CorelDRAW Graphics Suite 2021 がリリース、コラボレーション機能の追加やiPadに対応など

CGソフト

2021年3月9日(現地時間)Corelは、ベクトルイラストレーション、レイアウト、タイポグラフィ、写真編集などを提供するプロフェッショナルグラフィックススイートの最新アップデート CorelDRAW Graphics Suite 2021 をリリースしました。

CorelDRAW Graphics Suite 2021 新機能

この最新リリースでは、複雑なワークフローを簡素化し、デザイナーが最高の作品を作る方法をWindows、Mac、Web、モバイルで完全にコントロールできるようにします。

柔軟なデザイン スペース

新しくなった柔軟なデザインスペースにより、ユーザーはプロジェクトやアセットをより効率的にコントロールしながら作業を進めることができます。

■マルチページビュー

>プロジェクトのすべてのデジタルアセットを1つのビューで表示、管理、編集することができます。ページ間でオブジェクトを移動・コピーしたり、デザインを並べて比較したり、ページを自由に移動して思い通りに配置することができます。

■ Pages docker/inspector

ページドッカー/インスペクターは、デザイン内のすべてのページを新しいサムネールグリッド表示で一覧表示し、ページの管理と分類を容易にします。プロジェクトのナビゲーション、ページの追加、削除、名前の変更はもちろん、ワンクリックで表示モードを切り替えて、1つのページにフォーカスするか、新しいマルチページビューを使用するかを選択できます。

■マルチアセットのエクスポート

ページやオブジェクトの出力には柔軟なオプションが用意されており、ワンクリックでエクスポートするアセットのリストをカスタマイズすることができます。同じデザイン要素を異なるサイズ、解像度、ファイルフォーマットで同時に書き出すことができ、ウェブやモバイルアプリのデザイン作業に最適です。また、同じ設定で複数のアイテムを簡単に書き出すこともできます。ページやオブジェクトを、PDFを含む複数の業界標準フォーマットに送信できます。

イラストレーション機能の強化

■遠近法で描画

オブジェクトやイラストレーションのシーンを、これまで以上に速く、簡単にパースペクティブに描くことができます。1点透視、2点透視、3点透視のいずれかを選択し、共有された透視平面上に既存のオブジェクトグループを描いたり追加したりすることができ、遠近感を失うことなくオブジェクトを自由に移動および編集することができます。

■ガイドラインと新機能「Snap to Self」

カスタムガイドラインの管理や、ワールドスケールからページサイズへの表示切り替えをワンクリックで行えます。さらに、Snap to Selfでは、スナップ動作のオン/オフを切り替えられる新機能により、デザイン要素をすばやく正確に移動・変形できます。

新しい画像編集機能

■カラー置換機能の強化

新しい調整ドッカー/インスペクターで利用できる「色の置き換え」は、画像の色相、彩度、明度を対象にした洗練された編集を可能にします。この改良されたカラーワークフローにより、デザイナーはより自然な写真編集結果を、これまでよりも劇的に早く得ることができます。

■一新された調整のワークフロー

最も重要で頻繁に使用されるフィルターに即座にアクセスして、非破壊的に、リアルタイムに、そして状況に応じて作業することができます。新しいローカルアジャストメントモードを使って、画像の中のオブジェクトやエリアをすばやく分離することができます。さらに、設定を保存して再利用したり、お気に入りのフィルターをカスタマイズしたりして、すぐに使い始めることができます。

■HEIFに対応

Corel PHOTO-PAINTとCorelDRAW 2021の両方に搭載されたHEIF(High Efficiency Image File Format)のサポートにより、iPhoneで撮影した写真を活用できます。

次世代のコラボレーション機能

時間を節約できる次世代のコラボレーションにより、どこにいてもリアルタイムでつながり、プロジェクトを進行させ、共同作業を行うことができます。

■ダッシュボード

CorelDRAW® 2021とCorelDRAW.appのダッシュボードは、クラウド上のすべてのデザインファイルを含むコラボレーションハブとして機能し、クリックするだけでプレビュー、コメント数、チームメンバー、プロジェクトの状況を表示します。各ファイルを開くことなく、CorelDRAW 2021から直接デザインを共有することができます。

■ライブコメント

レビュアーや承認者がCorelDRAW.appでドキュメントにコメントや注釈を付けると、そのフィードバックがデザイナーのWindowsやMacシステム上のCorelDRAW 2021アプリケーションの作業ファイルに即座に表示されるようになりました。メモやコメントをリアルタイムに共有することで、作業の遅れをなくし、承認を迅速に行うことができます。

■Microsoft Teamsの統合

企業のお客様は、CorelDRAW.app for Teamsを使ってデザインファイルを閲覧・編集することができます。Microsoft 365の企業ユーザーアカウントでサインインして新しいデザインを作成し、Teamsチャンネル内でチームメンバーと共同でデザインをレビューすることができます。

これらのコラボレーション機能は、サブスクリプションに登録しているユーザー、メンテナンス付きのライセンス、または永久ライセンスを所有しており、追加購入プランに加入した方のみ利用できます。詳しい情報はこちらから

iPadに対応

CorelDRAW.app が、タッチ操作に最適化された新しいユーザー体験を提供し、モバイルやタブレットでもより本格的に作業ができるようになりました。これにより、Windows、Mac、Web、iPad、その他のモバイル機器を使って、どこでもCorelDRAWがしようできます。

■Apple Siliconのネイティブサポート

CorelDRAW Graphics Suite 2021 for Macは、Apple M1チップの優れたパワーとパフォーマンスを活用して作られています。さらに、最新のmacOS Big Surを反映したメニュー、ウィンドウとビュー、フィールドとラベル、ボタン、その他のUI要素をお楽しみください。

■タッチ操作に最適化されたCorelDRAW.app

タッチ操作に最適化された新しいユーザーエクスペリエンスを備えたCorelDRAW.appウェブアプリケーションは、モバイルやタブレットでの可能性を広げます。

■ CorelDRAW.app for iPad

新しいiPadアプリにより、外出先でのデザインがさらに簡単になり、共有されたデザインファイルをどこからでも確認、注釈をつけることができます。

■Windows 10での表示パフォーマンス

CorelDRAW Graphics Suite 2021は、WindowsシステムのGPUを十分に活用するように最適化されており、パンは最大14.6倍、ズームは最大4.4倍スムーズに表示されます。

価格とシステム要件

CorelDRAW Graphics Suite 2021は、WindowsとMacで利用できます。

価格は79,560円または、サブスクリプションで年額39,740円です。

CorelDRAW Graphics Suiteからニーズに合わせて機能を制限したCorelDRAW Essentials2021とCorelDRAWStandard 2021はそれぞれ、15,670円と41,580円となっています。
それぞれのエディションの機能比較はこちらから


CorelDRAW Graphics Suite ウェブサイトへ

CorelDRAW MacApp Storeページへ

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