2023年2月8日(現地時間) – Maxon は、2月のMaxon Oneのアップデートとして、新しいカプセルとMaxonのCPU/GPUアクセラレーション・バイアス3DレンダラーRedshiftのアップデートを発表しました。
Redshift
Redshiftの最新バージョン(3.5.13)では、TileシェーダーとBrickシェーダー、Intel DenoiserがすべてのDCCに対応し、Cinema 4DにはPavementシェーダーが追加されました。
■Tile とBrickシェーダー
3.5.12でCinema4D版のみに導入されていたタイルとレンガのシェーダが、サポートされているすべての DCCホストアプリケーションで利用可能となりました。レンガのサイズ、オフセット、ディスプレイスメントをコントロールしてレンガを積むことができます。多くの異なる形状を使用して、織物、モザイク、タイルパターンが設定が可能です。
■Intel Denoiser
3.5.12でCinema4D版のみに導入されていた Intel の Open Image Denoiser が、Maya、3DS Max、Houdini、Katana、Hydra、Blenderをサポートするようになりました。
ホタルを除去し、サンプルを滑らかにすることができるようになり、レンダリングをクリーンアップし、レンダリング時間を短縮することができます。
■Pavementシェーダー
RedshiftのPavementシェーダーを使用すると、ひび割れた舗装、石畳のモザイク模様などを生成することができます。グラデーションで各石の色をランダムにし、隙間のサイズ、色、曲がり具合、シェーダ全体に汚れの効果を調整することが可能です。
このシェーダは、はじめはCinema 4Dでのみ利用可能ですが、近く他のDCCにも提供される予定です。
他にもBlender3.4.1のサポートなど個別のプラグインにも多くのアップデートがあります。すべてのアップデート内容の確認はこちらから
Maxonカプセル
Maxonカプセルは、インテリジェントなアセット、マテリアル、モデル、プリセットのコレクションです。
■ノードベースモディファイアDash SplineとTrim Splineが追加
カプセルに、Rocket Lassoと共同で作成した2つの機能ノードベースモディファイアDash SplineとTrim Splineが追加されました。
- Dash Splineは、破線の長さや間隔のサイズの調整をしたり、破線をラインに沿って自動またはカスタムアニメーションさせたり、あらゆるスライライズされた破線エフェクトを作成可能です。
- Trim Splineは、スプラインが伸びるアニメーションを簡単に作成できます。これらのスプラインは、Redshiftのカーブレンダリングで高速レンダリングされ、様々なFUIやグラフィック効果を得ることができます。
Maxon One サブスクリプションユーザーは、Dash SplineとTrim Splineの両方利用でき、Cinema 4Dサブスクリプションユーザーは、Trim Splineのみ利用可能なようです。
■21種類のRedshift対応の布マテリアル
パートナーシップを結んでいるデザインスタジオの Fuchs & Vogel が作成したCinema 4D用の精細な21種類のRedshift対応の布マテリアルのコレクションが追加されました。
すべてのマテリアルは、Maxon Oneのサブスクリプションユーザーに提供され、Cinema 4Dサブスクリプションユーザーにもコレクションの一部が提供されています。
価格とシステム要件
動作環境の確認はこちらから
Cinema 4D 2023 の価格は、13,750円/月 または 94,600円/年 。
Redshift の価格は、6,050円/月 または39,600円/年 。
RedGiant Complete の価格は、 11,550円/月 または 89,100円/年 。
Forger の価格は、200円/月 または1650円/年 となっています。。
また、Cinema 4D 、Redshift 、ZBrush、RedGiant Complete、 Forger はMaxonの製品が全て利用できる178,200円/年のサブスクリプション『MAXON ONE』の一部としても利用できます。
その他詳しい価格の確認はこちらから
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