Nodes InteractiveによるBlender用リトポロジーツール Retopo Planes の紹介です。
Retopo Planesとは
Retopo Planesは、衣服のリトポのために作成されたUVベースのBlender用リトポロジーツールです。
このツールを使用すると、UV、サブディブ、ディテールを保持して、分割をコントロールしながら四角形ベースのリトポロジーが可能となります。
最新アップデートのバージョン1.5では、手動でガイド平面を作成しなくも、すぐにリトポロジーを開始することができる平面アシスト(Plane Assist )機能が追加され、さらに使いやすくなりました。
主な特長は以下の通りです。
単純な平面を使用してリトポをガイド
Retopo Planesでは、単純な平面をガイドにしてリトポを行います。
接続されたパターンの密度は自動的に調整され、ソース衣服のUVに基づいたリトポロジーが可能です。
さらに、柔軟なGUIから常にフィードバックを得ながら、精密なスナップ機能を使用して調整することができます。
ディテールを失わずに衣服をリトポロジー
Retopo Planesは、細分化とUVによってディテールを保持し、サブディブやUV情報を損なうことなくリトポロジーを行えます。
これにより、スカルプトやテクスチャリングの準備をスムーズに進めることができます。
対称性のサポート
アップデート1.2では、対称性のサポートや厚みのサポート(実験的)などが追加されました。
マニュアル密度コントロール
エッジクリースとエッジシャープを使用して、手動で密度をコントロール可能。
平面アシスト(Plane Assist )
Plane Assist は、バージョン 1.5 に新たに追加された機能で、衣服のリトポロジー(再トポロジー)を迅速かつ効率的に行うための支援ツールです。
従来の手動プロセスを大幅に短縮し、自動化された手順でメッシュのトポロジーを最適化することができます。
Initialize Planes はリトポを即座に開始することができ、Auto Fillは、接続されたすべてのパターンに自動的にカットを作成します。
その他
- エッジベベルウェイトを使用してパターンを分割するシームを選択
- 円形パターン/穴のサポート
- UVを最初のタイルにフィット

- リトポ平面の面が四角形でない場合にデバッグ通知

- ローポリメッシュをリラックス
- 3D 衣服をフラットパターンに変換
- どんな形状のパターンにも対応、ダーツも可能
- スピードは、ソース衣服のポリ数は関係なし
更新履歴
アップデート 1.5 – Blender 4.2 以降と互換性あり
- 新機能 – Planes Assist(初期化、オートフィル、出力生成プレーンのオプションを含む)による自動プレーンおよびカット生成。
- 新機能 – Subdiv & Reproject におけるパターン分離機能により、最終的なリトポをパターンごとに分割。
- 新しい UI デバッグ – ミスマッチライン – リトポのナビゲーションを簡単に。
- 新しいデバッグマテリアルカラーモード(パターン、パーツ、リトポプレーン、なし)。
- 3DtoPatterns で「簡略化」がオンになっている場合のデバッグ表示。
- GUI スケールと 3D クロスオフセット(以前のスライドクロス)が上部に移動し、よりアクセスしやすく。
- 自動密度デバッグ「追加カット」は削除、現在はすべてのシナリオで自動密度が動作。
- スナッピングがプレーンの頂点を統合しなくなり、スナッピング距離に応じてパターンの境界にのみスナップするように変更。これにより、メッシュの破損を防ぎ、ツールの安定性を向上。
- 新しいジオメトリノードパネルによりモディファイアの見た目を改善。
- 単一面プレーンが他のプレーンのエッジ密度に影響を与える問題を修正。
- 円形ポリループの密度が全体のリトポ密度に影響される問題を修正。
動画はこちらから
アップデート 1.2 – Blender 4.0 以降と互換性あり
- 対称およびミラーリングパターンのサポートを追加(詳細は「ミラーリングパターン」の段落を参照)。
- 厚みを追加(実験的)。
- 新しいポイントガイド UI。
- UV をスムーズ化しないオプションを追加。
- 3DtoGarments の「Simplify」が一部のケースでリトポにアーティファクトを引き起こす問題を修正。
動画はこちらから
アップデート 1.1 – Blender 4.0 以降と互換性あり
- 円形パターン/穴のサポートを追加。
- リトポプレーンの面が四角形でない場合に警告するデバッグ機能を追加。
使用方法と設定
基本的なリトポ手順
1. 最初のステップ
インポートした衣服に3DtoPatternsジオノードを適用します。床に平らになるように回転とスケールを適用してください。
また、すべてのUVアイランドが独立していること、重なっていないこと、マージされていないことを確認してください。(Marvelous Designerでパターンにミラーインスタンスを使用すると、時々問題が起こることがあります。その場合は、UVエディタでUVを編集してください)
2.Retopoを開始する
RetopoMainアセットをシーンにドロップし、布パターン選択でフラットにした衣服を選べば準備完了です。これがリトポロジーを始めるための出発点となります。
平面を使ってリトポを開始します。RetopoPlanes コレクションのすべての平面は、リトポロジーのガイドとなります。
ナイフツールでカットを追加したり、エッジを押し出したり、面を複製したりできます。唯一の制限は、Retopo Planesは四角形でしか動作しないことです。
3.モディファイアの適用
RetopoPlanesモディファイアを適用すると、すべてのヘルパーとパターンがなくなり、ディテールが転送されたRetopoメッシュが残ります。
その後、multiresモディファイアでサブディブを取得するか、Zbrushでリコンストラクト・サブディブを使用してください。
最終メッシュは、ソースと同じUVを持ちます。
次の動画でも使用方法の説明をみることができます。
設定について
以下は一部の設定の紹介です。
リトポ設定(Retopo Settings)

| Base Density | |
| Snapping Distance Scale | |
| Seams Merge Distance ローポリパターンの頂点が結合される距離。 | |
| Smooth Low Poly ベースメッシュをリラックス(滑らかに)する。 |
クリース & シャープ密度コントロール(Crease & Sharp Density Control)

| Auto Density | 接続されたすべてのパターンに対して自動的に密度を調整。 |
| Full Crease Control | OFFの場合: ・クリースエッジ(0〜1)の値を増やすと、パターンにより多くのカットが追加されます。 ONの場合: ・クリースエッジ 0〜0.5 → カットの数を減少 ・0.5 → 中立(変化なし) ・0.5〜1 → カットの数を増加 |
- Full Crease Control Off
- Full Crease Control ON
| Density Add エッジシャープを利用してメッシュにカットを追加します。 | |
| Density Add Threshold 追加されるカットの影響範囲を調整します |
平面アシスト(Planes Assist)

| Initialize Planes | 初期パターン設定から取得したポイントガイドと、パターン境界の角度を組み合わせて面(Planes)を生成します。これらの面は後から手動で編集可能です。 ・角度しきい値(Angle Threshold) – 0〜1の値が0°〜180°の範囲に対応します。しきい値以下の角度を持つパターンの境界ポイントは、初期化された面の角として生成されます。 ・コーナーしきい値(Corners Threshold) – 各パターンの上端・下端から中央までの距離を基準に、初期化された面の角を配置する範囲を決定します。 ・手動制御(Manual Control) – Retopo Planes Collection内の単一の頂点が、Initialize Planesで生成された角を上書きします。 |
- Angle Threshold
- Corners Threshold
- Manual Control
| Auto Fill Prepass ポイントガイドパス | 各パターンごとに、ポイントガイド(黄色と緑の十字)に基づいて面にカットを作成します。 ※ 生成されたカットは接続されたパターンのポイントとずれる可能性があるため、手動で調整が必要になる場合があります。 |
| Auto Fill | 接続されたすべてのパターンに対して、欠損ポイント(赤い四角)に基づき面にカットを作成します。 ※ 大きく密度の高いメッシュでは処理が遅くなることがあるため、Retopo Planes Collection内で面のレイアウトを整えてから実行するのがおすすめです。単純なメッシュの場合はインタラクティブに機能します。 |
| Auto Fill Max Iterations | Auto Fillが欠損カットをスキャンする最大の試行回数を設定します。 ・デフォルトの「5」でほとんどのケースに対応可能。 ・複雑なデザインでは、より高い値が必要になる場合があります。 ・一部のエッジケースでは、Auto Fillが無限ループに陥るのを防ぐ役割もあります。 |
| Output Generated Meshes 適用後に手動編集できる面を出力します。 |
■ビューポートに表示されるマークの意味


価格とシステム要件
Retopo Planesは、Blender4.2以降で利用できます。
価格は以下の通りです。
| Freelance/Hobbyist シングルユーザー | 24.99ドル |
| Studio 2-5 ユーザー | 81.24ドル |
| Studio 6-15 ユーザー | 161.24ドル |

























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