ステッチや刺繍の追加を効率的に行うための Blender アドオン『Simply Stitch』

VjaceslavT氏による新しい Blender アドオン『Simply Stitch』の紹介です。

Simply Stitch とは

Simply Stitch は、メッシュに細部にこだわったステッチを作成するプロセスを効率化するために設計された Blender アドオンです。このアドオンは多彩なツールキットを提供し、描画、線、曲線など様々な方法でオブジェクトにステッチを簡単に描くことができます。編集モードでは、選択されたエッジにステッチを追加することもできます。

これらの機能によりステッチをデザインにシームレスに統合したり、縫い目を追加してシワなどの膨らみを作成したりかなり詳細なコントロールが可能となっています。次の動画で動作を確認することができます。

このアドオンは、テクスチャペイントや細部に取り組む前に、布のオブジェクトを洗練するために特別に設計されており、ハイポリモデルのジオメトリ詳細の追加に重点を置き、高解像度から低解像度へのベイクプロセスを簡素化することができます。

Wolfgang Tell & Franz Klassenとのコラボレーションによりメッシュに線を引いたりドラッグしたりするのが簡単になり、即座に思い通りの結果が得られるようになったとのことです。

主な機能

描いて作成

ステッチを追加したいオブジェクトを選択し、ボタンをクリックしてステッチ処理を開始します。マウスまたはグラフィックタブレットを使ってステッチを描くことができます。

編集モードで作成

編集モードでは、選択したエッジに沿ってステッチやシームを作成することができます。

選択されたエッジは、” Make Stitch “を押すことでステッチラインに変換されます。Seam オプションが有効になっている場合、自動的にシームがマークされ、”Seam” に強度がある場合、オブジェクトの変形トポロジーに影響を与えます。

Deform

変形（Deform）は、ステッチがある部分に変形を加えることができます。変形は解像度の高いオブジェクトほど効果があります。必要であれば、Multiresモディファイアを使うのがおすすめです。

Wrinkles

ステッチの周囲にしわを追加することができます。しわ(Wrinkles)は、ステッチをベースとして計算されている変形（Deform）を有効にすると、うまく機能します。

Seam

シーム（Seam）は、編集モードで”SEAM “としてマークしているか、選択されている場合に利用できます。この機能では、ステッチを適用せずにシームラインを得ることができます。負の値は選択範囲を内側に押し込み、正の値を指定すると、選択範囲は外側に押し出されます。

分割（Split）オプションを有効にすると、継ぎ目が分割され、オブジェクトの継ぎ目がより強くでます。オフにすると、継ぎ目を分割せずにトポロジーにオフセットのみを作成します。

Bounding

Bounding を使用すると境界にステッチを追加することができます。オフセットで境界からの距離をコントロールすることができます。

アセットライブラリ

フルバージョンには、ステッチと刺繍のアセットライブラリが付属しています。また、アセットを個別に購入するオプションも用意されています。

価格とシステム要件

価格は以下の通りです。

 セール情報

現在セールが開催されており、2024年5月15日まで33％オフでお得に購入することができます。

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