3Dファッションデザインソフトウェア CLO 6.2 がリリース、3D衣服の折りたたみツール、DXFインポートの追加など

2021年12月1日（現地時間）CLO Virtual Fashion は、3Dファッションデザインソフトウェアの最新アップデート CLO 6.2 をリリースしました。

CLOについて
1. CLOとMarvelous Designerの違い
CLO 6.2 主な新機能
価格とシステム要件

CLOについて

CLOは、最先端のシミュレーション技術を駆使してバーチャルでリアルな衣服ビジュアライゼーションを実現する、ファッション・アパレル業界向けの3Dファッションデザインソフトウェアです。

CLOとMarvelous Designerの違い

CLOとMarvelous Designerは情報システムの背後にあるコアテクノロジーは同じですが、Marvelous Designer は主にCG、アニメーション、ゲーム業界で使用されています。

CLOはファッション・アパレル業界向けのソリューションで、服飾デザインの開発プロセスの様々な段階に適用できる機能を備えています。

2つのソリューションの主な違いは、CLOではDXF-AMAまたはDXF-ASTMファイルのインポート/エクスポートを行うことで、製造業者に生産可能なパターンを送ることができることができるという点です。

CLO 6.2 主な新機能

このリリースでは、3D衣装折りたたみツール、AutoCADやIllustratorから標準的なDXFファイルを読み込むことができるスタンダードDXFインポートなどの新機能などが導入されています。

■リアルな膨らみのある衣服

フィラー（filler）やウェイト（weight）を調整することで、リアルな膨らみのある衣服を表現できるようになりました。

■3D衣服折りたたみツール

3D衣服を簡単に折り畳むことができるようになりました。

■スタンダードDXFインポート

AutoCADやIllustratorなどの標準的なDXFファイルを読み込むことができます。

■clo-set in clo

CLO-SETに保存されているファイルを簡単に閲覧・ダウンロードできるようになりました。

■その他の新機能

Improved Speed of Loading Avatar/Garment：衣服とアバターの読み込み速度が向上しました。
Print Layout | Nesting Improvement：各グレーディングサイズごとに数量を設定し、すべてのカラーウェイにネスティングを適用できるようになります。ネストとプロパティ設定用のツールボタンも追加されます。
UV Editor Improvements：UVの配置を分散させたり、UVを数値でシフトさせたりできます。
Print | Shift & Space： Print Textureの位置をシフトしたり、間隔を調整したりして、さまざまなパターンを作成します。
Grading | Edit Each Size With a Tool：1つのサイズパターンのドットを移動して、各サイズを個別に編集します。
Topstitch | Remove Linked Editing：対称パターンからトップステッチのリンクされた編集を削除します。
Offset Internal Line Individually：内部線のオフセットを個別に設定できます。
Fabric | Open Fabric Selectively：さまざまなファブリックマテリアルプロパティの中から、選択したマップまたは物理プロパティのみを開きます。
Jeanologia | Import to Texture Editor： Jeanologiaファイル（Jean）をテクスチャエディタにインポートします。
Review Improvements：アバター/衣服のレンダリングスタイル、応力/ひずみマップのアイコンが追加されます。