2024年3月1日(現地時間)- Topaz labs は、画像品質を向上するためのAIを活用したツールの最新アップデート Topaz Photo AI 2.4 のリリースを発表しました。
新機能ハイライト
このアップデートでは、新しいデザインにより画像を処理する際の柔軟性とコントロール性が向上しました。
新しいワークフロー
ツールが分離され、任意の順序で実行できるようになりました。必要な補正だけを追加して写真の編集を開始することもできますし、オートパイロット機能で画像を分析し、おすすめの補正から開始することもできます。いずれにせよ、編集、追加、削除が可能です。
各補正の処理範囲をコントロール可能に
画像のどの部分を処理するかは自分で決めることができるようになりました。新しいデザインでは、各エンハンスメントで処理する画像の領域を選択できます。
この新しい選択機能の使用例としては、被写体のカラーバランスを調整したり、背景だけを選択的にノイズ除去したりといったことが挙げられます。画像を思い通りに仕上げるために、より多くのコントロールが可能となりました。
トグルからスタック機能に
トグル(切り替え機能)からスタック機能による強化に変わりました。この変更により、画像に好きなだけ補正をかけることができます。例えば、被写体と背景を別々の補正でシャープにし、効果を個別にコントロールできます。
この機能にはいくつかの例外がありますが、今後のリリースでは、柔軟なスタッキング強化を可能にするよう開発が進められています。
カスタマイズ可能なインターフェース
エンハンスメントパネルをドラッグして、最適な場所に配置できるようになりました。
チームはより多くのインターフェイスの整理機能に取り組んでおり、今後のリリースではより柔軟なインターフェイスとなる予定です。
フィルタの処理方法の改善
フィルタの処理方法が刷新され、Photo AIがより反応しやすくなりました。柔軟な処理順序を構築することで、処理の効率が大幅に向上しています。
以下のようになり、以前のバージョンと比較して画像の編集がより速く感じられるようになりました。
- 新しい編集が追加されると、プレビューがより速く更新されます。
- 現在の編集と以前の編集の切り替えがより速くなりました。
- 24GB以上のRAMを搭載したコンピュータでは、プレビューの更新時にバックグラウンド処理が有効になります(プロセッサはアイドル状態にはなりません)。
クロップツールの改善
クロップ(Crop)ツールが改善され、切り抜きツールがより反応するようにオーバーホールされ、直線化などの重要な機能が追加されました。また、いくつかのバグも修正されました。新しいクロップツールは、読み込みと保存がより速くなり、オートパイロットの実行もなくなりました。
削除ツールの改善
削除(Remove)ツールが、他のフィルタと同じように使えるようになりました。
これは生成AIからの一貫した出力を維持するために必要で、以前の編集をロックしますが、他の編集を後から追加することは可能です。さらに、コントロールもアップデートされ、より使いやすくなりました。Removeも簡単に編集でき、スタックから削除することもできます。
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今後の予定
現在、ユーザーのお気に入りのエンハンスメントツールを再構築する新機能の追加に取り組んでいるとのことです。以下はTopaz labsが行っている重要な作業の一部です。
- 新しいツールと機能強化の追加
- エンハンスメント機能の柔軟性向上
- 新しいカスタマイズ機能
- 処理パフォーマンスの向上
価格とシステム要件
Topaz Photo AI は、Windows10, 11、macOS10.15 Catalina以降で利用できます。また、Adobe Lightroom Classic, Photoshop&Photoshop Element, Capture Oneなどのプラグインとしても利用できます。
価格は、永久ライセンスで199ドルです。1年間の無償アップデート、2台のコンピュータで同時に使用できる2ライセンスシートが含まれています。
■アップグレードについて
過去1年以内にPhoto AIを購入または更新された方は、無料でPhoto AI 2を入手できます。アップグレードライセンスの有効期限が切れている場合は、半額でアップデートして、Photo AI v2とさらに1年間のアップグレードが利用できます。
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