Reallusionが2026年のビジョンを発表!RTX レンダリング、高度なトラッキング、AI Studioなどなど

CGソフト

2026年4月8日(現地時間)- Reallusion は、AIを活用した3D制作の新たな方向性を示す2026年に向けた技術ロードマップを発表しました。

今回の発表には、RTX レンダリングの導入、Headshot 3 による顔生成精度の向上、AccuFace 2 の高度なトラッキング、複数モデルを扱う CC Wrapping Tools、Joint Corrective Morphs(JCM)などが含まれており、生成 AI を制作の各段階に取り入れながら、従来の 3D ワークフローも強化しています。

2026 What to Expect from Reallusion – Unleash the Future of 3D with AI!

発表内容の詳細は以下の通りです。

プロフェッショナル向け3Dワークフローの強化

RTX Render – シネマティックなパストレース・レンダリング

多くのユーザーから要望が寄せられていた RTX Render が、無料アップデートとして提供されます。NVIDIA と共同開発されたこの機能は、高度な RTX 技術を活用し、シネマティックなパストレーシング品質のレンダリングを、ほぼリアルタイムに近い速度で実現します。

RTX GPU と DLSS を組み合わせることで、パフォーマンスを維持しながら透明感のある描写や高い解像度を確保できます。特にデジタルヒューマン向けに最適化されており、髪の毛や肌の質感、サブサーフェススキャタリング(表面下散乱)などを細かく制御し、キャラクター表現のリアリティを高めることが可能です。

また、時間帯に応じたライティングの変化、雲の密度調整、大気の動きのシミュレーションなど、背景や照明効果を自然に構築できるよう設計されているので、建築や製品ビジュアライゼーションでも活用の幅が広がります。

Headshot 3 – 精度の高いデジタルダブルの生成

写真から 3D ヘッドモデルを生成するツールが 「Headshot 」がバージョン 3 にアップデートされます。

画像から 3D へ再構築するために専用トレーニングされた独自の AI モデルにより、顔のランドマーク、深度情報、細かな解剖学的特徴の認識精度が向上しました。これにより、より正確なトポロジとプロポーションを持ち、個人の特徴を忠実に反映した頭部メッシュを生成できます。

精度をさらに高めるための新機能として、テキストプロンプトからの4K AI画像生成、ベジェ曲線による頭部や横顔の輪郭の微調整機能、レンズの歪み補正機能などが追加されています。

また、テクスチャ上の影や傷を取り除くマスクブラシツールも利用でき、全身が写った画像から寸法を推定して身体のプロポーションを合わせる機能も備わっています。これにより、実在人物の CG 化(デジタルダブル)の再現性が大きく向上しています。

リリースを記念し、正式リリース前にHeadshot 2を購入したユーザーに対し、Headshot 3が無償で提供されるプレローンチオファーも実施されています。

詳細は以下の記事をご覧ください。

AccuFACE 2 – 高精度なリップシンクとフェイストラッキング

Character Creator 5 (CC5) の新しいHDフェイシャルプロファイルに対応する形で、フェイシャルキャプチャ機能「AccuFACE 2」が提供されます。

CC5 キャラクター向けに最適化された新しいトラッキングシステムを採用しており、応答性や精度が向上しています。微細なリップシンク(唇の動き)や表情の変化もしっかり捉えられるため、より自然な発話アニメーションを生成できます。

また、ライブの Web カメラ入力と動画ファイルのどちらにも対応しており、ビデオベースのモーションキャプチャと組み合わせることで、Reallusion のツール内で高品質なフルボディアニメーションまで一貫して制作できます。

Character Mesh Wrapping (CC Wrap) – CCエコシステムへの統合ツール

AIによって生成された3Dモデルなど、外部の静的アセットをアニメーションパイプラインに組み込むニーズに応えるため、「CC Wrap」という新機能が導入されます。

このツールを使うことで、外部の 3D モデルや衣装メッシュを Character Creator(CC)の標準トポロジへ変換し、スムーズに適合させることができます。これにより、静的なモデルを CC や iClone のエコシステムに取り込みやすくなり、既存のアセットライブラリの活用や、表情・身体アニメーションの適用がより行いやすくなります。

さらに、画像をもとに 3D 衣装を生成し、自動でスキンウェイトを設定する機能も備わっており、キャラクターセットアップの手間を大きく減らすことができます。

Joint Corrective Morphs (JCM) – 解剖学的に正確な筋肉の変形

アニメーション品質を高める機能として、Joint Corrective Morphs(JCM) が無料アップデートで追加されます。この仕組みは、さまざまなポーズに対応しながら、キャラクターの身体形状をできるだけ正確に保つことを目的としています。

ジョイント(関節)ベースの変形システムにより、極端なポーズで起こりやすい不自然な形状を補正しつつ、解剖学に基づいた筋肉の動きや皮膚の変形も再現します。これにより、複雑な動作中でも身体の整合性を保ち、より自然なアニメーションを作りやすくなります。

生成AIによるクリエイティビティの拡張

AI Studio – 3DプレビズからAIレンダリングへの移行

iCloneおよびCCユーザー向けの新たなワークフローとして、3Dのプレビズ(事前シミュレーション)プロジェクトをAIによって写真や映像のように写実的な出力へと瞬時に変換する「AI Studio」が発表されました。

フォトリアルな質感だけでなく、ユーザーの意図に合わせたスタイライズドなレンダリングにも対応しています。

AI Studio の機能のひとつである AI Actor Creator を利用することで、カットをまたいでもキャラクターの外観を一貫して保ちながら、自然な対話やパフォーマンスを生成できます。

AI Actor Creator のインターフェースでは、iClone のモーションデータや参照映像をガイドとして使用し、キャラクター同士の正確な相互作用やカメラ制御を実現します。

これらの処理は Reallusion の AI Cloud サービス上で実行されるため、ユーザー側で高負荷な専用ハードウェアを用意する必要がなく、効率的な制作パイプラインを構築できます。

アニメーション制作の自由度の向上

iClone 9 – あらゆるモデルへのリグ付けとアニメーション

次期バージョンの「iClone 9」では、人型のキャラクターに限定されず、あらゆる3Dモデルに対してスケルトン(骨格)構造を追加できるようになります。

骨格の階層構造が一致していれば、キャラクター間でモーションをリターゲット(流用)することができ、カスタムコントロールリグを使った細かなアニメーション調整も行いやすくなります。スクワッシュ&ストレッチ(潰れと伸び)や、スプリングダイナミクスによる揺れものの追加も、より手軽に扱えるようになります。

さらに、コリジョン(衝突)を考慮したシミュレーション機能も搭載され、アニメーション制作のさまざまな段階で、より安定したコントロールが可能になります。

最新機能の導入について

Reallusion は、CG と AI が大きく変化していく中でも、ユーザーが安定して制作を進められるよう、最新のツールを継続的に提供していく方針です。

今回発表された新機能は、まずサブスクリプションプランを利用しているユーザーに向けて、追加費用なしのアップデートとして順次提供されます。また、正式リリース後には、永久ライセンス(買い切り)版としての提供も予定されているとのことです。


Reallusion Announces 2026 Vision: Redefining 3D Production through the Power of Hybrid AI

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