Topaz Photo AI v3.5 がリリース！ライティング調整モデルの改良、クラウドでの Super Focus モデルの使用、クラッシュリカバリなど

2025年2月6日（現地時間）- Topaz labs は、画像品質を向上するための AIを活用したツールの最新アップデート Topaz Photo AI 3.5 をリリースしました。

新機能ハイライト
価格とシステム要件

新機能ハイライト

このアップデートでは、ライティングの補正、あらゆるマシンでSuper Focusを実行する新しい方法、クラッシュリカバリなどの新機能が追加されました。

Photo AI 3.5 update

改良されたライティング最適化モデル Adjust Lighting v2

今回のリリースでAdjust Lightingはバージョン2のモデルとなり、新しく生まれ変わりました。

このアップデートされたモデルは、前世代のモデルよりもコントロールがしやすく、予測可能な動作をしながら、より自然で、鮮やかで、一貫性のある結果を実現するように設計されています。Adjust Lighting Enhancementを追加すると、デフォルトで新しいv2モデルが使用されます。

新しいモデルのコントロールは画像編集アプリケーションのライティングコントロールに近く、より自然なワークフローが可能になります。

露出（Exposure）スライダは全体的な調整に影響し、プラスにすると明るく、マイナスにすると暗くなります。また、将来のリリースでは、単純なハイライトやシャドウなどの照明の変換も導入する方向で検討されています。

クラウドでSuper Focus

誰でも、どんなデバイスからでもSuper Focusをクラウド上で素早く実行できるようになりました。

以前は、ローカルマシンで Super Focus を実行すると、特に低性能のハードウェアや大きな画像では多くのユーザーにとって時間がかかり、リソースを消費していましたが、今ではクラウドレンダリングで Super Focus を簡単に実行できるようになりました。手順は以下の通りです。

画像を読み込み、Super Focus を開いて処理設定を選び、クラウドレンダリングボタンをクリックします。
自動的に処理時間の見積もりと、クラウドレンダリングにかかるクレジット料金が表示されます。
画像はクラウド上で処理され、同じセッションですばやく戻ってきます。

クラウドレンダーは、ほぼすべてのサイズの画像を処理することができます。

例えば、6MPの画像はクラウドレンダーで1分で処理されます。同じ画像でsuper focusのローカル処理にはMac M2で7分かかります。

クラッシュリカバリーとセッションセーブ

クラッシュリカバリーとセッションセーブは、長時間のプロジェクトやバッチ処理中に作業を保護し、安心を提供する機能です。

これまでは、クラッシュが発生すると、作業の進行状況が完全に失われる可能性があり、特に複数の画像を処理する場合、フラストレーションや時間の浪費につながっていました。この新機能では、作業が一定間隔で自動的に保存されるため、作業中や書き出し中にクラッシュが発生しても、作業の進行状況を回復し、中断したところから作業を続けることができます。

アプリケーションは、読み込んだ画像、使用した拡張機能、書き出しの進捗状況を自動的に記憶します。クラッシュした後の次のセッションでは、アプリケーションの状態を回復するオプションが表示されます。

さらに、クラッシュリカバリ機能により、セッションの保存が非常に簡単になりました。画像を開いたままセッションを終了すると、セッションを保存するかどうか尋ねられるようになりました。保存して終了を選択すると、アプリケーションの状態が保存され、次のセッションで再び開くことができます。

環境設定メニューを使用して、クラッシュ回復とセッション保存のデフォルト動作を変更することが可能です。