2021年11月4日（現地時間）Chaosは、V-Ray 5 for SketchUp と V-Ray 5 for Rhino のアップデート2をリリースしました。
V-Ray 5 for SketchUp ＆ Rhino アップデート2
このアップデートにより、V-Ray for SketchUpとV-Ray for Rhinoに Scatter と V-Ray Deca lなどの新機能が追加されています。
加えて、V-Ray Vision の数多くの改良と Chaos Vantage への新しい Live Link により、Rhino や SketchUp で作業しながら、リアルタイムレンダリングをプロセスのより多くの部分に導入し、より速いワークフローとフィードバックを実現することができるようになりました。
■Scatter
新しいスキャッタリングツールは、数百から数百万のオブジェクトやChaos Cosmosモデルを任意のサーフェスに追加することができます。直感的でメモリ効率の良い方法なので、リアルな地形や詳細なシーンの構築に最適です。
ユーザーは複数のオブジェクトを同時に分散させ、そのサイズ、方向、密度をコントロールすることで最大限のリアリズムを得ることができます。
■デカール
新しい V-Ray Decal を使えば、余分なマッピング作業をすることなく、どんな形状のオブジェクトにもユニークなマテリアルを簡単に投影することができます。
壁の落書きや製品のロゴなどに最適ですが、デカールは複数のマテリアルに同時に使用することができ、下地のマテリアルに影響を与えることなく、シーン内の複数のオブジェクトにステッカー、埃、汚れ、傷などの要素を簡単に追加することができます。
■新しいChaos Cosmosマテリアル
Chaosが厳選したレンダリング可能なV-Rayコンテンツのコレクションには、あらゆるプロジェクトで使用できる200種類の新しい高品質マテリアルが含まれています。
各マテリアルはマッピングを必要とせずにすぐに適用できますが、ユーザーは必要に応じてマテリアルをカスタマイズすることもできます。
■V-Rayマテリアルの改良
アップデートされたV-Rayマテリアルにより、透明および半透明のマテリアルの複雑なリアリズムが可能になりました。
thin-walled オプションを使って片面物体用のガラス素材を簡単に作成したり、SSSやVolumetricの半透明モードを使ってプラスチックやワックスのような半透明素材を数回のクリックで設定することができます。
■Light Genの改良
Light Genライブラリに含まれる数百種類のHDR環境にユーザー独自のHDRIを追加して、ライティングの可能性をさらに広げることができるようになりました。
V-Ray for Grasshopper アップデート
V-Ray for Rhinoでは、V-Ray for Grasshopperでも多くの重要なアップデートを導入しています。
V-Ray Lights、Scatter、Cosmosコンポーネントのフルレンジをサポートし、Live Linkノードから直接Chaos Vantageに接続できるようになりました。
V-Ray 5 for SketchUp update2 すべてのアップデート内容の確認はこちらから
V-Ray 5 for Rhino update2 すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
V-Ray 5 for SketchUp update2は、Windows® 8.1, Windows 10、MacOSの10.10.x以上で動作するSketchUp 2017, 2018, 2019, 2020, 2021で利用できます。詳しいシステム要件はこちらから。
V-Ray 5 for Rhino update2は、Windows 8.1 and Windows 10 Professionalで動作するRhino 6 (v6.34.21034 or later)、Rhino 7 (7.10.21256 or later)で利用できます。詳しいシステム要件はこちらから。
価格はどちらも同じで、サブスクリプションライセンスが7700円/月、45430円/年または116680円/3年、永久ライセンスが102630円となります。
また、V-Ray 5 for SketchUpとV-Ray 5 for Rhinoは、Chaosのすべての製品が含まれたV-Ray Collectionの一部としても利用できます。
価格の確認はこちらから
V-Ray 5 for SketchUp & V-Ray 5 for Rhino, update 2, available now
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