2026年1月の NVIDIA Studio Driver アップデートがリリース!

CGソフト

2026年1月5日(現地時間) – Nvidia は、Studioドライバの最新アップデートをリリースしました。

NVIDIA Studioドライバは、アーティスト、クリエイター、3D開発者がクリエイティブなアプリケーションを使用する際の高いパフォーマンスと信頼性を提供しています。このドライバは、複数のアプリを横断するクリエイターのワークフローや、AdobeからAutodeskに至る主要なクリエイティブアプリケーションの複数のバージョンに対して、広範なテストを実施しています。

今月の NVIDIA Studio Driver アップデート

今回のアップデートでは、CES 2026で発表された最新のクリエイティブアプリや AI 機能に合わせた最適化が行われており、最新環境での作業をより快適にサポートします。対象には NVIDIA Broadcast 2.1、ComfyUI における PyTorch の NVFP4/NVFP8 対応、そして LTX‑2 向けの RTX 最適化などが含まれています。

  • ComfyUIの最適化:PyTorch NVFP4およびNVFP8のサポートにより、パフォーマンスが倍増し、メモリ消費量が最大60%削減されます。
  • LTX-2のRTX最適化:Lightricksによる最先端の動画生成モデル「LTX-2」がRTXに最適化されて利用可能になりました。
  • NVIDIA Broadcast 2.1:GPUサポートの拡大と品質向上。

加えて、ドライバがアップデートできるNvidia app ベータ版のアップデートも行われたようなので合わせて紹介したいと思います。

ComfyUIのRTX最適化とNVFP8サポート

NVIDIAはComfyUIと密接に連携し、NVIDIA GPU上でのパフォーマンスを大幅に向上させました。今回のアップデートでは、NVFP4およびNVFP8データ形式のサポートが追加されています。

これにより、RTX 50シリーズのNVFP4形式を使用した場合、パフォーマンスは3倍に向上し、VRAM(ビデオメモリ)の使用量は60%削減されます。また、NVFP8形式でもパフォーマンスが2倍になり、VRAM使用量が40%削減されます。

さらに、LightricksのLTX-2、Black Forest LabsのFLUX.1およびFLUX.2、AlibabaのQwen-ImageおよびZ-ImageといったトップモデルのNVFP4/NVFP8チェックポイントが、ComfyUIで直接利用可能になりました。

Blenderを活用した新しいビデオ生成パイプライン

以上の最適化により、これまでPCのVRAM容量などの制約で困難だった4K動画生成が、RTX GPUへの最適化によって実用的なワークフローとして利用可能になるとのことです。このパイプラインは以下の3つの要素で構成され、BlenderとComfyUIを連携させます。

  • 3Dオブジェクトジェネレーター:シーンのアセットを作成。
  • 3Dガイド付き画像ジェネレーター:Blender内でシーンを設定し、そこからフォトリアルなキーフレームを生成。
  • ビデオジェネレーター:キーフレームを元に動画をアニメーション化し、RTX Videoテクノロジーを使用して4Kにアップスケール。

このパイプラインにより、VRAM使用量を抑えながら、従来の3倍の速さで動画を生成し、4K解像度へのアップスケーリングが可能になります。

NVIDIA App Beta 11.0.6:DLSS 4.5設定と新機能

NVIDIA Appの最新アップデート(11.0.6)が1月13日に正式リリースされます。

本日よりベータ版にオプトインすることで、最新の「DLSS 4.5 Super Resolution」や新機能を先行して利用可能です。

※ベータ版を使用するには、アプリ内の「設定」>「情報(About)」からオプトインを選択してください。

DLSS 4.5 Super Resolutionの適用方法

400以上のゲームやアプリの画質を向上させるDLSS 4.5 Super Resolutionは、以下の手順で適用できます。

  1. NVIDIA Appの「グラフィックス」タブを開きます。
  2. リストからゲームを選択するか、画面上部の「グローバル設定」をクリックします。
  3. 「DLSS Override」設定までスクロールし、「Model Presets」オプションを開きます。
  4. 「Latest」を選択して「適用」をクリックすることで、最新のモデル(本日のアップデートではPreset LおよびMが追加)が適用されます。

さらに、DLSSスケーリングの品質調整や、ゲーム内に設定がない場合のDLAA有効化、そしてGeForce RTX 50シリーズ所有者は「Frame Generation Mode」からDLSS Multi Frame Generationを有効化してパフォーマンスを向上させることも可能です。

その他の新機能

  • NVIDIA Surround設定の統合:「システム」>「ディスプレイ」に、ベゼル補正やホットキーを含むNVIDIA Surround設定がコントロールパネルから移行されました。
  • Advanced Optimusの表示改善:機能の有効化をブロックしているアプリケーションが、単なる.exe名ではなくフルネームで表示され、特定しやすくなりました。
  • デバッグモード:「システム」>「詳細設定」にデバッグモードが追加され、オーバークロック設定などを即座に無効化してシステムの不安定さを診断できるようになりました。

NVIDIA Broadcast 2.1

マイクやウェブカメラの品質をAIで向上させるNVIDIA Broadcastがバージョン2.1へアップデートされました。

「Virtual Key Light(バーチャルキーライト)」機能が強化され、パフォーマンスが向上したことで、GeForce RTX 3060以上のGPUで利用可能になっています。

また、より多様な照明条件への対応、広範な色温度制御に加え、プロの配信で見られるような「2灯ライティング」スタイルを実現する更新されたHDRiベースマップが利用可能です。

他にも、Llama.cppおよびOllamaにおける推論パフォーマンスが、過去4ヶ月でそれぞれ35%、30%向上しました。これにより、ローカルPC上でのAIチャットやエージェント機能がより快適になります。

修正リスト

修正されたアプリケーションの不具合

  • Arena Breakout: Infinite:ゲームの安定性に関する問題を修正
  • Enshrouded:GeForce RTX 50シリーズGPUにおけるゲームの安定性の問題を修正
  • Assassin’s Creed Valhalla:「Smooth Motion」が有効な場合、HDRの切り替えが機能しない問題を修正
  • Dying Light: The Beast:ドライババージョン591.44へのアップデート後に発生するゲームの安定性の問題を修正

修正された一般的な不具合

  • 様々なディスプレイにおける明るさ調整の問題を修正
  • デジタルバイブランス(Digital Vibrance)使用時に色が正しく適用されない問題を修正
  • SDRカラーモード時のグラデーションにおいて、わずかなバンディング(縞模様)が見られる場合がある問題を修正
  • NVIDIAコントロールパネルから「通知トレイアイコンを表示する」の選択を解除できない問題を修正
  • 非ネイティブ解像度に切り替えた後、ディスプレイの色が薄く見える問題を修正
  • 一部のテレビでRTX HDRを使用すると、ゲームがブラックスクリーンになる問題を修正
  • LG製OLED TVにて、VulkanゲームでRTX HDRを使用するとブラックスクリーンになる問題を修正

ダウンロード

以上の最新アップデートをサポートする新しいNVIDIA Studioドライバ(591.74)が利用可能です。

ドライバはNVIDIA アプリまたはこちらのドライバのダウンロードページからダウンロードすることができます。


NVIDIA RTX Accelerates 4K AI Video Generation on PC With LTX-2 and ComfyUI Upgrades

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