2022年1月13日(現地時間)- Epic gamesは、建築、建設、都市計画、ランドスケープデザイン向けビジュアライゼーションツールの最新アップデート Twinmotion 2022.1をリリースしました。
Twinmotion 2022.1 新機能
以下の動画で新機能を確認することができます。
また、Twinmotion 2022 は昨年からプレビュー版が公開されており、詳しい新機能はそのとき紹介した以下の記事でもご覧いただけます。
ここでは、上記の記事で詳しく触れていなかったTwinmotionCloudとDatasmithの改善などについて紹介したいと思います。
Twinmotion Cloud 早期アクセスがすべてのユーザーに
今回のリリースでは、この機能が早期アクセスプログラムの一部として、教育版や無料体験版のユーザーも含めたすべてのユーザーが利用できるようになりました。
新しく追加されたパノラマセット(レンダリングされた 360 度パノラマのセットを簡単に共有し、クライアントに提供するソリューション)は Twinmotion からエクスポートし、Twinmotion Cloud を介して共有できる新しいコンテンツタイプです。この機能により、完全にナビゲート可能なシーンではなく、レビュー用に特定の視点を選別することができます。
また、プレゼンテーションのリンクの共有とアップデートもより簡単になりました。これまで使用していた専用のメールフォームに代わり、リンク(および任意のパスワード)を既存の通信手段にコピーするだけで共有できるようになりました。プレゼンテーションのアップデートにも対応し、リンクから常に最新バージョンにアクセスすることができます。
Datasmith マルチ同期サポート
は、複数の CAD や BIM ツールから同じ Twinmotion シーンに同時にファイルを同期することが可能になりました。
例えば、Rhinoで作成したランドスケープと Revit でデザインした建物がある場合、この機能を使用すれば、ひとつにまとめられたレンダリング結果を Twinmotion で表示しながら、それぞれの編集を続けることができます。
全画面表示モードでの編集
全画面表示モードでオブジェクトの変換、コピー、貼り付け、削除などのさまざまな編集アクションを実行できるようになりました。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
ロードマップをチェック!
現在開発中の新機能を確認することができます。
現在開発中の主な機能としては以下のようなものがあります。
- ネイティブGPUの制限を超える高解像度レンダリング
- Sketchfabインポート&エクスポート
- 物理配置ツール
- シーンマテリアル管理の改善
他にも大量のアセットが準備されているようです。様々な環境に対応した人物アセットが500以上はあります。
また、このロードマップページでは開発中・検討中の機能が自分にとってどの程度重要かを報告することができます。気にいった機能を選ぶことで開発が優先されるかもしれません。
価格とシステム要件
Twinmotion は現在のところ、Windows 7、8、10 (64 ビット)、macOS 10.14.6(およびそれ以降) のシステムで利用することができます。より詳しいシステム要件はこちらから
価格は、商用ライセンスが59400円。固定シート永続ライセンスで一つのマシンに紐づけされます。現在購入すると、2022年3月31日まで無料アップグレードが可能です。
また、非商用プロジェクトで使用できる無料体験版と教育ライセンスもあります。価格や体験版についてはこちらから
最新リリースのダウンロードはEpic Game Lancher から可能です。
ダウンロードはこちらから
CAD や BIM ソフトウェアからプロジェクトをインポートするための互換プラグインのダウンロードはこちらから
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