravity, Wind, Animated Wind, Linear Impulse, Attractor, Vortex, Turbulence, Drag, Curl Wind
  • コライダー(衝突判定): Plane (無限平面), Sphere, Box
  • ドライバー制御: 寿命、ランダム性、速度、距離、高さ、シーンタイム、ノイズを使用して、サイズや不透明度、色をコントロール
  • キーフレームアニメーション: 複数の補間メソッドを使用して、あらゆるパラメータをアニメーション化可能
  • Blenderとのライブ同期: Blender内でカーブを描画すると、Splineエミッターを介してFlux上でリアルタイムに更新されます
  • フル編集可能なプリセット: Nature & Weather、Fire Pack、Arcane Packなど、すぐに使えてカスタマイズ可能なプリセットを収録

また、今後のアップデートとして「新しいエミッター形状」「追加のフォース」「コライダーの改善」「カラーランプ制御と補間メソッドの改良」などがすでに計画されています。製品を購入すれば、これらの将来的なアップデートにも追加費用なしでアクセスすることができます。

導入からBlenderへ転送するまでのワークフロー

事前のセットアップとして、提供された .zip ファイルを解凍せずにそのままBlenderのアドオン設定からインストールします。

その後、プリファレンス内でライセンスキーの入力と、エクスポートされたエフェクトを保存するための空フォルダを指定すれば準備完了です。

1
Blender内からFluxを起動

ブラウザで直接URLを開くとセッションエラーとなるため、Fluxは必ずBlenderのNパネルにある「Launch Flux」ボタンから起動します。ボタンを押すとブラウザのタブが開き、アクティベートされた状態でスタジオにアクセスできます。

2
パーティクルシステムの設計

ブラウザ上でパラメータを調整し、システムの動きを確認します。設定が完了したら「Export」をクリックし、フレーム数、FPS、パーティクルの上限数(Particle Cap)を設定して「Download ZIP」を実行します。ベイクには数秒から数分かかります。

3
Blenderへのインポートと構築

Blenderに戻り、Fluxパネルから「Import ZIP」をクリックしてダウンロードしたファイルを選択します。プラグインが自動的にGeometry Nodesとシェーダーをセットアップし、レンダリング準備が整った状態でビューポートに表示されます。
※Geometry Nodeエディター内で「Instance Object」を差し替えることで、任意のカスタムメッシュをパーティクルとして使用することも可能です。また、同じシーンに複数のエフェクトをインポートし、ドロップダウンから個別に管理することもできます。

Superhive等で購入した場合の手順とご注意

ご購入後、Fluxのヘッダーにある「Claim License」ボタンをクリックし、購入時の正確な「注文ID」「購入日」、およびキーを受け取りたい「メールアドレス」を入力して送信すると、ライセンスキーが即座にメールで届きます。なお、システムの都合上、購入履歴が反映されるまでに最大5分程度かかる場合があります。

チュートリアル

Blender Add-on Tutorial

Flux Particle Studio 活用ガイド

チャプターを選択すると解説が表示されます。
Video Chapters

価格とシステム要件

Flux Particle Studioは、Windows, macOS, Linuxで動作するBlender 4.5 以降、モダンブラウザ(Google Chrome推奨)で利用可能です。

※ツールがブラウザ上で動作するため、オフライン環境では使用できません。

ライセンスは、一度の購入で継続して使用できる買い切り型のライセンス(1台のマシン用)で価格は29ドルです。

購入前にブラウザで無料トライアルが可能

Flux Particle Studioのシミュレーター機能は無料で公開されており、購入前にすべての機能をブラウザ上で試すことができます。アカウント作成やソフトウェアのダウンロードといった手間をかけずに、実際にパーティクルシステムを構築し、挙動や使用感を確認できます。
※作成したエフェクトをBlenderへエクスポートする連携機能は、製品版を購入した方のみ利用できる有料機能となっています。

Flux Studioをブラウザで開く(外部サイト)

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