Substance 3D Modeler V1.8 がリリース!シーンにカメラを配置する機能の追加、サーフェシングツールの改善など

CGソフト

2024年3月18日(現地時間)- Adobe は、Substance 3D Modeler V1.8 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、シーンにカメラを配置する機能、オルソグラフィックモードとパースペクティブモードの切り替え、レンダーモードでの被写界深度の使用など、カメラに関する多数のアップデートが導入されました。他にもInflateツールとCreaseツールのオーバーホール、Flattenツールの新しい連続モードが追加されています。

カメラとビューポートパネル

バージョン1.8では、デスクトップではトップバーの右側に、VRではサポートハンドの左側に、2つの新しいパネルが追加されました。この新しいパネルでは以下のことが可能です。

ビューポートパネル

ビューポートパネルでは、ビューポート設定の調整、カメラ位置の切り替え、新しいカメラの作成ができます。

ノードのプロパティパネル

ノードのプロパティパネルでは、視野(FoV)や被写界深度(DoF)など、選択したカメラの設定を変更できます。

ビューポート(Viewport)パネルでは、透視図と正投影図を切り替えることができます。現在のカメラ位置を軸に合わせて設定し、現在の選択範囲の前面、背面、左側、右側、上側、下側を表示することも可能です。また、テンキーショートカットを使って、カメラをさまざまな位置にすばやく移動したり、正投影図や透視図を切り替えたりすることもできます。

さらに、ビューポートパネルはレンダーモードでも使用でき、Modelerでのレンダリングをより自由にコントロールできるようになりました。被写界深度を使用したり、特定のアスペクト比を設定したり、レンダリングに深度マップを含めたり、透明な背景でレンダリングしたりできます。

サーフェシングツールの改善

Buildup ツールがさらに改良され、これまで以上にスムーズで優れたものになりました。さらに、InflateツールとCreaseツールが改良され、Buildupツールの利点を活用できるようになっています。

  • Crease ツールは、よりスムーズで一貫性のある結果を提供するようになり、斑点のようなシワがなくなりました。
  • Inflateツールは、Buildupツールのようにアルファテクスチャをサポートするようになりました。

Flatten ツールも改良され、平坦化平面をロックまたはロック解除する新しいトグルが追加されました。平坦化平面のロックを解除すると、Flattenツールはブラシの下にあるクレイをもとに平坦化する角度を調整します。

その他

以上がV1.8の主な機能ですが、このリリースにはQOLの改善やキーボードショートカットの変更も含まれています。

より詳しい情報はこちらから

価格とシステム要件

Substance 3D Modelerは、Windows 10 (64bit)以降で利用できます。

サポートされるヘッドセットのリストはこちら(Modeler を使用するためにVRデバイスは必須ではありません)

Adobe Substance 3D Modelerは、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれています。

  • Adobe Substance 3Dテクスチャリングプランには、Painter、Designer、Sampler、Stager、Modelerアプリと、毎月30点の3Dアセット100GBのクラウドストレージ、25 – 毎月の生成クレジットが含まれています。 
  • Adobe Substance 3D Collectionプランには、Painter、Designer、Sampler、Stager、Modelerアプリと、1か月あたり最大50の3Dアセット、100GBのクラウドストレージ、25 – 毎月の生成クレジットが含まれています。 
  • グループ版Adobe Substance 3D Collectionプランには、5つのアプリ、毎月ユーザー1人あたり100点の3Dアセット(グループ内プール可能)、1TBのストレージ、とライセンス管理や高度なサポートが含まれています。

価格は次のようになっています。
※2024年3月5日から価格が変更されました。Adobeアプリの変更の詳細はこちらから

Adobe Substance 3D
テクスチャリング
月々プラン月々払い2,680円
年間プラン月々払い29,980円
Adobe Substance 3D
Collection
月々プラン月々払い6,680円
年間プラン月々払い6,480円
年間プラン一括払い74,380円
グループ版
Adobe Substance 3D
Collection
年間プラン月々払い13,380円
年間プラン一括払い160,564円

価格ページへ学生・教員向けライセンス

Substance 3Dは、大学・高等教育機関向けCreative Cloudコンプリートプランに含まれており、追加料金なしで利用できます。高等教育機関向けプランにアセットは含まれていません。また、現在のところ小中高校はこのプランの対象外です。

Substance 3D Collection アプリは、高等教育機関の学生と教師が無料で利用できます。(非営利、教育目的での使用のみ)

■Steam版ライセンス

Adobe Substance 3D ModelerはSteamでも購入可能です。価格は16500円。2023を購入していた方は、今年も無料のアップデートを受け取ることができます。

Adobe Substance 3D Modeler Steam ページへ


Substance 3D Modeler ウェブサイトへ

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