Maya 2026.2 がリリース!MotionMakerの強化、LookdevX のノードプレビューなど

CGソフト

Autodesk は、3Dアニメーションソフトウェア の最新アップデートMaya 2026.2 をリリースしました。

新機能ハイライト

このアップデートでは、2026.1で追加された新しいアニメーションツール「MotionMaker」の強化を始め、アニメーション、ルックデベロップメント、レンダリングなど、多岐にわたる機能強化とワークフローの改善が行われています。

MotionMaker の強化

MotionMakerには、エディタ機能、パフォーマンスの最適化、ワークフローのカスタマイズなど、包括的な改善が行われ、効率性、応答性、使いやすさが向上しました。

エディタとUIの改善

  • エディタ位置の持続性:MotionMakerエディタの位置がワークスペースに保存されるようになり、セッションを再開しても好みのレイアウトが維持されるようになりました。
  • カスタマイズ可能な行の色:Mayaのプリファレンスウィンドウから行の色を編集できるようになり、視認性を向上させ、ワークフローに合わせたインターフェースのカスタマイズが可能になりました。

パフォーマンスの最適化

  • キャラクタ参照:デフォルトでキャラクタリグが参照読み込みとなりました。この最適化により、完全な機能を維持しながら、標準キャラクタを含むシーンのファイル サイズを削減できます。特定のワークフロー要件でキャラクタが要求されている場合は、キャラクタを参照せず、必要に応じて読み込むこともできます。
  • 軽量化されたキャラクタメッシュ:二足歩行および犬科のメッシュが軽量化され、アニメーション再生時のパフォーマンスが向上しました。キャラクタ ノードで低い LOD (Level of Detail)オプションを選択すると、視覚的に高い忠実度が必要ない場合に、再生速度をさらに上げることができます。
  • 機械学習(ML)モデルの強化: MLモデルが改善され、特にオオカミのキャラクタが座る・横になるといった低速アクションの精度と応答性が向上しています。

ワークフローの柔軟性向上

  • カスタマイズ可能なショートカット:ホットキーマネージャからMotionMakerのショートカットを編集できるようになり、既存のホットキー設定とシームレスに統合できるようになりました。

LookdevX の強化

ノードプレビュー

MaterialXノードにスウォッチが追加され、ノードの結果をリアルタイムで即座に確認できるようになりました。これにより、シェーダを再コンパイルすることなく、視覚的なフィードバックを得ながら迅速な意思決定が可能になります。

その他

  • MaterialXドキュメントのロード:MaterialXドキュメント(.mtlx)をシーンに直接ロードし、ディスク上のファイルとリンクを維持したまま編集・保存できるようになりました。MaterialX ドキュメントの保存時の動作をコントロールする新しいプリファレンスも追加されています。また、アウトライナには未保存の変更を警告するアイコンも表示されます。
  • APIとカラー管理の改善:APIが拡張され、コンパウンドの作成や名前変更が可能になったほか、Mayaのデフォルトのカラー管理設定にMaterialXカラースペースが追加されました。

新機能、改善点、バグ修正の完全なリストについては、「LookdevX for Maya 1.9.0 リリース ノート」を参照してください。

USD for Maya の更新

USD for Maya 0.33では、プロダクションパイプラインの柔軟性を高めるデュアルバージョンサポートと、アニメーションワークフローの強化が行われました。

デュアルUSDバージョンのサポート

USD for Maya 0.33 に、Maya 2026.2 の USD 24.11 インストールと USD 25.05 インストールの両方が含まれるようになりました。

デフォルトでは 24.11 が使用されますが、起動パラメータ「-usdVersion 0.25.5」を使用して 25.05 に切り替えることができます。

新しい読み込みと書き出しのサポート

  • ライトのプロパティをアニメーション カーブとしてエクスポートできるようになりました。
  • カメラとライトのプロパティをアニメーション カーブとしてインポートできるようになりました。
  • トランスフォーム アニメーション カーブのエクスポートとインポートができるようになりました。

その他の改善点とバグ修正については、 USD for Maya 0.33.0 リリース ノートを参照してください 。

Arnold for Maya 5.5.3

Maya 2026.2 に含まれるArnold for Maya 5.5.3 には、パフォーマンスの大幅な向上、トゥーン シェーディングの最初の GPU サポート、新しい HTML ベースのレンダリング統計情報レポート、および多数のバグ修正が含まれています。

aiVolume ノードでの OpenVDB ポイントのサポート

ポイント データを含む VDB ファイルをロードし、Arnold ポイント プリミティブとしてレンダリングできるようになりました

テクスチャへのレンダリング(Render To Texture)で USD ステージ選択をサポート

グローバルライトサンプリングを使用したフォトメトリック(IES)ライトおよびメッシュライトのレンダリング品質が向上しました。レンダー設定やレンダー時間は従来と同じままで、より高品質な結果が得られます。

また、Maya USDステージ内のノードに対して「Render To Texture」機能が使用可能になりました。ユーザーインターフェースも改善され、より直感的に操作できるようになっています

以上はプラグイン側の新機能となります。コアの新機能は以下の記事をご覧ください。

新しい学習コンテンツとガイダンス

ユーザーのスキルアップをサポートするため、新しいチュートリアルとガイダンスが追加されました。

Bifrostリギングのチュートリアル

MayaのリギングエキスパートMatthew Tucker氏による、Bifrostのモジュール式リギングフレームワークに関する新しいチュートリアルシリーズが公開されました。

Bifrost Rigging in Maya – Part 1: Introduction and Framework

コンテキストでアニメート(Animate in Context)の更新

ショットベースのプロダクションで役立つカットスライダ機能に関する新しいビデオチュートリアルに加え、初めて機能を開く際に利用要件を確認できる「カットスライダを探索」ボタンが新設されました。また、エラーメッセージも改善され、問題の原因が具体的に表示されるようになり、トラブルシューティングが容易になっています。

Working in a shot-based production? See how to share cuts from Flow to animate in context in Maya!

その他の主な新機能

  • Bifrost (2.14.1.0):Mayaのインストールにおいて オプションではなくなり、標準搭載 となりました。さらに使用するMayaのバージョンに応じて、最新のUSDバージョン(v24.11またはv25.05.01)を利用可能になりました。このバージョンに含まれる機能とバグ修正の完全なリストについては、「Bifrost リリース ノート」を参照してください。
  • カラー管理:MaterialX をサポートするために、入力カラー スペースとエイリアスが Maya の既定の OpenColorIO 設定ファイルに追加されました。これらは、指定した入力スペースの テクスチャ(Texture)サブメニューにあります。
    • 既定ロールで使用されるカラー スペースは、sRGB ではなく sRGB Encoded Rec.709 (sRGB) になりました。sRGB Encoded Rec.709 (sRGB) のイメージ状態はシーン参照され、sRGB は表示参照されるため、これは一般にテクスチャに適しています。
    • シーンリニア AdobeRGB スペースは、リニア(Linear)サブメニューで使用できます。
    • ACES2065-1 はレンダリング スペースとして使用できなくなりました。色域が非常に広いため、一般にレンダリングには適していません。これにより、表示デバイスの色域外のカラーが簡単に生成され、カラー値が不正確になるため、直感的に操作できません。

より詳細な技術情報や修正点の完全なリストについては、公式の「Maya 2026.2 Update リリースノート」をご確認ください。

価格とシステム要件

Maya 2026 は、Windows 11, 10(1809以降)、Linux® Red Hat® Enterprise 8.6 WS、Rocky Linux 8.6とmacOS 13.x,12.x, 11.xで利用することができます。

より詳しいシステム要件はこちらから

価格はサブスクリプション形式で、39,600円/月、315,700円/年、948,200円/3年です。

43,450円/100トークン~の従量課金制のFlexオプションも利用可能です(24 時間ごとに 6 トークン消費)。

価格は投稿時点の価格です。最新価格は公式ページでご確認ください。

またMayaは、AutodeskのMedia & Entertainment Collectionの一部としても利用可能です。

さらに、年間総収入が 1,500 万円未満である方はIndieライセンスを購入することが可能です。価格は51,700円/年。


Maya ウェブサイトへ

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました