Illustrator 30.5 がリリース!スケッチからのベクター生成やテキスト翻訳が可能に!

CGソフト

更新情報:Adobe Illustrator 2026年7月(バージョン 30.7)の情報を追加

2026年6月1日 – Adobe より、Adobe Illustrator 2026年5月(バージョン 30.5)がリリースされました。

主な新機能

このリリースでは、手描きのスケッチや画像から直接ベクターアートを生成できる「コンセプトからベクター生成」をはじめ、テキストの書き換えや翻訳、プロンプトを使った生成アートワークの編集機能など、生成AIを活用した強力なツールが多数搭載されました。

また、オブジェクトのワンクリック整列やプロジェクトファイルのシームレスな管理など、日々のデザイン作業をより快適にする機能強化も行われています。

新機能の詳細

コンセプトからベクター生成

手書きスケッチや画像からベクターアートを生成することができる「コンセプトからベクター生成」機能が搭載されました。

この機能を使えば、手描きのキャラクターラフ、ロゴの方向性メモ、アイコンの構図案、参考写真やイメージ素材などの素材と、プロンプトを組み合わせてベクターアートを生成できます。

単なる画像変換ではなく、「もっとポップに」「フラットデザイン風に」「ミニマルなアイコン調に」といった方向性も反映できるため、アイデア探索や初期検討の段階でも活用できます。

主な特徴

サンプルプリセット

UIにはサンプルプリセットが用意されており、ラインアート、描画、幾何学、テクスチャといったスタイルが選択可能。ゼロからプロンプトを考えなくても、方向性を試しながら生成できます。

詳細なコントロール

「参照画像を適用」スライダーにより、元画像への反映度合いを調整可能です。

ラフの形状をできるだけ活かしたいのか。参考にしながら、より自由な表現へ展開したいのか。制作意図に応じて、生成結果を細かくコントロールできます。

ラスター画像生成

さらに、出力形式も用途に応じて選択できます。Illustratorならではの編集可能なベクターアートはもちろん、必要に応じてラスター画像を生成することも可能です。

現在利用可能なモデル

生成に使用するAIモデルは、複数のパートナーモデルから選択することができます。求める表現やワークフローに応じて、モデルごとの特徴を活かした使い分けもできます。

現時点で、コンテキストタスクバーでは、GPT Image、GPT Image 1.5、Gemini 2.5(Nano Banana)、Gemini 3(Nano Banana Pro)、Gemini 3.1(Nano Banana 2)を選択するか、パートナーモデルドロップダウンメニューから FLUX 2 Pro を選択できます。

画像トレースとの違い

Illustratorには以前から「画像トレース」があります。画像トレースは、既存画像の形状や色を解析し、ベクター化する機能です。
一方、「コンセプトからベクター生成」は、画像やラフスケッチを参考にしながら、プロンプトや生成AIを活用してベクター表現を生成します。それぞれ、得意とする使い方が異なります。

  • 画像トレース: 元画像の特徴を活かしながらベクター化したい場合
  • コンセプトからベクター生成: ラフや参考画像を起点に、方向性を探りながら表現を検討したい場合

制作内容や目的に応じて選択することで、Illustratorの制作フローはさらに柔軟になります。

公式からサンプルファイルが公開されています。すぐにこの機能を試してみたい方はこちらからダウンロードできます。

テキストの生成、書き直し、校正、翻訳

Illustrator の新しい「書き直し」機能を使用して、テキストの生成と調整ができるようになりました。

マーケティングコピー用のテキストバリエーションの作成、選択したテキストの言い換え、文法とスペルのコンテンツ校正、対応言語へのコンテンツ翻訳、またはテキストボックスやレイアウトに合わせたテキストサイズ変更を行えます。

注意

書き直しワークフローでは生成クレジットは使用されませんが、「テキストに合わせる」を使用した場合は、1 回の生成ごとに 1 クレジットを使用します。

Illustrator での招待テキストに対する「書き直し」の適用前と適用後の例。
元のスタイルと書式を保持しながら、選択したテキストを別の言語に翻訳できます。

ヒント

より正確なテキストバリエーションとレイアウトに適した結果を生成するには、短く具体的なプロンプトを使用してください。

アプリケーションバーから生成クレジットを確認

カンバスから離れることなく、サポートされている生成 AI 機能に使用できる生成クレジットとクレジットの使用状況を確認できるようになりました。

単一のアクションでオブジェクトを整列

ウィンドウ/整列を選択して、選択したオブジェクトを指定した軸に沿って整列または分布させる整列パネルには新しいオプションが追加され、ワンクリックでオブジェクトを水平および垂直に整列できるようになりました。

バージョン 30.6では、キーボードショートカットを割り当て、配置と間隔の調整をアクションとして記録し、適用する前に間隔の変更をプレビューできるようになりました。

  • 整列と分布コマンドにカスタムキーボードショートカットを割り当てることができます。編集/キーボードショートカットを選択し、メニューコマンドを選択してから、オブジェクト/整列またはオブジェクト/分布を展開してショートカットを設定します。
  • また、これらのコマンドをアクションとして記録して、アートワーク全体で再実行することもできます。ウィンドウ/アクションの順に選択してアクションパネルを開きます。 記録を開始し、整列または分布コマンドを適用してから、記録を停止してステップとして保存します。

ホーム画面からプロジェクトファイルを管理

単一または一括の操作を使用して、ホーム画面から直接、Illustrator でファイルをアップロードおよびダウンロードできるようになりました。

プロジェクト内でアセットを整理するためにファイルをアップロードしたり、オフラインアクセスや共有のために個別ファイル、フォルダー、または複数のアイテムを一緒にダウンロードしたりできます。

プロンプトで生成アートワークを編集

「プロンプトで編集」を使用して、生成されたアートワークの要素を追加、削除、再配色、または置換できるようになりました。

プロンプトで編集は、ベクターを生成またはターンテーブルで作成したアートワークを調整することが可能です。プロンプトを入力して要素の追加、削除、再配色、置き換え、調整を行いながら、アートワークの新しいバリエーションを作成できます。

注意:プロンプトで編集は現在、ベクターを生成またはターンテーブルを使用して生成されたアートワークでのみ利用できます。

新しいブレンドパネル

V30.7では、専用のブレンドパネルからブレンドを作成および編集できるようになりました。

新しいブレンドパネルを使用すると、カンバス上で変更をライブプレビューしながら、間隔、イージング、色の進行、ブレンド軸設定を調整します。 たとえば、等間隔に配置されたステッカーのシリーズを作成したり、色を別の色にブレンドしたり、パスに沿って繰り返されるアートワークを生成したりできます。

ブレンドを選択するか、ブレンドする 2 つ以上のオブジェクトを選択すると、パネルコントロールが使用可能になります。対象となる項目が選択されていない場合、コントロールは無効化されます。

主な特徴

専用パネルでの作成と編集

  • パネル上から直接ブレンドの「作成」「展開」「解除」が可能です。
  • 「ブレンド軸を反転」や「ブレンド軸を置き換え」といった操作にも対応しています。
  • パネルで設定を変更すると、カンバス上でリアルタイム(ライブプレビュー)に反映を確認できます。

イーズイン・イーズアウト制御(ステップ分散)

  • イーズイン・イーズアウトのプリセットと「強度スライダー」を組み合わせて使用できます。
  • ブレンドの開始、中央、終了のいずれかに向けてオブジェクトの配置を密集させ、ステップの間隔を柔軟に調整できます。

カラー遷移の独立調整

  • オブジェクトの間隔とは独立して、色の変化速度を調整できるようになりました。
  • これにより、より滑らかで自然なグラデーション・カラー遷移を表現できます。

その他のアップデートと修正された問題

バージョン 30.5 (2026年5月) 

その他の機能アップデート

  • Illustrator パネルのフィールド上でスクロール中に数値が誤って変更されることを防止します。
  • アプリケーションバーから直接、アドビプロファイル設定にアクセスし、アカウントを管理できます。

修正された問題

※ 各項目のリンク先は、詳細情報を掲載している UserVoice の投稿ページです。投稿内容は英語の場合がありますが、UserVoice は日本語にも対応している製品へのフィードバックサイトです。

生成 AI 機能に関する注意事項

「コンセプトからベクター生成」、「書き直し」、「プロンプトで編集」などのサポートされている生成 AI 機能、および「生成クレジット」の確認機能は、中国本土では利用できません。

バージョン 30.6 (2026年6月) 

その他の機能アップデート

  • 同じリンクされた画像がドキュメント内に複数回表示される場合、 任意のインスタンスを再リンクすると、同じリンク元ファイルを参照するすべての一致するインスタンスが自動的に更新されるようになりました。

修正された問題

バージョン 30.7 (2026年7月) 

その他の機能のアップデート

  • 新しい「Firefly で生成」オプションを使用して、新規ドキュメントダイアログから直接 Firefly でアートワークを生成します。 ホーム画面または Illustrator のワークスペース内からアクセスできます(中国本土では利用できません)。
  • ホーム画面から直接 Firefly を確認し、ベクターの生成、画像の作成や編集、Firefly ボードを使ったアイデアのブレインストーミングを行います。 専用のタブを使用してベクターを生成、プロンプトで編集、ボードでアイデア創出にアクセスします(中国本土では利用できません)。

ユーザーから報告された問題の修正

UI ダイアログとパネル

その他すべてのアップデート内容はこちらから

価格とシステム要件

デスクトップ版Illustrator のシステム要件はこちらから確認できます。

デスクトップ版Illustrator は、Creative Cloud Standard /Proプランまたは単体プランとして購入することができます。

価格は以下のようになっています。

単体プラン
3,280 円/月 年間プラン(月々払い)
  • 月々プラン4,980 円/月
  • 年間一括払い34,680 円/年
Creative Cloud Standard
6,480 円/月 年間プラン(月々払い)
  • 月々プラン10,280 円/月
  • 年間一括払い72,336 円/年
Creative Cloud Pro
9,080 円/月 年間プラン(月々払い)
  • 月々プラン14,480 円/月
  • 年間一括払い102,960 円/年

※Illustrator on the Web (ベータ版) は、Illustrator サブスクリプションの一部として利用可能です。


Adobe Illustrator ページへ

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました