2024年2月20日(現地時間)- Reallusionは、同社のアニメーションツールiClone 用プラグイン Unreal Live Link v1.3 をリリースしました。
新機能ハイライト
このアップデートでは、アセットの転送メカニズムが刷新され、直接 Unreal エディタに送信されるようになりました。これにより、コマンドラインでのやり取りが不要になりました。また、アセット転送プロセスが強化され、iClone と Unreal Engine 間で並列処理が可能になりました。この最適化により、iCloneで作業を続けながら同時にUnreal Engineがデータのインポートを行うことで、効率的に作業を進めることができるようになりました。
シーケンサーの作成と管理
オートビルドシーケンサー
- モーションの転送中に、キャラクター、モーション、小道具、カメラを Unreal シーケンサーにまとめる「Create Sequencer」オプションが追加されました。これにより、映画のようなアニメーションやレンダリングが簡単に作成できます。
- iClone グループ管理は、マルチパス エクスポートとのシームレスな統合を可能にします。個々のパスは、Unreal での利便性を考慮して、サブシーケンサーとしてマスターシーケンサーの下にマージすることができます。
カメラ転送と切り替え
- オプション “Camera” を有効にすると、そのモーションがシーケンサーのエクスポートに含まれるようになりました。
- iClone のカメラ切り替えデータも転送され、Unreal のシーケンサー内の「Camera Cut」トラックに統合されるようになりました。
シーケンサーのポジショニング
- シーケンサーの “Transform Origin” では、シーケンサーパフォーマンスのポジショニングが可能です。具体的には、iClone 原点にアタッチされたターゲット オブジェクトを、Unreal で個別に位置決めすることができます。
- 静的オブジェクトに加えて、移動する車両のような動的オブジェクトも、原点ギズモを介してコントロールすることができるようになりました。Unreal Editor での実行時の再配置をサポートすることで、アーティストは iClone でのシーケンサー アニメーションの調整に集中することができます。
アセット転送の高速化
- iClone FBX から Unreal への交換の並列処理により、iClone は転送速度の遅延なしにスムーズな編集を行うことができるようになりました。
- Unreal エディタ内での直接インポートにより、転送プロセスに関する明確で詳細なアップデートが提供されます。
- 群衆や大規模なシーンのプロダクションでは、「Exclude Morph Targets」を選択すると、エクスプレッション データが無視され、転送速度が数倍速くなります。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
Unreal Live Link v1.3は、Windows 11、10、および 7 (SP1)で利用できます。
より詳しいシステム要件の確認はこちらから
価格は1490ドル、現在セールで990ドルで新規の方にはクーポンも配布されているようです。
年間総収益は 100,000 米ドル/年未満の個人や組織は無料で利用可能です。
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