Blenderアドオン「OkTopo Remesher」の紹介です。
OkTopo Remesherとは
OkTopo Remesherは、頭部の自動リトポロジーを行うためのBlenderアドオンです。
マーカーを配置してワンクリックするだけで、適切なループとUVを持つ、アニメーションに対応したクリーンなトポロジーを生成することができます。
キャラクターをスカルプトする3Dアーティスト、クリーンで高速な結果を求めるゲーム開発者、一貫したトポロジーを必要とするスタジオに最適なツールです。
主な機能は以下の通りです。
ワンクリック・リトポロジー
いくつかのスマートマーカーを配置するだけで、OkTopoが即座にクリーンな四角形ポリゴンベースの頭部メッシュを生成することができます。
クリーンなトポロジー
アニメーション、リギング、ブレンドシェイプに最適なエッジフロー。
あらゆる制作パイプラインに対応可能です。

その他の特徴
- UV展開も込み – メッシュと同時にクリーンなUVマップも取得できます。テクスチャリングやベイキングに最適です。
- ゲーム対応メッシュ – ゲーム、AR/VR、リアルタイム用途に適した、最適化されたローポリジオメトリを出力します。
- スタイライズされたモデルとリアルなモデルの両方をサポート – カートゥーン調でも実物からスキャンしたものでもOK。
- 最小限のUI、最高のスピード – スピードを重視した設計。数クリックで完了。
❑ 今後のアップデートで検討されている追加機能
- 全身サポート – 頭部だけでなく、全身のスキャンやスカルプトにもOkTopoを使用可能に。
- 除外ゾーン – 開いた口、目、耳、付属アクセサリーなど、リメッシュしたくない特定の領域をマスクして除外。
- 編集可能なガイド (高度マーカーモード) – ループの方向や密度を手動で制御するための追加ガイドを配置・調整。より詳細な制御を求めるアーティスト向けです。
- カスタムトポロジープリセット – アニメーション向け、超ローポリ、スタイライズ調など、異なるトポロジースタイルを切り替えられます。
- 自動テクスチャベイキング – Blender内で直接、ハイポリモデルからリトポロジーメッシュへ法線マップ、AOマップなどを自動でベイキング。
- その他、皆様のフィードバックに基づいた機能 – OkTopoは積極的に改善を進めており、ユーザーのアイデアがその未来を形作ります。yegor@oktoporemesher.com
Youtubeのコメントによると、次のアップデートではカスタムトポロジーモードが追加されるようです。
使い方
使用手順
OkTopo Remesherを使えば、わずか数ステップで、クリーンな顔のトポロジーを持つ最適化された頭部メッシュを素早く作成できます。
手順概要
正しく動作させるためには、以下の手順を正しい順序で実行することが不可欠です。
- ターゲットメッシュの選択 — リトポロジーしたいハイポリモデルを選択します。
- フェイスマーカーの追加 — トポロジー生成をガイドするために必要なマーカーを配置します。
- OkTopoリトポロジーの実行 — マーカーに基づいてクリーンなメッシュを生成します。
- コントローラーを使用したメッシュの調整 — 必要に応じてメッシュを微調整します。
- メッシュの最終化 — すべてのヘルパーをクリーンアップし、プロセスを完了します。
次の動画で利用手順を確認することができます。
準備について
作業を始める前に、リトポロジーしたいハイポリの3D頭部モデルを用意してください。
- モデルは傾いたりねじれたりせず、まっすぐ向いている必要があります。前後左右どの向きでも構いませんが、グローバルなシーン軸に沿っている必要があります。
- モデルはシーンの中心(0, 0, 0)に配置してください。そうしないと、結果が歪む可能性があります。
- 開始前に、すべてのモディファイア(特にミラー、サブディビジョン、シュリンクラップ)を適用推奨。
- オブジェクトがオブジェクトモードになっていることを確認してください。
手順詳細
- ターゲットメッシュの選択
シーンでモデルを選択し、「Add Face Makers」を押します。
または、「ターゲットメッシュ」の隣にあるスポイトアイコンを使用して、手動でオブジェクトを選択します。
- マーカーの配置
顔の主要な参照点をマークします。
正しい順序で配置することが非常に重要です。
マーカーの順序が正しくない場合、トポロジー生成プロセスが中断され、最終メッシュに深刻なエラーが発生する可能性があります。
- 対称な顔 (デフォルト)
- 非対称な顔
「Use Symmetry」を有効にし、以下の4点を順に配置します:
- 鼻の先端
- 左目
- 口の左角
- 左耳
※ 「left」(左)または 「right」(右)と言及している場合、常にモデルから見た左右を指しています。

「Use Symmetry」を無効にし、以下の7点を順に配置します:
- 鼻先
- 左目
- 右目
- 左口角
- 右口角
- 左耳
- 右耳
※ 「left」(左)または 「right」(右)と言及している場合、常にモデルから見た左右を指しています。

- リトポロジーと調整
マーカー配置後、「OkTopo Retopology」を押してメッシュを生成します。
これで、元のオブジェクトは変更せず、マーカーとハイポリモデルに基づいて、新しいクリーンメッシュを生成できます。
オブジェクトモードで生成されたピンク色のコントローラーを動かしてメッシュを微調整します。コントローラーは頭部の表面にスナップするので、簡単かつ正確に微調整できます。
- 適用
調整が完了したら「Finalize Mesh」を押し、ヘルパーを削除してクリーンなメッシュを完成させます。
高度な設定
OkTopoは、より詳細な制御のために「Advanced setting」パネルにいくつかの追加オプションを提供しています。
ワイヤーフレーム
リトポロジーメッシュをハイポリゴンスキャンの上に半透明で表示します。トポロジーの調整や確認に便利です。
サブディビジョンレベル
メッシュの密度を制御する設定です。デフォルトは1で、約4,000ポリゴンを生成し、ほとんどのワークフローに適しています。
値を大きくするとディテールが向上し、小さくすると超ローポリの出力になります。
ディスプレイスメント強度
新しいメッシュがハイポリサーフェスからどれだけオフセットされるかを制御できます。
新しいメッシュがひどく交差する場合や、可視性を調整するのに役立ちます。
価格とシステム要件
OkTopo Remesher は、Windows, macOS, Linuxで動作するBlender 3.6以降で利用できます。
価格は24ドルです。
セール情報
8月31日まで(現地時間)の期間限定で18ドルのセールが開催中!

 
  
  
  
  

 
               
               
               
               
               
              




















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