Illustrator デスクトップ版 2025年6月アップデートがリリース!ベクターグラフィックをシームレスに拡張できる「生成拡張」が追加

CGソフト

2025年6月17日(現地時間)- Adobe は、Illustrator デスクトップ版 2025年6月アップデート(バージョン29.6)をリリースしました。

新機能ハイライト

今回のアップデートでは、AI技術「Adobe Firefly」を活用した画期的な新機能「生成拡張」が搭載されたほか、日々の作業を快適にするパフォーマンスの向上や、ユーザーからのフィードバックを反映した細やかな機能改善が多数含まれています。

生成拡張

今回のアップデートの目玉は、なんといってもAdobe Fireflyを搭載した「生成拡張」機能です。

この機能を使えば、既存のアートワークの雰囲気を保ったまま、ベクターグラフィックをシームレスに外側へと拡張できます。アイデア出しのためにアートワークだけを拡張したり、完成したアートワークとともにアートボードを拡張して、印刷やSNS向けにさまざまなレイアウトを作成したりすることが可能です。

拡張後、その部分を元のアートワークと結合してグループ化されたオブジェクトを作成し、さらに編集を続けることが可能です。また、印刷物を作成する際に必要な「裁ち落とし(塗り足し)」領域を自動で生成する用途にも活用できます。

パフォーマンスの強化

Illustrator 29.6では、以下のパフォーマンス強化が実施されました。

  • エフェクト: 「カリグラフィブラシ」と「アートブラシ」([ウィンドウ] > [ブラシ])のエフェクト描画が高速化されました。
  • 編集: 「移動」、「拡大・縮小」、「回転」、「複製」などの操作が、よりスムーズかつ高速になりました。

鉛筆ツールでのリアルタイムの描画とプレビュー

フリーハンドでの描画に欠かせない「鉛筆」ツールも、今回のアップデートで大きく進化しました。

「ライブプレビュー」機能により、ペンを走らせながらリアルタイムで線のスタイルや効果が適用された状態で表示されるため、仕上がりを常に確認しながら描画を進められます。これにより、より直感的で精密な線画作成が可能になりました。

ユーザーのフィードバックに基づいた機能強化

ユーザーからのフィードバックに基づき、2025年6月リリースのIllustratorでは以下の機能強化が行われました。

アートボード操作の繰り返し (Cmd/Ctrl + D)

アートボードの移動や複製といった操作を、ショートカットキー一つで簡単に繰り返せるようになりました。

選択アートボードへの正確なペースト

コピーしたオブジェクトを、現在選択している特定のアートボード上の前面・背面・同じ位置へ直接ペーストできるようになり、オブジェクトの配置が楽になりました。

アートボードの自由な再配置

複数のアートボードを、より正確かつスムーズに好きな場所へ並べ替えられるようになり、レイアウト管理の自由度が向上しました。

アップデート情報

2025年7月リリース (バージョン 29.7)

アートボード機能の強化

アートボードの操作が、より直感的になりました。カンバスから直接アートボードを追加・複製したり、複数のアートボード名を一括で変更したり、デザイン作業中にどのアートボードがアクティブかを簡単に見分けたりすることができます。

アートボードの追加・複製がよりスピーディーに

アートボードの端にある「+」ボタンを選択するだけで、レイアウトをすばやく拡張し、新しいアートボードを追加・複製できます。

アクティブなアートボードを簡単に見分ける

Illustratorでは、アクティブなアートボードが黒い枠線で囲まれるようになりました。これにより、作業中の場所をいつでも正確に把握できます。

複数のアートボード名を一括変更

複数のアートボード名を一括で変更できるため、特にアートボードを多用するファイルにおいて、画面やバージョン、書き出しの管理がより効率的になります。

カラーコントロールの改善

デザイン全体で、より正確かつ柔軟に色を扱えるようになりました。スマートになったグラデーション機能や、最近使用したカラーの再利用により、ワークフローを効率化しながら、色の適用と管理を簡単に行えます。

既存の塗り色からグラデーションを適用

グラデーションを適用すると、オブジェクトの現在の塗り色がグラデーションの開始点として自動的に使用されます。これにより、単色からグラデーションへの移行がスムーズになり、ボタンやアイコン、シェイプに陰影をつける際に、色を再選択する手間が省けます。

最近使用したカラーにすばやくアクセス

最近使用したカラーが、カラーパネルとスウォッチパネルに自動的に保存されるようになりました。これにより、スウォッチを作成しなくても、ドキュメントを横断して最近使った色をすばやく適用できます。

環境設定に検索機能が追加

環境設定パネルに検索バーが追加され、あらゆる設定をすばやく見つけられるようになりました。パフォーマンス、ユーザーインターフェイス、ツールなどを調整したい場合、キーワードを入力するだけで目的のオプションに直接移動できます。

よりアクセシブルになったユーザーインターフェイス

Illustratorに、以下のアクセシビリティ向上が導入されました。

  • スクリーンリーダーが、これまでアクセスできなかったホーム画面や新規ドキュメントダイアログ上の項目を読み上げ、選択できるようになりました。また、ドキュメント名、メニューバーやツールバーの項目、プロパティパネル内のプロパティとその状態や値も読み上げ可能です。
  • Tabキーで、プロパティパネルとレイヤーパネル内を移動できます。
  • Cmd + F6(macOS)またはCtrl + F6(Windows)で、プロパティパネルとレイヤーパネルを切り替えられます。
  • インターフェイスの「明るさ」を「やや暗い」に設定した際に、カラーコントラストをオンにするオプションが追加されました。

価格とシステム要件

デスクトップ版Illustrator のシステム要件はこちらから確認できます。

デスクトップ版Illustrator は、Adobe Creative Cloud コンプリートプランまたは単体プランとして購入することができます。価格は以下のようになっています。Illustrator on the Web (ベータ版) は、Illustrator サブスクリプションの一部として利用可能です。

単体プラン

  • 年間プラン(月々払い) —3,280 円/月
  • 年間プラン(一括払い) — 34,680 円/年
  • 月々プラン — 4,980 円/月

creativecloudコンプリートプラン

  • 年間プラン(月々払い) — 7,780 円/月
  • 年間プラン(一括払い) — 86,880 円/年
  • 月々プラン — 12,380円/月

価格の確認はこちらから 


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