2025年9月22日(現地時間) – BiteTheBytes は、地形生成ソフトウェア「World Creator」のメジャーアップデート、バージョン2025.1 をリリースしました。
新機能ハイライト
このアップデートには、バイオーム内でのリアルタイムシミュレーション、全く新しいバイオームシステム、プロシージャルおよび手動でのアセット配置など、多くの新機能が追加されています。
新バイオームシステム
従来のバイオームシステムは、全く新しく、より強力なバージョンに完全に置き換えられました。新しいバイオームシステムは、より柔軟性が増し以下のような機能を備えています。
- カスタム分布:バイオームにプロシージャルな分布ルールを割り当て、地形全体にインテリジェントに配置させることができます。
- 複数のバイオームレイヤー:バイオームレイヤーを手動で景観に直接ペイントすることで、完全な芸術的コントロールが可能です。
- オブジェクトサポート:バイオームに3Dオブジェクトを含めることが可能になり、テクスチャや色をはるかに超えた生態系を構築できます。
- バイオームシミュレーション:各バイオームが、砂、水、雪、瓦礫、さらには溶岩といった独自のシミュレーションを実行できるようになりました。これらのシミュレーション自体もプロシージャルに分布させることができ、最大限のリアリズムを追求できます。
World Creatorは、あらゆるケースでブレンディングを自動的に処理し、バイオーム間の滑らかで自然な移行を実現します。バージョン2025.1では、完全なプロシージャル生成と手作業での景観制作に関わらず、多様で豊かな環境の作成がこれまでになく簡単になりました。

オブジェクトのインポートとスキャッタリング
「World Creator 2」で可能だった、植生、岩、家といった独自の3Dモデルをインポートし、配置、スキャッタリング(散布)する機能が復活しました。バージョン2025.1では、この機能は前バージョンをはるかに超える進化を遂げています。
- バイオーム統合: カスタムモデルをバイオームに直接インポートし、World Creatorが提供する強力なツールを使用してプロシージャルに分布させることが可能です。これにより、非常に簡単、高速、かつリアルな結果が得られます。
- シーン配置: モデルをシーンノードにインポートし、好きな場所に手動で配置できます。ブラシを使えば、大量のアセットを手作業で散布することも可能です。
各オブジェクトには、サイズ、マテリアル、高さ、距離、ディスプレイスメント、地形ブレンディング、マテリアルごとのグラデーション、発光特性など、広範なカスタマイズオプションが用意されています。これにより、配置されたオブジェクトが同じように見えることはなく、多様なバリエーションが生まれます。必要に応じてオブジェクト同士の重なりを防いだり、逆に重ねて全く新しい構造物を作成したりすることも可能です。
このシステムは極限のパフォーマンスを目指して構築されており、数百万ものオブジェクトをリアルタイムでスキャッタリングすることが可能とのことです。
作成したすべてのアセットは、Unity、Unreal、Blender、その他のアプリケーションに1対1でエクスポートすることが可能です。

ブリッジツールのアップデート
新しいBlenderブリッジプラグインが導入され、新しいワークフローが可能になります。さらに、はじめてGTA 5 MOD制作がサポートされました。
- Blenderとの直接統合: World Creatorのシーン全体をBlenderに直接エクスポートし、Octane、Cycles、Eeveeなどのプロフェッショナルなレンダリングエンジンですぐに使用できます。
- GTA 5 MOD制作サポート (FiveM): Blenderブリッジを介してCodewalkerを使用することで、World CreatorでカスタムGTA 5マップを構築し、直接ゲームの世界に持ち込むことが史上初めて可能になりました。つまり、誰でもWorld Creatorで独自のGTA 5カスタムマップをデザインし、コミュニティとすぐに共有することができます。GTA 5以外にも、Roblox、Fortnite、Red Dead Redemption 2などのゲームとの連携が計画されており、今後はGTA 6、Chronicals: Medieval、Battlefieldなどのタイトルにも対応する予定です。
See how easy it is to port your World Creator terrain to Blender with just one click (uncut and no time lapse). 😍@worldcreator3d @Blender @BlenderHub7 @BlenderStudio_ @estoesblender
— WorldCreator (@worldcreator3d) January 30, 2025
WEBSITE: https://t.co/mr13OL3sbo
DISCORD: https://t.co/rpWYkteY9Z pic.twitter.com/xilgRwHqtT
Unity、Unreal、Cinema 4D、Houdini用のブリッジは現在アップデート作業中で、今後数日から2週間以内に利用可能になる予定です。
新マテリアルシステム
完全に再設計されたマテリアルシステムにより、柔軟性、リアリズム、使いやすさが向上し、マテリアルの構築、インポート、ブレンドがより高速で直感的になりました。
- 統合マテリアルワークフロー:複数のマテリアルを作成する必要なく、シンプルな色、テクスチャ、Adobe Substance マテリアル、衛星マップ(グラデーション)をシームレスにブレンドできるようになりました。
- ZIPインポート:独自のマテリアルをZIPアーカイブにまとめ、World Creatorに直接インポートできます。すべてのマップは自動的に検出され、正しく割り当てられます。
- 発光サポート:マテリアルが発光プロパティと発光マップをサポートするようになり、溶岩流や SF 効果などの光り輝く発光サーフェスを作成できるようになりました。
- テクスチャの強化:マテリアル内で直接テクスチャを回転および移動ができるようになり、コントロール性が向上しました。
- 高さブレンディングの改善:高さマップに基づくマテリアル間のブレンディングが改良され、より優れたリアルな結果が得られます。

付属アセットと新しいコンテンツ
すぐに始められるように高品質のアセットが含まれています。Pro、Studio、Enterpriseライセンスユーザーは、以下のアセットを利用可能です。
- 140種類のPBRマテリアルスキャン:物理的に正確で、ロイヤリティフリーのマテリアルスキャンはすぐに使用できます。外部パックを購入することなく、リアルな地形を構築するのに最適です。
- 入門用3Dアセットパック:岩や植物などの3Dモデルのスターターコレクションで、すぐにワールドに彩りを添えることができます。これはほんの始まりに過ぎません。今後、さらに多くのアセットパックが追加される予定です。
- ロイヤリティフリーで使用可能:含まれるすべてのアセットは完全にロイヤリティフリーであるため、追加料金を支払うことなくゲーム、レンダリング、ビデオで使用できます。

今後、さらに多くのパックが提供される予定です。
その他のアップデート
- レイトレーサー・デノイザー:レイ トレーサーの使用時にビューポート ノイズを大幅に削減する、非常に効率的なデノイザーが導入されました。これにより、レイ トレーシング モードでの作業がより快適で視覚的に正確になります。
- 新地形フィルター:「Cliff」「Spike removal」という2つの新フィルターが追加され、地形作成ツールキットが拡張されました。
- Spike Removal:不自然な地形のスパイクを自動的に除去し、よりクリーンでリアルな結果を実現します。
- Cliffs:鋭いエッジと垂直構造を持つドラマチックな崖の形成を生成し、風景に多様性と力強さを加えます。
- ワールドスケーラー:ワールドスケーラーは、スライダー一つで世界全体のサイズと比率を調整できるツールです。プロシージャルに構築されたワールドを、再構築することなく即座に再スケーリングできます。 オブジェクト、マテリアル、分布、地形のすべてが自動的に連動してスケーリングされます。
- シーンレイヤーノード:新しいシーン レイヤー ノードが導入され、より自由にワールドを構築およびカスタマイズできるようになりました。Unity、Blender、Unrealのように、独自のモデルをインポートして手動で配置できます。さらに、シーン内で直接カメラを作成・管理し、構図やレンダリングをより細かく制御できるようになりました。 このシステムは、将来的には複数の光源、体積雲、水レイヤー、パーティクルシステムなどをサポートする予定です。
- シンプルなビデオ制作: 開始点と終了点を設定するだけで、滑らかなカメラフライスルー用の高品質な画像シーケンスを簡単に書き出せます。
- LUTサポート: プロフェッショナルなカラーグレーディングをビューポートに直接適用し、シーンの雰囲気やトーンを即座に変更できます。
- グリッドオーバーレイの刷新: よりクリーンでモダンな外観にビジュアルを更新しました。
- シェイプレイヤーのマスク: 柔軟性を高めるため、シェイプレイヤーに独自のマスクが付属するようになりました。
- パスツールの改善: 機能が追加され、より詳細な制御が可能になりました。
- R16エクスポート対応: 特にUnreal Engineユーザーに有用な、R16形式での保存をサポートします。
- オブジェクトプリセット: オブジェクトをプリセットとして保存し、プロジェクト間で迅速に再利用できます。
- Wacomタブレットサポート向上: 互換性が向上し、ペンタブレットでのワークフローがよりスムーズになりました。
今後の計画について
2026年に向けて、以下の機能が計画されています。
- ハードウェア・レイトレーシング: GPUによって直接駆動され、リアルな次世代のライティング、反射、影を体験できます。
- カメラアニメーションとビデオキャプチャ: 外部ツールを必要とせず、World Creator内で直接、素晴らしいシネマティックなフライスルーを作成し、ビデオを録画できます。
- 統合オンラインアセットブラウザ: アプリケーション内で直接、すべてのアセットを一つの場所で素早く見つけ、プレビューし、インポートできます。
- ボリューメトリック雲レイヤー: 薄い雲から嵐の前面まで、多層的な空をデザインし、より深みと多様性のある大気を表現できます。
- ウォーターレイヤー: 浅い池から深い海まで、さまざまな種類の水を重ね合わせることで、最大限の柔軟性を実現します。
- 複数光源のサポート: 太陽以外の複数の光源(ランプ、月、カスタムライトなど)を追加し、ムードやリアリズムをより細かく制御できます。
- 半透明(トランスルーシェンシー): 葉、草、氷などの半透明な表面に最適な、リアルな半透明性をマテリアルに追加できます。
- 流体シミュレーションエンジン: 流れる川から打ち寄せる波まで、リアルな流体力学をシミュレートします。
- パーティクルエンジン: 環境を真に没入感のあるものにするムードやディテールをパーティクルで設定し、ストーリーテリングを強化します。
価格とライセンスについて
ライセンスに関する重要なお知らせ
- ライフタイムライセンス(期間限定):生涯ライセンスが期間限定で提供されています。このライセンスは、一度の支払いに将来のすべてのアップグレードが含まれます。ロイヤリティユーザーは、特別に20%の割引が適用され、さらに既存のライセンスとの差額のみを支払うだけで購入することができます。これは、新しいカスタマーポータルからアクセスできます。⚠️このライセンスはリリース後4週間限定での提供となります。
- ロイヤリティ割引: メンテナンスを一度以上延長したユーザーは、生涯ライセンスが30%割引になります。新しいカスタマーポータルにログインすると、対象者には割引が表示されます。
- メンテナンス更新割引: 2025.1のリリース後、すべてのユーザーはメンテナンスを60%割引で更新できます。
- 年間・月間ライセンスについて: Indie年間およびProfessional年間ライセンスは新規購入不可となりました。ただし、特別イベント期間中に期間限定で解除される場合があります。月間ライセンスについても同様です。
- Indieライセンスの詳細: Indieライセンスではオブジェクト配置機能は利用できませんが、その代わりとして最大地形解像度を4096×4096から8192×8192に引き上げ、より詳細な景観を作成できるようになりました。
価格とシステム要件
World Creator 2025.1 は Windows 7 (64 ビット) 以降で利用できます。
通常価格は以下の通りです。
| プラン | 対象ユーザー | 永続ライセンス | 年間サブスクリプション |
|---|---|---|---|
| Indie | 趣味・学生向け (収入上限: 5万ドル/年) | 149.00ドル 1回のみ購入 | 提供なし |
| Professional | フリーランサー、趣味人、学生 (収入上限なし) | 249.00ドル 1回のみ購入 | 提供なし |
| Studio | 中小企業向け (収益上限: 100万ドル/年) | 499.00ドル 1回のみ購入 | 249.00ドル 年払い |
| Enterprise | 大企業・パブリッシャー向け (収益: 100万ドル/年以上) | 1,669.00ドル 1回のみ購入 | 1,289.88ドル 年払い |
- 永続ライセンス: 1回のみの購入で、購入後12ヶ月間のアップデートとサポートが含まれます。
- 年間サブスクリプション: 企業向けのプランで、契約期間中はフルアクセス、アップデート、サポートが継続的に提供されます。
さらにリリース後4週間限定で、以下のライフタイムライセンスが購入可能となっています。
価格は以下の通りです。
| プラン | 対象ユーザー | 価格 (1回のみ購入) |
|---|---|---|
| Indie | 趣味・学生向け (収入上限: 5万ドル/年) | 449ドル |
| Professional | フリーランサー・プロ向け (収入上限なし) | 749ドル |
| Studio | 中小企業向け (収益上限: 100万ドル/年) | 1,499ドル |
| Enterprise | 大企業・パブリッシャー向け (収益: 100万ドル/年以上) | 4,999ドル |
機能比較表を見る
| 機能 | Indie | Professional | Studio | Enterprise |
|---|---|---|---|---|
| ライセンスと利用範囲 | ||||
| 商用利用 | 限定的* | ✓ | ✓ | ✓ |
| サポート | コミュニティ | 標準 (48-72時間) | 標準 (24-48時間) | 優先サポート |
| オフラインライセンス | ✗ | ✗ | ✓ | ✓ |
| 基本機能 | ||||
| 最大解像度 | 8k x 8k | ✓ 無制限 | ✓ 無制限 | ✓ 無制限 |
| 地形サイズ | ✓ 無制限 | ✓ 無制限 | ✓ 無制限 | ✓ 無制限 |
| リアルタイム・ジェネレーター | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| 高度な機能とアクセス | ||||
| オブジェクトの散乱 | ✗ | ✓ | ✓ | ✓ |
| 2D/3Dアセットアクセス | ✗ | ✓ | ✓ | ✓ |
| World Creator 1 & 2 | ✗ | ✓ | ✓ | ✓ |
| BETAアクセス | ✗ | ✓ | ✓ | ✓ |
| ボリュームディスカウント | ✗ | ✗ | ✓ | より高い割引率 |
| その他 | ||||
| インターネット接続 | 必須 | 必須 | ✓ オフライン可 | ✓ オフライン可 |
* Indieライセンスの商用利用: World Creatorを使用して得られる年間総収入が50,000米ドルを超えない場合に限り、商用目的での利用が可能です。(この制限は2025年9月22日以降の購入に適用されます)


























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