AMD FidelityFX Super Resolution 2.1 がリリース!

CGソフト

2022年9月8日 – AMDは、アップスケーリング テクノロジーのメジャーアップデート AMD FidelityFX Super Resolution 2.1 を発表しました。

今年初め、AMD FidelityFX Super Resolution 2(FSR 2)が発表され、Unreal Engine用のソースコードとプラグインが6月以降利用可能になりました。ゲーム開発者からの採用率は非常に高く、FSR 2アップスケーリングテクノロジーは、発売中および発売予定の45のゲームで発表され、そのうち20のゲームがすでに発売されています。

新機能ハイライト

FSR 2.1では、アルゴリズムの一部に大幅な変更が加えられ、ゲームの品質をさらに高め、ゴーストやシマリングなどのアーティファクトを低減することが可能です。先日、GiantsからリリースされたFarming Simulator 2022の最新1.7.1パッチで、FSR 2.1を確認することができます。

以下の表は、主な変更とその影響となります。

変更影響
ロックされたピクセルの減少に使用されるモーション ベクトル ダイバージェンス(Motion vector divergence)モーションベクトルが基本ピクセルカラーと一致しないジオメトリのゴースト問題を軽減することができます。
オブジェクト間の深度分離が小さい領域で、ディスクロージョンロジック(Disocclusion logic)ディスクロージョンを検出することができるようになりました。これにより、ゴーストの問題が緩和され、一部のディスカバーのケースでアップスケール品質が向上することが期待されます。
一部の半精度計算を全精度にすることで、アップスケール出力品質を向上させました。これにより、生成されるアップスケール画像の全体的なカラーレンジと時間的安定性が改善されることが期待されます。
リアクティブマスクの更新:

  • アップスケールされた出力の関連性のない領域への反応性の拡大を避けるために、入力色に基づいた拡張が行われました。
  • 完全なデータ範囲[0.0, 1.0]が使用されるようになりました。
これにより、パーティクルなどの透明なジオメトリでのゴーストの問題が軽減されることが期待されます。
コンポジションと透明マスクの更新:

  • 入力カラーに基づいた拡張により、ロックの拡大がアップスケールされた出力の無関係な領域に縮小するのを回避できるようになりました。
これにより、モーションベクトルが基本ピクセルカラーと一致しないジオメトリでのゴーストの問題が軽減されることが期待されます。

上記の大きな変更に加え、サンプルも更新され、アニメーション テクスチャ、スパーク パーティクル、およびスモーク パーティクルのサンプルが追加されました。

また、Reactive Mask と Composition and Transparency Mask の生成リソースも含まれるようになりました。UI には、マスクの使用を無効にするオプションがあり、開発者は、マスクが FSR 2 API に提供されたときにアップスケール出力にもたらされる品質向上を確認することができます。

他にも、FSR 2.1 には、多くの小さなバグ修正と、ドキュメントの修正と改善が含まれています。

詳しいアップデート内容の確認はこちらから

Unreal Engine FSR 2 プラグインのアップデート

FSR 2のソースコードを更新しただけでなく、Unreal Engineプラグインもアップデートされました。つまり、UE 4.26、4.27、UE 5のUnrealゲームでFSR 2.1を使用するようにアップグレードすることが可能となっています。

更新されたプラグインのドキュメントにが重要で、FSR 2.1 のパフォーマンスを最大限に引き出すために、推奨パフォーマンスと既知の問題点に関する多くの新情報がハウツーガイドで提供されています。

詳しくはこちらのページから


AMD FSR ウェブサイトへ

FSR のソースコートはこちらから

It’s time to upscale FSR 2 even further: Meet FSR 2.1!

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