Stability AI、1秒以内に画像から3Dオブジェクトを生成できる『Stable Point Aware 3D』を発表！

2025年1月8日（現地時間）- Stability AI は、CESでNVIDIAとのパートナーシップを発表し、3D生成の新しい標準を設定するStable Point Aware 3D (SPAR3D)を紹介しました。

Stable Point Aware 3Dとは

Stable Point Aware 3D (SPAR3D)は、1秒以内1枚の画像からリアルタイム編集可能で完全構造を備えた3Dオブジェクトを生成することができる新しい3D生成AIモデルです。

RTXアクセラレーションを活用することでわずか1秒足らずでの3Dオブジェクトの生成を実現するこのモデルでは以下の特徴があります。

完全な構造予測：正確なジオメトリを提供し、オブジェクトの背面など通常は隠されている領域を含む、360度全方向のビューの詳細な予測を行うことで、3D構築を強化します。

高速生成：編集した点群をわずか0.3秒で最終メッシュに変換し、シームレスなリアルタイム編集を可能にします。1枚の入力画像から、1オブジェクトあたりわずか0.7秒で非常に詳細な3Dメッシュを生成します。

SPAR3Dのアーキテクチャは、正確な点群サンプリングと高度なメッシュ生成を組み合わせることで、3Dアセット作成においてこれまでにない制御を実現しています。

第一段階：特殊な点拡散モデルにより、オブジェクトの基本構造をキャプチャした詳細な点群を生成します。

第二段階： Triplane transformerが、この点群を元の画像の特徴とともに処理し、高解像度の3平面データを生成します。このデータが最終的な再構成の原動力となり、元画像の形状、テクスチャ、照明を正確にキャプチャします。

この二段階アプローチにより、回帰ベースのモデリングの精度と生成テクニックの柔軟性が独自に組み合わされ、正確な再構成とクリエイティブな制御の両方が可能になります。この高度なアーキテクチャは、正確なジオメトリと正確な360度予測を可能にし、3Dモデリング・ワークフローを合理化します。

基礎となる技術の詳細については、次の要約ビデオまたはこちらの研究論文をご覧ください。

SPAR3D: Stable Point-Aware Reconstruction of 3D Objects from Single Images

SPAR3Dは、Stability AI Community License に基づき、商用・非商用に関わらず無料で利用することができます。

年間収益が100万ドル以上の組織についてはエンタープライズライセンスが必要です。お問い合わせはこちらから。

ダウンロードは Hugging Face から、コードへのアクセスは GitHub から、統合は Stability AI Developer Platform API から行えます。