2022年2月7日(現地時間)Chaosは、同社の Revit用レンダリングソフトウェアの最新アップデート V-Ray 5 for Revit, update 2 をリリースしました。
新機能ハイライト
V-Ray 5 for Revit, update 2では、ホストプロジェクトからリンクファイルのマテリアルやオブジェクトの置換を編集したり、Scatterで何百万ものオブジェクトをランダムに配置したり、Chaos Cosmosの全く新しい無料マテリアル200点を利用することができるようになりました。
また、Chaos Vantageへのライブリンクにより、100%レイトレースされたリアルタイムでシーンをチェックアウトし、更新することができます。さらに、V-Ray Visionの3Dインタラクティブアプリのエクスポートにより、クライアントや同僚は、V-RayやRevitのライセンスを持っていなくても、自分のコンピュータでプロジェクトを検討することができます。
■リンクされたファイルの微調整
モデルのリンクファイルに存在するV-Rayマテリアルやファミリーの置換にアクセスし、制御できるようになりました。
■スキャッター
新しいスキャッタリングツールにより、モデルの地形構築が大幅に効率化されました。直感的でメモリ効率の良い方法で、数百、数千、数百万のオブジェクトやChaos Cosmosファミリーを任意のサーフェス上に追加し、リアルなディテールでデザインコンテキストを充実させることができます。
■Chaos Vantageライブリンク
Live Linkを使用すれば、複雑なモデルもレイトレースされたリアルタイムで探索でき、設定も不要です。デザインの照明やマテリアルをナビゲートして操作したり、アニメーションや画像を簡単に作成することができます。
■V-Ray マテリアルの改良
V-Rayマテリアルのアップデートにより、ガラスなどのリアルな半透明・透明マテリアルを簡単に作成できるようになりました。さらに、SSSやVolumetric半透明モードにより、プラスチックやワックスなどのマテリアルを素早く簡単に作成することができます。
■ポストプロダクション
最終的なレンダリングに磨きをかける際に、V-Rayフレームバッファで一般的なシャープネスやブラーといったカメラエフェクトを追加できます。
■マテリアル、アセット、UX改善
- Chaos Cosmosのマテリアル:レンダリングに適した3Dコンテンツの厳選されたコレクションに、重要な新カテゴリーであるマテリアルが追加されました。
- カスタマイズ可能なアセット:Cosmosの3Dモデルは、色などのマテリアルのパラメータを変更したり、マテリアルを完全に置き換えたりすることができます。
- 改善されたUX:すべてのCosmosファミリーアイテムは、Familiesタブの独立したサブタブに整理され、簡単にアクセスし、区別することができるようになりました。詳しくはこちらから
■V-Ray Vision
実行ファイルを介してクライアントとデザインを共有し、いつでもどこでも好きなときにデザインを検討できるようになりました。ライセンスは必要ありません。
■太陽アニメーションのサポート
Revit から Vision に太陽アニメーションを読み込んで、すばやく簡単に照明の研究を行い、WebM 形式のビデオとして書き出すことができます。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから(リリースノート)
価格とシステム要件
V-Ray 5 for Revit update 2は、Windows 8.1 、10で動作するAutodesk Revit 2018、2019、2020、2021、2022で利用することができます。
価格はサブスクリプションが60ドル/月(7,000円/月)または350ドル/年(41,300円/年)、永久ライセンスが790ドル( 93,200円)です。
また、Chaosのすべての製品が含まれたV-Ray Collectionの一部としても利用できます。
V-Ray 5 for Revit ウェブサイトへV-Ray 5 for Revit, update 2 available now
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