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KitBash3DとGreyscalegorillaが合併!さらにSubstanceマテリアルの提供開始を発表!

ニュース

2025年9月10日(現地時間)- 3Dアセットライブラリの大手であるKitBash3Dは、長年の友好関係にあったトレーニングおよびツール開発企業のGreyscalegorillaとの合併を正式に発表しました。さらに同月12日、KitBash3Dは、3Dアセットライブラリの新しいアセットカテゴリとして「Substance Material Kits」の提供開始を発表しましたので合わせて紹介したいと思います。

KitBash3DとGreyscalegorillaが合併!

3Dアセットやツールを提供してきた KitBash3D が、長年親交のある Greyscalegorilla と合併することを発表しました。両社はこれまで、異なるアプローチでありながら同じ課題に取り組み、3Dアーティストを支援するという共通のビジョンを掲げてきました。今回の合併は、その歩みを一つにまとめ、より大きな成果を目指す新たな一歩となります。

KitBash3Dはこれまで、KitsやCargo、チュートリアルやツールを通じてクリエイターを支援してきましたが、その背景には常にユーザーの声や作品、フィードバックがありました。一方で、制作環境にはツール間の非互換性や複雑なパイプラインといった課題も存在し、両社はそうした問題を解決するためにそれぞれ努力を重ねてきました。

Greyscalegorillaは、3Dアーティスト向けに、手作りのマテリアル、強力なプラグイン、そして高速なワークフローを提供しています。フォトリアルなマテリアルやカスタムHDRI、時間を節約できるCinema 4Dツールなどで知られています。

同社は2009年に、モーションデザイナー世代がCinema 4Dを習得するのを助けるチュートリアルから始まりました。現在では、レンダリングの質を高め、ワークフローを高速化するツールやアセットを開発しています。また、Greyscalegorillaは2017年にKitBash3Dの最初のチャレンジをスポンサーした企業でもあり、品質へのこだわりやアーティストへの深い理解で知られています。

両社は今回の合併により、強みを結集し、より直感的でパワフルかつオープンなツールを開発し、アーティストが自由に創造性を発揮できる環境を整えていくとしています。

創業者たちはコミュニティへのメッセージで「世界には優れた3Dツールが必要であり、アーティストには彼らを第一に考える企業が必要だ」と強調。今後も製品やサブスクリプション、サポートはこれまで通り継続され、両社の文化や価値観を大切にしながら、より大きな課題解決と新しいクリエイティブの可能性に挑戦していく姿勢を示しました。

変更と今後の展開について

今回の合併によって、既存のKitBash3DのキットやCargoへのアクセスに変更はなく、サービスやサポート、アップデートもこれまで通り提供されます。新しいアカウントを作成する必要もなく、現時点ではKitBash3DとGreyscalegorillaの製品は引き続き別々に購入・利用できます。また、自動的にGreyscalegorillaのアカウントが作成されることもありません。将来的には、両社のツールをよりシームレスに活用できるよう、統合の可能性を探っていくとのことです。

価格についても変更はなく、KitBash3DやGreyscalegorillaの製品・サブスクリプションはこれまでと同じ条件で利用できます。KitBash3Dの顧客にとっては、従来のキットやツールをそのまま使えるだけでなく、今後はより連携したワークフローや新しい技術革新、さらに大規模なアセットやマテリアルのライブラリへのアクセスといったメリットが期待されます。

両社は創業者主導かつクリエイター中心の姿勢を維持しながら、独立性を保ちつつ協力体制を築いています。すでに水面下では共同作業が始まっており、現時点で新製品の発表はありませんが、近い将来、より連携したツールや効率的なワークフロー、新しいクリエイティブソリューションが提供される予定です。

合併に関するQ&Aをこちらから

「Substance Material Kits」の提供開始

KitBash3Dは、アーティストに新たな創造的自由をもたらす新製品「Substance Material Kits」を発売しました。

Introducing Substance Material Kits: Procedural Materials Built for Professionals in 3D

これらは単なるテクスチャではなく、完全にプロシージャル(手続き型)で構築された高品質なマテリアルであり、制作現場ですぐに活用できます。個人クリエイターからスタジオチームまで、より柔軟なコントロールと効率的なワークフローを実現します。

3D環境制作では、ジャンルに合った汎用性と一貫性を備えたマテリアルを探すのに多くの時間が費やされがちです。Substance Material Kitsは、そうした課題を解決するために設計され、アーティストやスタジオがスケールを問わず意図的で一貫性のある環境を構築できるよう支援します。

この新しいキットは、同社の「World Kits」と同様にジャンル研究に基づいて開発されており、ワールドビルディングに最適化されています。主な特徴は以下の通りです。

  • 汎用性と編集性:完全にプロシージャルな.sbsファイルにより、摩耗、パターン、色、スケールを自在に調整可能。スキャンデータや固定プリセットに縛られません。各Substance Kitには.sbs、.sbsar、4Kおよび2Kテクスチャマップファイルが含まれています。
  • 解像度非依存:映画、ゲーム、VRなど、あらゆる解像度で鮮明なディテールを維持。
  • 整理されたグラフ構造:クリーンで分かりやすい構造により、チームでの作業効率を高め、複数人でのカスタマイズや再利用が容易。
  • 最適化されたパフォーマンス:論理的なパイプラインとマスクチャンネルにより、視覚的な煩雑さを抑えつつ、様々なアセットで再利用可能。
Demo – Substance Material Kits by KitBash3D

Armored Hulls」や「Military Ops」、「Work Zone」など、様々なテーマのキットがウェブストアでの購入、またはKitBash3D Unlimited加入者向けにCargoでのダウンロードが可能となっています。

また、現在KitBash3Dでは新しいSubstance マテリアルを含めてセールが開催中です。


Introducing Substance Material Kits: Procedural Materials Built for Professionals

From the Founders: A New Chapter for KitBash3D and Greyscalegorilla

Welcome, KitBash3D Community: Meet Greyscalegorilla

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