Unityは、Unity Reflectの最新アップデートをリリースし、SketchUpとRhinoのプラグインが利用になったことを発表しました。他にも、Android Viewer、Unity 2019.3との互換性などが追加されています。
「 Unity Reflect 」 とは
Unity Reflectは、昨年12月2日にリリースされたビルディングインフォメーションモデリング (BIM) ワークフロー用に新たに開発したリアルタイム3D製品です。
開発者、建築家、設計者、コードにまったく触れたことがない建築エンジニアであったとしても、BIM データをさまざまなデバイス上や、AR や VR でのリアルタイム体験に変換できます。
たった 1 回のクリックで、複数の Revit モデルとそのすべての BIM メタデータがリアルタイムの 3D に取り込まれ、その変化は常に継続的に反映されます。また、Unity は、その本質としては開発プラットフォームであるため、Unity エディターを使用して Unity Reflect 上に構築することによって、リアルタイム BIM アプリケーションに変更を加え、ユーザー体験をカスタマイズすることもできます。
今日では、すべての拡張現実(AR)および仮想現実(VR)コンテンツの60%がUnityを利用しているということです。
Unity Reflect についてはこちらのUnityブログで詳しく説明されています。
新機能と改善点
●SketchUpとRhinoプラグイン
Unity ReflectはすでにAutodesk Revitと統合されており、Autodesk製品とUnityの間の完全なデータ相互運用性を実現するという当社の取り組みを強化しています。建設(AEC)業界へのサポートを促進するために、SketchUpとRhinoのプラグインを追加しました。
これにより、建設(AEC)業界はRevit、SketchUp、RhinoのモデルをUnityに転送して、リアルタイムエクスペリエンスを作成し、高度にカスタマイズ可能なリアルタイム3Dアプリケーションを構築し、さまざまなデバイス上で没入型のインタラクティブな方法でレビューを実施できます。Unity Reflectは、SketchUpおよびRhino 6の2019リリースをサポートしています。
●Android用のReflect Viewer
Unity ReflectのAR、VR、iOS、PC用のビューアを使用すると、クライアントや共同編集者は、ライブにリンクされたモデルをリアルタイムで確認できます。ViewerがGoogle Playストアの Androidで利用できるようになりました。これにより、任意のデバイスから元のデザインモデルへのライブ接続を維持できます。Revit、SketchUp、Rhinoで変更を加えるたびに、ビューアで更新され、複数の関係者が選択したデバイスで同時にビューアにアクセスできるようになります。
●Unity 2019.3の互換性
Unity ReflectはUnity 2019.3と互換性があり、Unityの長期サポート(LTS)バージョンとの互換性を維持します。
新しいUnity Reflectリリースには、多数のバグ修正と改善も含まれています。リリースノートはこちらから確認できます。
Unity Reflectの今後
常にユーザーからのフィードバックに耳を傾け、トップの提案をロードマップに実装しています。Unity Reflectロードマップで、開発中、計画中、検討中の内容を確認できます。自分のアイデアを提出したり、提案された機能に投票することができます。
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SketchUp and Rhino plug-ins now available for Unity Reflect(Unity ブログ)
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