Twinmotion 2024.1.2 がリリース!62本の成長可能な樹木アセット、布地マテリアルの風パラメータの追加など

CGソフト

2024年10月29日更新:2024.1.2の新機能情報を追加。

2024年9月21日更新:追加された樹木アセットの数が間違っていたので修正しました。失礼いたしました。

2024年9月19日(現地時間)- Epic Games は、Unreal Engineを搭載したリアルタイムビジュアライゼーションツールの最新アップデート Twinmotion 2024.1.1 をリリースしました。

2024.1.1 新機能ハイライト

このリリースでは、62本の成長可能な樹木アセットの追加、布地マテリアルの風パラメータとフォリッジマテリアルの揺れパラメータの追加、UVのランダム化などの新機能が追加されました。

Twinmotion 2024.1.1 features highlight

若木、成木、老木のバージョンがある62本の成長可能な木

Twinmotion Cloud Libraryに、フォトリアリスティックな62種の成長可能な樹木が追加されました。これらの樹木は、世界各地のもので、北米(11種)、日本(9種)、オセアニア(14種)、熱帯地方(11種)、ヨーロッパ(17種)があります。それぞれの木には3つのバージョン(若木、成木、老木)があり、ユニークな木の総数は186本になります。

これらの樹木は、Unreal Engine Marketplaceのこちらの Trees Megapack 1(有料) コレクションでも入手できます。

制限事項:新しい樹木は、通知があるまで、Twinmotion Cloud にエクスポートされたプロジェクトではサポートされません。

布と葉マテリアルの風アニメーション

布(Fabric)マテリアルの新しい風パラメータ

カーテンなどのドレープファブリックの風アニメーションをシミュレートする風パラメータが、ファブリック(fabric)マテリアルに追加されました。

葉(Foliage)マテリアルの風の改善

木や茂みのプロパティパネルに「揺れ(Sway)」パラメータが追加され、葉のマテリアルの風のアニメーションが改善されました。風(Wind)パラメータが無効の場合、揺れは無効になります。

この改善は、TwinmotionやQuixel Megascans 3D植物を含む、Foliageマテリアルを使用するすべての植物(vegetation)に適用されています。

UVのランダム化

選択したマテリアルでの Randomize UV パラメータが追加されました。このパラメータは、UVタイリングをランダム化してマテリアルの繰り返しをなくし、より自然な見た目にします。

土、草、小石などの有機的な地面マテリアルに使用するのがおススメされています。

画像のカメラロール調整

メディア画像を強調するために、プロパティパネルにカメラロール機能が追加されました。この機能はメディアシーケンスのキーフレームにはすでにある機能で、ローカルのX軸を回転させることで、カメラの視点を正確に操作できます。ロールアングルが画像に適用されている場合、ビューポートでナビゲートするとカメラが水平にリセットされることに注意してください。

シーケンスでの正確な編集

シーケンス作成の操作性が向上しました。以下の新機能により、より直接的なコントロールと正確な編集が可能になりました

  • アニメーショントラックとカメラパーツをスナップできるようになりました。
    注:スナップは、ドックに表示されているトラックとパーツに対してのみサポートされます。
  • パーツにハンドルが追加され、パーツの長さを変更できるようになりました。
  • アニメーショントラックの水平方向の動きをコントロールするためのしきい値が追加されました。
  • 新しいショートカット:
    • Ctrl キーを押しながらホイールボタンを前後に回すと、タイムラインをズームすることができます。
    • Shift キーを押しながらホイールボタンを前後に回すと、タイムラインに沿ってスクロールします。

HDRIに太陽を合わせる機能の強化

HDRI 環境が使用されている場合、Standard (ラスター) レンダリングモードと Path tracer レンダリングモードの間でレンダリングが同等になりました。

ドキュメントでは、「Match sun to HDRI(太陽をHDRIにロックする)」(以前の名称はLock sun to HDRI)が有効な場合、太陽の強さ、色、サイズがHDRIから抽出され、太陽のパラメータが設定されるようになりました。

その他

  • パフォーマンス統計:統計(Statistics)パネルに追加情報が追加され、ライブラリの右側にドッキングできるようになりました。
  • その他多数の修正

2024.1.2 新機能ハイライト

このアップデートでは、マテリアルに新しい設定が追加されています。

Triplanar (3面)マッピング

標準 基本マテリアルにTriplanar (3面)マッピング設定が追加されました。

Triplanarマッピングを使用すると、適切な UV 座標がない場合でも、オブジェクトにマテリアルを適切に適用できます。

Triplanarマッピングは、ローカル空間 (UV は一度のみ適用され、オブジェクトのトランスフォームに追従する) またはワールド空間に適用できます。

クリアコーティング

標準 基本マテリアルのパラメータに [Clear coat (クリア コーティング)] セクションが追加されました。

クリアコーティングは、プライマリベース カラー (色合い) の上に透明なニスまたは樹脂の層で、マテリアルに光沢のある仕上げを追加します。

パフォーマンスの統計情報

シーンのパフォーマンスを最適化するため、Statistics (統計) パネルにテクスチャとメッシュの管理セクション (Overview (概要)タブの横にある Textures (テクスチャ)タブと Meshes (メッシュ)タブ) が追加されました。

これらのセクションでは、サイズ、解像度、トライアングル数に関する情報を検索してフィルターし、リソースを大量に使用するテクスチャやアセットをすばやく識別できます。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

2024.1の新機能は以下の記事をご覧ください。

Twinmotion 内の Megascans はどうなるのか

先日、Epicの新しいコンテンツマーケットプレイス『Fab』が2024年10月リリースすることが発表されましたが、Twinmotion のこちらのフォーラムによると、現時点でTwinmotion ユーザーには何も変更はなく、通常どおり Megascans コンテンツに引き続きアクセスできるようです。

Fab がリリースされた際、Twinmotion が Megascans とどのように連携し続けるかについての詳細が発表される予定とのことでしたが、今のところ特に発表はありません。

価格とシステム要件

Twinmotion は、windows、MacOSの両方で利用できます。詳しいTwinmotion の推奨ハードウェアおよびソフトウェア仕様の確認はこちらから

価格は2024年4月下旬から変更され、年間収益が 100 万ドル未満の場合、無料で利用できるようになりました。

年間総収益が 100 万 USD を超える場合は67,460円(445ドル)/年となります。

また、年間総収益 100 万 USD 以上で、Unreal Engine、Twinmotion、RealityCapture の 3 つの製品すべてにアクセスしたい個人および企業向けの Unreal サブスクリプションの一部としても利用できます。

無料ダウンロード&価格の確認はこちらから


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