2025年2月13日(現地時間)- Playcanvas のCEO Will Eastcott氏 は、3Dガウススプラットの編集と公開のためのウェブベースのオープンソース無料ツールの最新アップデート SuperSplat 2.0 を発表しました。
主な新機能
webへのシーン公開機能
SuperSplat Editor に、スプラット(Splat)のHTMLビューアーをエクスポートする機能が追加されました。
このビューアーは、PlayCanvas Engine とオープンソースの Compressed PLY フォーマットを活用しており、高速なロードと高パフォーマンスのレンダリングを実現していますが、これまではエクスポートしたHTMLビューアーをホスティングするのはユーザー自身の責任で行う必要がありました。
誰もが自分でWebサイトをホスティングする時間やスキルを持っているわけではありません。そこで、スプラットを他の人と簡単に共有する場所が用意され、そこに自分のシーンを簡単にエクスポートすることができるようになりました。
■公開手順
- PlayCanvas アカウントでログインします(アカウントをお持ちでない場合はサインアップしてください)。
- スプラットの作成が完了したら、ファイル(File) > パブリッシュ(Publish)を選択
- パブリッシュオプションフォームに必要事項を記入し、パブリッシュをクリック
- これで完了です!あなたのスプラットはウェブに公開され、他の人と共有するための URL が与えられます。
デフォルトでは、公開したスプラットは SuperSplat ウェブサイトに掲載されますが、非掲載にすることもできます。そうすると、メインギャラリーには表示されませんが、URLからアクセスすることは可能となります。
また、この新しいパブリッシュ体験のためにビューアのhtmlが更新されています。
新しいドメインは https://superspl.at です
superspl.atはスプラットをウェブに公開する機能を備えており、Gaussian Splatコミュニティの作品を探索するのに最適な場所となっています。世界中のクリエイターのデジタル化された現実を閲覧したり検索したりできます。
カメラアニメーションをサポートした新しいタイムラインコントロール
SuperSplat Editor 2.0では、見栄えの良いカメラアニメーションを簡単に作成できるタイムラインが導入されました。
タイムラインでフレームを選択し、カメラを配置し、キーフレームを設定するだけです。これを必要なだけ行えば、カメラのフライスルーを簡単に作成することができます。
SuperSplatドキュメントフォーマットの導入
カメラアニメーションを作成できるようになり、スプラットプロジェクトはより複雑になってきています。
これをサポートするために、新しいプロジェクトファイル形式が追加され、セッション間で作業を保存できるようになりました。
SuperSplatの新しいプロジェクトファイル形式の拡張子は.ssprojとなります。
新しいプロジェクトファイル形式の導入に伴い、ファイルメニューの再編成も行われました。
「開く(Open)」、「保存(Save)」、「名前を付けて保存(Save As)」は、.ssproj ファイルに対してのみ動作するようになりました。
他のファイル形式 (たとえば .ply や .splat) をプロジェクトにインポートしたりエクスポートしたりするには、File メニューの Import と Export オプションを使用してください。

没入型ARとVRでスプラットを見る
PlayCanvasを搭載したウェブビューアの優れた点の1つは、没入型体験のためのブラウザベースの標準であるWebXRと完全に統合されていることです。
ビューアのARボタンをタップするだけで、フォトリアリスティックな3Dモデルを自身の環境に直接スポーンすることができます。また、完全没入型VRでスプラットに飛び込むこともできます。
新機能リスト
- ビューアーアプリの更新
- ネイティブドキュメントフォーマット
- Scene メニューを File に名称変更
- トーンマッピングセレクタが追加
- 小さな修正とdepsの更新
- スムーズなカメラアニメーション
- カメラアニメーションのビューアエクスポート
- カメラアニメーションのタイムラインを追加
- タイムラインの修正
利用について
利用については以下の記事をご覧ください。
Githubからコードにアクセスすることができます。
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