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Topaz Video AI7.0 がリリース!ローカルで動作する拡散ベースのアップスケーリングモデルが利用可能に

CGソフト

2025年5月13日(現地時間)- Topaz LabsはAIを活用した動画品質強化ソフトウェアのメジャーアップデート版である Topaz Video AI 7.0 をリリースしました。

新機能ハイライト

今回のアップデートの最大の目玉は、NVIDIA GPUを搭載したWindowsマシン上でローカルに実行可能なStarlight Mini AIモデルの搭載です。

他にも、ライブエクスポートプレビュー、EXRサポートの改善といった新機能が追加されています。

Introducing Video AI 7

Starlight Mini:ローカルで動作する初のビデオエンハンス拡散モデル

これまでクラウド処理が前提だったStarlightモデルが、ついにローカル環境でも利用可能になり、多くのユーザーにとってより身近なものとなりました。

新しいStarlight Miniは、Topaz Labsがリリースした2番目の拡散ベースのアップスケーリングモデルで、既存および新規ユーザー向けの標準的なアプリ内アップデートとして提供される最初のモデルです。オリジナルのStarlightモデルの特長を、ローカル処理に適したサイズで実現しています。

Starlight Miniの結果は一般的にRheaモデルよりも優れており、より比較的なディテール、微妙な精細さ、アニメーションの動きの一貫性があります。

古いフッテージのエンハンス/アップスケールにおいては、間違いなく最高のデスクトップAIモデルとのことです。

従来のAIモデルでは処理が難しい8mm/16mmフィルムや、インターレース解除されたミニDVフッテージのような映像にも対応しています。

デスクトップアプリケーション上では最も強力なモデルですが、ハードウェアによってはレンダリングに数時間かかることもあることにご注意ください。

Starlight Miniのローカル実行に必要なシステム要件:

  • オペレーティングシステム: Windows
  • GPU: 8GB以上のビデオメモリを搭載したNVIDIA GPU(最適なパフォーマンスと品質のためには16GB以上を強く推奨)
  • RAM: 12GB以上のシステムRAM

現時点では、AMD GPU/Intel GPU/macOSシステムではローカルレンダリングはサポートされていませんが、クラウドレンダリングは引き続き利用可能です。

Starlight Miniに関する補足事項:

  • クラウド版のオリジナルStarlightと比較して、Starlight Miniはクラウドレンダリングで約3倍安価で、最大4倍高速になる予定です(ただし、現行バージョンではクラウド版はまだ最適化されていません)。
  • アスペクト比のずれを避けるため、1920×1080以下の正方ピクセル映像の使用が推奨されています。
  • ローカルレンダリングでは最大4K解像度まで対応します(出力解像度オプションは今後のリリースで改善予定)。
  • Starlight Miniはスタンドアロンのエンハンス機能であり、現時点では他のフィルターと組み合わせることはできません。フレーム補間などの追加フィルターを使用する場合は、「再インポート」機能を利用する必要があります。
  • これは複雑でリソースを大量に消費する新しいAIモデルです。つまり、処理に数時間かかる可能性があります。
  • テキストが小さすぎたり、ぼやけていたり、一貫性がなかったりする場合、結果が「sp3ll3d」で正しく認識されない可能性がありますのでご注意ください。ほとんど判読できない場合は、AIモデルも判読できません。テキストをテクスチャやパターンと誤認する可能性があります。
  • 水面はソースと比較して滑らかに見える場合があります。
  • インターレースビデオがある場合は、Starlight Miniでエンハンスする前に、まずインターレース解除することをお勧めします。

クイックスタート

Starlight Miniモデルの使用方法に関するクイックスタートガイドです。

  1. クリップをインポートします。
  2. 「Codec Settings」で、使用するグラフィックカードがNVIDIAであることを確認し(複数のカードがある場合)、ショットに適したコーデックを選択します。
  3. 「Enhancement」メニュー内にある「Starlight Mini」を見つけます。「Video Type」は「Progressive」カテゴリにあります。
  1. リストまたはカルーセルからStarlight Miniを選択します。
  2. 初めてStarlight Miniを使用する場合、ポップアップメニューが表示されます。マシンがStarlight Miniをローカルで実行できるかどうかのシステムチェックが行われます。「Run System Check」ボタンをクリックします。
  3. 必要な各ステップがチェックマークで表示されます。問題がある場合は「x」が表示され、モデルの大きなダウンロードを防ぎます。
  4. 必要なチェックがすべて承認されたら、「Download」ボタンを押します。完了したら、このメニューを閉じます。
  1. Starlight Miniを既にインストールしている場合、このモデルを選択すると通知が表示されます: 基本的に、このAIモデルは他のエンハンスメントやフィルターなしで単独でのみ使用できます。Starlight Miniだけでもマシンは非常に高負荷で動作します。
  2. 「Reimport export as source」ボタンがあります。ビデオを再インポートするには、このボタンをチェックします。レンダリングが完了すると、結果は基本的に新しいソースとして使用されます。ここで、追加のエンハンスメント、リスケール、フィルターを制御できます。
  3. Starlight Miniローカルでは、入力ビデオの解像度に基づいて、モデルからの解像度出力オプションが異なります。
  1. 解像度を選択したら、「Export as…」でローカルにエクスポートするか、「Quick Export」ボタンを使用します。
  2. または、ユーザーは「Cloud Export」を利用することもできます

※Starlight Mini は、使用可能な VRAM の合計に対するパーセンテージとして、設定で指定した最大 GPU メモリ設定も尊重します。

ライブエクスポートプレビュー

エクスポートキュー内でライブプレビューが表示できるようになりました。これにより、レンダリング完了を待つことなく、意図した通りの出力になっているかを確認できます。

また、レンダリング中または完了した出力とソースビデオを比較することも可能です。

EXRサポートの改善

プロの映像制作者からの要望に応え、EXRサポートが大幅に改善されました。

改善点は以下の通りです。

  • EXRからTIFFへの変換が不要になりました。
  • 32ビット画像シーケンスを完全にサポート。
  • 標準の0-1レンジ外のカラーサポートが強化されました。

ボリュームコントロール

ビデオの音量を細かく調整できるようになりました。エンハンス結果を音声付きで確認する必要がある場合でも、大音量に悩まされることはなくなりました。

プロアカウントパネルの更新

Video AI Proの管理者向けに、アカウントレベルでの制御機能が強化されました。

  • アカウントレベルのジェネレーティブAIコントロール: 管理者は、すべてのサブアカウントに対してジェネレーティブAI機能(Starlightなど)のオン/オフを切り替えることができます。
  • アカウントレベルのクラウドレンダーコントロール: 同様に、クラウドレンダリング機能のオン/オフも管理者が制御できます。

価格とシステム要件

Topaz Video  AI は、Windows 10, 11、macOS intel Catalina 10.15以降、 macOX Silicon Big Sur 11 以降 で利用できます。

また、AfterEffectsとDaVinci Resolve Studio(有料版)のプラグインとしても利用可能です。

最新のシステム要件の確認はこちらから( 標準ライセンス / Proライセンス )

標準ライセンス

価格は永久ライセンスで299ドルです。12 か月間のアップデートも含まれています。

有効なアップグレードライセンスをお持ちの方は自身のアカウントページからアップグレードすることができます。

セール情報

標準ライセンスは現在セールが行われており、50ドルオフでお得に購入することができます。

Proライセンス

Proライセンスはサブスクリプションで価格と詳細は以下の通りです。

Pro版の詳細はこちらから

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