BorisFX Silhouette 2024.5 がリリース！機会学習を利用したマスク作成ノード、新しいモーションブラーノードの追加など

2024年9月12日（現地時間）- BorisFXは、ロトスコーピングとペイントツールを備えたVFX＆合成ソフトウェアの最新アップデート Silhouette 2024.5 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、機会学習を使用したMask ML ノードや2024アップデートで追加されたOptical Flow MLのモデルを使用した新しいMotion Blurノードの追加などが行われています。

Mask ML ノード

Mask ML ノードを使用すると、機械学習によるオブジェクトのセグメンテーションにより、一瞬でマットを作成することができます。新しいMask MLノードは、1つのフレームに基づいてマットを作成します。作成したマットをMatte Assist MLノードの入力として使用すると、マットが時間経過とともに伝搬されたり、Paintノードでストロークを制限したりできます。

使い方は簡単で、シングルクリックまたはボックスをドラッグしてオブジェクトを選択するだけです。追加クリックで領域を追加または減算することができます。

Motion Blur ノード

シームレスな合成には、正確なモーションブラーが必要です。Optical Flow MLのモデルを使用した新しいMotion Blurノードで、モーションブラーをマッチさせ、タイムラプスやリタイムのショットでリアルな結果を生成することができます。

Roto > Markup ツール

トラッキング可能なストロークと接続されたアノテーションを追加することで、ロトスコーピングの品質保証（QA）作業を合理化し時間を節約できるようになりました。

• 関連するメモ付きで、フリーハンドのストローク、長方形、または矢印を描くことができます
• ストロークには、注記（note）、範囲（range）、色（color）、完全（complete）パラメータがあります。
• Viewer > Notesサイドバーからのコールアウトがオブジェクトに接続されます

ユーザーインターフェースの強化

以下のQOLの改善により、全体的なワークフローがより使いやすくなりました。

• ノードのハイライト： ツリーのレンダリングステータスは、各ノードが処理される際に青いアウトラインでハイライトさ れるようになりました。
• プログレスバー: EZ Mask、Flow->ST、Matte Assist ML、Power Matteのプログレスバーが、ステータスバーの上やツリーのこれらのノード内に表示さ れるようになりました。
• レスポンシブUI： スレッドでのレンダリングが実装されたため、再生中やレンダリング負荷の高いノード/ツリーをドラッグしても、UIはレスポンシブなまま維持さ れるようになりました。
• スライダー： User Interface > Show Sliders In Parameter Views（ユーザー インターフェイス > パラメータ ビューにスライダーを表示）環境設定で、フルサイズのスライダーを有効にできます。

その他のアップデート

• 簡素化されたマッチムービング：新しいリリースでは、手動で修正することなくトラッキング参照フレームを再マップする強力なアクションが追加されています。
• モジュールのアップグレード： EXR v3.1とOpenColorIO v2.2
• トラッキングとエフェクトのアップデート： Mocha ProとParticle Illusionの新バージョン

価格とシステム要件

Silhouetteは、MacOS12、Windows 10 および 11、Linuxで、スタンドアロンアプリケーションおよび/またはプラグインとして利用できます。ホストアプリケーションは、Adobe After Effects、Adobe Premiere Pro、Foundry Nuke、Blackmagic Resolve、Fusion、Autodesk Flameに対応しています。

より詳しいシステム要件はこちらから

ライセンスは永久ライセンスと年間/月ごとのサブスクリプションオプションが利用可能です。

また、Boris FXのすべてのソフトウェアが含まれたBoris FX Suite にも含まれています。

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最新版や無料トライアルはBorisFXHubから可能です。

ダウンロードはこちらから

Silhouette 2024.5: Faster Roto & Paint with New ML Tools