Substance 3D Sampler 6.0 がリリース!OpenPBR対応やマテリアル作成の効率化など

CGソフト

2026年4月16日(現地時間)- Adobeより「Substance 3D Sampler Version 6.0」がリリースされました。

主な新機能

今回のアップデートでは、業界の新たな標準となるOpenPBRへの対応をはじめ、高度なマテリアルを素早く作成できるプリセット機能、柔軟なオーサリングを可能にするプロパティパネルの再設計など、デジタルツインマテリアル作成の基盤を強化する多数の機能が実装されています。

OpenPBRへの対応

Sampler 6.0は、AdobeとAutodeskが主導して作成された業界の統一マテリアルモデルであるOpenPBRが新たに採用されました。

これにより、幅広い 3D エコシステムでそのまま扱える、互換性の高いマテリアルを構築できるようになります。ひとつの標準化されたモデルに統一することで、ツール間の互換性に悩まされることがなくなり、推測に頼らないスムーズなワークフローを実現できます。

マテリアル作成プリセットの強化

より豊かで複雑なマテリアルを瞬時に作成するための機能が強化されました。新規マテリアル作成時に事前定義されたテンプレート(Predefined templates)を選択できるようになり、OpenPBRおよびASMの両マテリアルモデルで利用可能です。

テンプレートを選択するだけで、最適なマテリアルモデル、必要なチャンネル、デフォルトパラメータが自動的に設定されるため、技術的な手間を大幅に削減できます。

新規マテリアル作成ダイアログ。用途に合わせたテンプレートを選ぶだけで初期設定が完了します。

新しいレイヤースタック

再設計されたプロパティパネルとレイヤースタックにより、選択したレイヤーに対する直感的で詳細なコントロールが可能になりました。

独立したプロパティアイコン

 1つのレイヤーに対して「マテリアルのプロパティ」と「ブレンドのプロパティ」など、複数の設定が独立したアイコンとしてレイヤースタック上に表示され、それぞれ個別にパラメータを調整できるようになりました。

「Applied to(適用先)」の個別制御

プロパティパネル内に新設された「Applied to」セクションにより、現在のレイヤーやフィルターが影響を与えるチャンネルを、余分なステップなしに正確に指定・除外できるようになりました。

影響チャンネルの可視化

特定の単一チャンネル(明るさや彩度など)にのみ影響を与えるフィルターの場合、レイヤー名のすぐ横に対象となるチャンネル名が表示されるようになり、一目で効果範囲を把握できます。

HP Z Captis連携の強化

SamplerからHP Z Captisデバイスを利用したマテリアルキャプチャ機能が大幅に強化され、デバイスの起動からスキャン完了までのワークフローがよりスムーズになりました。

主な強化点は以下の通りです。

ワンクリックスキャン(Autoモード)

プレビューに「Auto」と「Manual」の 2 つのモードが追加されました。Auto モードでは、デフォルト名の設定、バックライトを使った関心領域(ROI)の自動検出、ROI 全体へのオートフォーカス、マテリアルに適した光量の調整まで、必要な設定をすべて自動で行います。

さらに、過去のキャプチャ設定(解像度や出力項目)も自動的に引き継がれるため、ワンクリックでスキャンを始められます。

オフライン処理の継続

キャプチャ中に HP Z Captis のウィンドウを閉じても、処理を中断するか、デバイス側でそのまま続行(オフライン処理)するかを選べるようになりました。後から Sampler に再接続して次のステップへ進めるため、PC 上での作業を妨げることなくキャプチャを進められます。

接続と管理の簡略化

左側バーのアイコンから専用ウィンドウを開き、「デバイス内コンテンツの参照」「スキャンの開始」「シャットダウン」の3つの基本操作へ直感的にアクセスできます。

ユーザーエクスペリエンスの改善

Sampler 6.0 では、高品質なデジタルツイン向けマテリアルを効率よく作成できるよう、ユーザーエクスペリエンス全体が見直されています。作業中のストレスを減らし、時間を節約し、クリエイティブな部分に集中できるような改善が行われています。

具体的には、UI や操作性の改善によって、マテリアル制作のワークフローがこれまで以上に快適になりました。

  • 作成の迅速化: クイックスタートからのマテリアル作成サポートや、マテリアル作成ダイアログへのテンプレート選択機能の統合。
  • 検索性の向上: クイックアクセサーへのファジー検索(あいまい検索)実装、チャンネルリスト編集機能への検索追加。
  • アシスト機能の充実: 画像インポート後の用途追加の自動提案、追加用途が必要な際のユーザー通知。
  • 操作手間の削減: 既存の番号をインクリメント(加算)した新しいマテリアル名の自動提案、用途ピッカーや塗りつぶし(Fill)機能の使い勝手向上。
  • インターフェースの洗練: 「Get content」パネルの刷新、フローティングアクションバーのスタイル一新。

その他すべてのアップデート内容はこちら

チュートリアル

Adobe Substance 3D Tutorial

Sampler 6.0: OpenPBRとクイックスタート完全ガイド

チャプターを選択すると解説が表示されます。
Video Chapters

価格とシステム要件

Substance 3D Sampler は、Windows 10 64ビットバージョン22H2以降、macOS 11 Big Sur以降、Linuxで利用できます。

より詳しいシステム要件はこちらから

Substance 3D Samplerは、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれています。

  • Adobe Substance 3Dテクスチャリングプランには、Painter、Designer、Samplerアプリと、豊富な3Dアセット、100GBのクラウドストレージ、25 – 毎月の生成クレジットが含まれています。 
  • Adobe Substance 3D Collectionプランには、Painter、Designer、Sampler、Stager、Modelerアプリと、豊富な3Dアセット、100GBのクラウドストレージ、25 – 毎月の生成クレジットが含まれています。 
  • グループ版Adobe Substance 3D Collectionプランには、5つのアプリ、豊富な3Dアセット、1TBのストレージ、とライセンス管理や高度なサポートが含まれています。

価格は次のようになっています。

Adobe Substance 3D
テクスチャリング
月々プラン月々払い3,380 円
年間プラン(一括払い)33,880 円
Adobe Substance 3D
Collection
月々プラン月々払い8,180円
年間プラン(一括払い)81,880円
グループ版
Adobe Substance 3D
Collection
月々プラン月々払い16,280 円
年間プラン(一括払い)195,360 円

学生・教員向けライセンス

Substance 3Dは、大学・高等教育機関向けCreative Cloudコンプリートプラン(小中高校は対象外)に含まれており、追加料金なしで利用できます。高等教育機関向けプランにアセットは含まれていません。

また、Substance 3D Collection アプリは、高等教育機関の学生と教師が無料で利用できます。(非営利、教育目的での使用のみ)


Substance 3D Sampler ウェブサイトへ

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました