GreyscalegorillaとKitBash3Dのパートナーシップのもと、3DCGアセットを効率的に管理・検索できる新しいアプリケーション「Cargo 3.0」がリリースされました。
Cargo 3.0 とは
「Cargo 3.0」は、GreyscalegorillaとKitBash3Dとの共同開発によってゼロから構築された新しい基盤となる新しいアプリケーションです
すべてのライブラリへのアクセス、スマートな検索システム、高速なインターフェース、そして全アセットのUSD対応など、新機能が多数盛り込まれてます。
Cargo 3.0で利用可能なアセットとDCC連携
Cargo 3.0では、Greyscalegorillaの従来のアセットに加えて、さらに機能が強化されたコンテンツにアクセスできます。
- マテリアル: 金属、ガラス、コンクリート、布、木材、セラミック、プラスチックなど、3,500種類以上のスキャンベースのフォトリアルなマテリアル。
- HDRI: Pro Studios、Creative Spaces、屋外環境などを含む650種類以上。
- テクスチャ: サーフェスインパーフェクション、エリアライトマップ、ボケマップ、ライトゴボなど。
- モデル(完全テクスチャ対応): 日用品、装飾品、製品ディスプレイ、ネオン文字などのモデルデータ。Cargo内のすべてのモデルに完全にテクスチャが適用されるようになりました(これは従来のStudioでは実現できなかった機能)。
これらのアセットはすべてCargoアプリ内で一元管理され、手動でのZipファイルの解凍やフォルダ移動は不要です。
また、Cinema 4Dだけでなく、Blender、Unreal Engine、Houdini、Maya、3ds Maxなどの主要なDCCツールに直接連携できるようになりました。ログインには既存のGreyscalegorillaアカウントがそのまま使用できます。
Everything BundleによるKitBash3Dライブラリとの統合

新しい「Everything Bundle」プランを利用すると、Cargo 3.0内でKitBash3Dの膨大なライブラリにもアクセスが可能になります。
これにより、多くのアーティストがこれまで別の場所で調達していた以下のようなアセットが統合されます。
- 植生 (Foliage): 建築ビジュアライゼーションや製品シーンで活用できる樹木、植物、地被植物など。
- ダメージ・ウェザリングマテリアル: 錆、腐食、摩耗パターンなど、既存のフォトリアルな表面を補完する経年変化の表現。
- 20,000以上のモデル: 建物、小道具、車両、モジュラー構造物など、数時間で複雑なシーンを構築できる高品質なモデル群。
- ジャンル別マテリアル: SF、ファンタジー、ポストアポカリプス、インダストリアルなど、環境やムードに基づいて分類されたマテリアル。
これらのKitBash3DアセットとGreyscalegorillaのアセットは、一つのアプリ内で横断して検索・閲覧が可能です。
作業を効率化する新しい検索機能
従来の「ブラウジング」中心の設計から、Cargo 3.0では目的のものを「見つける」ことに特化した検索機能が導入されています。
スマート検索
入力された言葉の「意味」を解釈して検索することができるスマート検索機能が搭載されています。例えば「brushed aluminum(つや消しアルミニウム)」や「warm studio lighting(温かみのあるスタジオ照明)」と入力するだけで、正確なキーワードが分からなくても関連性の高い結果を表示します。
画像検索
リファレンス画像をアプリ内にドロップするだけで、視覚的に類似したマテリアルやHDRIを検索できます。ムードボードのイメージから直接アセットを探し出すことが可能です。
ランダムロール
Studioでも人気だった機能です。制作が行き詰まった際や新しいインスピレーションが欲しい時に、ワンクリックでランダムなアセットを提示し、新しい方向性を提供します。
類似を表示
見つけたアセットを起点に、さらにバリエーションを探索できる機能です。例えば特定の金属マテリアルを選択し「Show Similar」をクリックすると、より木目が細かいもの、摩耗が激しいもの、暗い色調のものなど、質感を微調整するための類似アセットが一覧表示されます。
刷新されたインターフェース
UIレイアウトはモダンで高速に動作するように再設計されました。
ナビゲーションのドッキングや折りたたみ、フィルター表示の切り替えなど、ユーザーの作業スタイルに合わせて柔軟にレイアウトを変更できます。アセットのグリッド表示や検索結果のレスポンスも非常に高速化されています。

既存環境への影響
既存のGreyscalegorillaメンバーシップ内容や、従来のアセット管理ツール「Studio」の仕様に変更はありません。
現在進行中のプロジェクトでStudioを使用している場合は、そのまま継続して利用することが推奨されており、データを移行・再リンクする必要はありません。
価格と今後の利用について
従来のStudioが利用できなくなるわけではありませんが、今後の新しいアセットの追加や高度な検索機能はCargo 3.0を中心に展開されていきます。
すでにGreyscalegorillaに登録済みの方
追加費用なしでCargo 3.0をダウンロードし、フルライブラリと新しい検索ツールを利用可能です。
無料で試してみたい方
Cargoのダウンロード自体は無料です。無料アカウントを作成することで、100種類以上(一部50種類以上とも表記)の人気アセットを無料でダウンロードし、お使いの3Dソフトウェアで試すことができます。
価格について
各ライブラリは個別に契約できるほか、GreyscalegorillaとKitBash3Dの両方のアセットを利用できる「Everything Bundle」が用意されています。
長期利用の場合は年払いがお得です(基本は商用利用可能な個人ライセンスとなります)。
| プラン名 | 年払い(月額換算) | 月払い | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Greyscalegorilla | $468 /年(月額換算 $39 /月) | $79 /月 |
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| KitBash3D | $708 /年(月額換算 $59 /月) | $119 /月 |
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| Everything Bundle | $948 /年(月額換算 $79 /月) | $159 /月 |
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| Teams | 年払いのみ(月額換算 $99 /ユーザー/月) ※最小4シート |
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