アニメ制作技術の総合イベント「あにつく 2026」

株式会社Too主催、アニメ制作技術の総合イベント「あにつく 2026」の開催情報です。

あにつくとは

あにつくは、これからアニメ制作を目指す次世代の方からアニメファンまでを対象にした、アニメ制作技術の総合イベントです。2D作画ソフトの運用や3Dアニメーション技術の紹介、作品のメイキング、マーケットアピール、人材発掘・育成までを目的としています。

2026年のテーマは「つくる力を、次の世代へ ― アニメの未来と出会う場所 ―」。第一線で活躍するクリエイターや制作現場の知見を、これからアニメ業界を担う次世代へ届けることを目指すとしています。完成した作品だけでなく、その裏側にある試行錯誤や現場のリアル、アニメ・CGプロダクション各社の考え方を共有する場と位置づけられています。

会場は秋葉原UDXの3つのルーム(Gallery/NEXT 1/NEXT 2)で、アニメ・CGプロダクション各社によるセミナー全15セッションに加え、ツールベンダー5社の展示ブース、セミナー終了後のアフターパーティーが予定されています。CG制作を学ぶ学生やアニメ業界への就職を考えている方に向けたセッションのほか、現場のクリエイターやスタジオのシステム担当者向けの内容も用意されています。

プロダクション各社のメイキング

東映アニメーション、オレンジ、MAPPA、exsa、グラフィニカ、サブリメイションなどが、『名探偵プリキュア!』『TRIGUN STARGAZE』『ドロヘドロ Season2』『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』などの制作事例を紹介します。

最新ツール・技術の活用

Autodesk Flow Studioによる映像からのモーション生成、Blender・モーションキャプチャー・3DGSを使ったバーチャルプロダクション、Red Giantを使ったMV制作などを取り上げます。

就職・キャリアを考える

ENGIやA-1 Picturesによる、入社後の仕事内容や学生時代とのギャップ、業界で働き続けるためのヒントを語るセッションがあります。

恒例の絵コンテセッション

小松田大全監督による「絵コンテ」セッション第8弾。今回はゲストに松原秀典氏を迎えます。

開催概要

参加費は無料で、セミナー・展示・アフターパーティーの3部構成です(アフターパーティーのみ有料・別申込)。

イベント名あにつく 2026
開催日時2026年10月3日(土) 11:30 – 20:30(受付開始 11:00)
セミナー:11:30 – 18:50/アフターパーティー:19:00 – 20:30
会場UDXギャラリー/UDXギャラリーネクスト(東京・秋葉原)
住所東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 4F
参加費無料(セミナー・展示)
※アフターパーティーは有料・別途申込
主催株式会社Too
後援CG-ARTS

展示ブース

会場では、次の5社が展示ブースを出展します。

  • オートデスク株式会社: Autodesk Flow Studioによる映像からのAIモーションキャプチャやキャラクター合成の体験、3D生成・AIリギングからMayaへの連携まで、キャラクター制作のワークフローを紹介。
  • Maxon Computer株式会社: Red Giant、Cinema 4D、無料で利用できるコンポジット・モーショングラフィックスソフトウェアAutograph、デジタルスカルプトツールZBrushを、デモを交えて紹介。
  • 株式会社ピー・ソフトハウス: 「Pencil+」や、After Effectsプラグイン「CelFX」「CelMX」をはじめとする制作支援製品を紹介。
  • 株式会社ワコム: 「Wacom Cintiq」「Wacom Intuos Pro」、ポータブルクリエイティブパッド「Wacom MovinkPad」シリーズなどを展示。
  • EIZO株式会社: 色彩設計・美術・3DCG向けの「ColorEdge CS2400S」、撮影・コンポジット向けの「ColorEdge CG2700S」、クラウドでモニターを一括管理する「ColorNavigator Network」を展示。

アフターパーティー

セミナー終了後の19時より、登壇者や関係者、来場者を対象としたアフターパーティーが開催されます。学生・社会人を問わず参加できます。完全予約制で、セミナーとは別に事前申込が必要です。

日時2026年10月3日(土) 19:00 – 20:30(18:30より受付開始予定)
会場秋葉原UDX 4F UDXギャラリー
定員150名
参加費一般:2,000円(税込)
学生:1,000円(税込)

※セミナーとは別途申し込みが必要です。

タイムテーブル

セミナーはGallery、NEXT 1、NEXT 2の3ルームで並行して行われます。各セッションをクリックすると、登壇者や内容の詳細が表示されます。

Gallery
NEXT 1
NEXT 2
11:30-12:20
13:00-13:50
14:20-15:10
15:40-16:30
17:00-17:50
18:00-18:50

※セッションをクリックすると詳細が表示されます。セミナー内容は変更になる場合があります。

Gallery11:30 – 12:20

キュアット解説!「名探偵プリキュア!」後期エンディング CGメイキング

登壇:東映アニメーション株式会社 野島 淳志氏, 近藤 まり氏, 坪川 尚史氏

©ABC-A・東映アニメーション ©2026 映画名探偵プリキュア!製作委員会

現在放送中の「名探偵プリキュア!」後期エンディングを題材に、キャラクターモデリングやCGアニメーションのメイキングを解説します。演出やキャラクター表現についてのこだわり、制作の裏話も交えて紹介するとのことです。

NEXT 111:30 – 12:20

TVアニメ『メダリスト第2期』『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』をベースに見る、ハイブリッドセルアニメの中での3DCGアニメーターの作業範囲。

登壇:株式会社ENGI 堀 正太郎氏, 佃 将太氏, 中嶋 基氏, 飯島 哲氏

昨今のハイブリッドセルアニメの中で、3DCGアニメーターがどのような作業範囲を担っているのか。アニメ会社に3DCGアニメーターとして就職した場合にどんな仕事をすることになるのかを、2つの作品での実態をもとに紹介します。

Gallery13:00 – 13:50

『TRIGUN STARGAZE』アニメーターと見る、謎多きCGアニメ会社「オレンジ」のカット制作現場!!

登壇:有限会社オレンジ 師橋 忠生氏, 相川 夏氏

© 2026 内藤泰弘・少年画報社/「TRIGUN STARGAZE」製作委員会

オリジナル新作アニメとして制作された『TRIGUN STAMPEDE』と、その続編でシリーズ完結編となる第2期『TRIGUN STARGAZE』。業界内でも謎が多いと言われるオレンジの制作現場について、実際の制作資料を交えながら、アニメーターの目線で紹介します。

登壇する師橋氏は『TRIGUN STARGAZE』でサブディレクターとして若手チームを率い、相川氏はリードアニメーターを務めています。

NEXT 113:00 – 13:50

想像を創造に:アニメCG制作現場でのAutodesk Flow Studioの活躍領域

登壇:CafeGroup株式会社 橋本 圭氏, 松原 陸氏/オートデスク株式会社 吉田 将宏氏

Autodesk Flow Studioを用いて映像からモーションデータを生成する検証を行い、アニメ制作への応用の可能性を探ります。モデル生成やリギング、実写映像からの3D化、モーション推定といった機能を踏まえて制作工程に組み込むワークフローを試し、見えてきた実運用上の課題や導入の可能性、今後の展望を解説するとのことです。

NEXT 213:00 – 13:50

レイアウトで魅せるアニメーション演出セミナー

登壇:株式会社StudioGOONEYS 斎藤 瑞季氏

レイアウトやカメラワークに焦点を当て、演出によって見え方や印象が大きく変わる面白さを伝えるセミナーです。参加者が制作したアニメーションに対して、その場でレイアウトを作成する実演も行われます。

実演で使用するモーションデータを事前に募集しています。応募は申し込みフォームから受け付けており、データ形式などの詳細はリンク先の応募要項で確認できます。

Gallery14:20 – 15:10

サブリメイション 初! 映画制作秘話

登壇:株式会社サブリメイション 黒﨑 豪氏, 佐藤 悠氏, 濱川 海渡氏

サブリメイションが制作した作品の実際の映像を見せながら、制作スタッフによる映像解説とトークセッションを行う予定です。登壇者は『映画 ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ Bloom Garden Party』で監督、副監督、CG監督を務めた3名です。

NEXT 114:20 – 15:10

『#なのはEXGV』公開ブラッシュアップ ~OKのあと、何を足す?~

登壇:株式会社グラフィニカ 向田 善弘氏, 五来 聖文氏, 中野 慎也氏

©NANOHA EXCEEDS PROJECT

『魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance』のCGアクションシーンを題材に、アクションプランの提案から完成カットまでの制作過程を紹介します。若手やリードのCGアニメーターが制作したカットに対して、CGディレクターが何を見て、何を加え、どのようにブラッシュアップしていくのかを、実際の制作事例をもとに解説するとのことです。

NEXT 214:20 – 15:10

描くために、撮る。バーチャルプロダクションという選択肢

登壇:株式会社サンジゲン 森田 紘吏氏, 金田 剛久氏/exsa株式会社 池口 裕児氏, 新家 勇太氏

アニメ制作の密度が高まる中、「描く」ことに注力するために「撮る」というバーチャルプロダクション(VP)の選択肢が注目されています。2023年に『ぼっち・ざ・ろっく!』でハイエンドなVP事例を発表したexsaと、BlenderとDIY手法で手軽に構築できるVPを検証したサンジゲンが登壇し、モーションキャプチャー・3DGS(3D Gaussian Splatting)・VCam(バーチャルカメラ)を使った現場の実例と課題を語ります。

サンジゲンがマーカーレスで挑んだTVアニメ収録の精度や人数の限界、失敗談も公開される予定です。専用設備を持たないクリエイターやスタジオ向けの内容で、Blenderを中心とした映像制作パイプラインや、専門スタジオとDIYの使い分けを学べるとしています。

Gallery15:40 – 16:30

『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』 作画にマッチする3DCGの活用について

登壇:exsa株式会社 佐藤 勇一郎氏, 村上 祥子氏

作画表現への期待値が高い本作で、3DCGをいかに手描きの画づくりに自然に溶け込ませるかは制作課題のひとつだったとのことです。キャラクターやプロップのモデル制作、作画的なニュアンスを意識したモーション設計、エフェクト/コンポジットまで、作画とCGの境界を感じさせない映像表現を目指したワークフローを、実際の制作プロセスに沿って紹介します。

NEXT 115:40 – 16:30

私たち入社したらどうなっちゃうの?~アニメCGスタッフの証言~

登壇:株式会社A-1 Pictures 織田 健吾氏, 森岡 俊宇氏, 伊藤 龍一氏

学生時代に授業で習ったことと、実際の現場で経験したことの違いを、A-1 PicturesのCGディレクターとCG制作スタッフが語るセッションです。

NEXT 215:40 – 16:30

初音ミクたち”ボカロMV”制作におけるRed Giantの活用

登壇:クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 土屋 沙樹氏, 石川 秀樹氏

ピアプロキャラクターズ(『初音ミク』『鏡音リン』『鏡音レン』『巡音ルカ』『MEIKO』『KAITO』)を展開するクリプトン・フューチャー・メディアのデザインチームが、楽曲MVの制作フローとRed Giantの活用事例を紹介します。社内でのチームの役割や担当領域、採用情報についても触れる予定です。

Gallery17:00 – 17:50

『ドロヘドロ Season2』MAPPA 若手クリエイター陣が語る、僕たちが画面に込めた「熱量」と「本音」

登壇:株式会社MAPPA 淡輪 雄介氏, 大濵 夢奈氏, 石﨑 真穂斗氏, 河合 伶弥氏

『ドロヘドロ Season2』 ©2026 林田球・小学館/『ドロヘドロ Season2』 製作委員会

『ドロヘドロ Season2』を題材に、最前線に立つ若手クリエイターによるトークセッションです。プロとして求められる高いハードルの中で、何を面白いと感じ、どこにこだわり、どう壁を乗り越えたかに焦点を当てます。アニメCG業界を目指す方に向けて、技術論よりも、カットが「変わる」瞬間の手応えや、プロとして働くうえでの本音を語る内容とのことです。

なお技術解説については、11月10日発売の月刊「CGWORLD」2026年12月号で紹介されるとしています。

NEXT 117:00 – 17:50

絵コンテセッション

登壇:監督 小松田 大全氏, 株式会社カラー 松原 秀典氏/モデレーター:株式会社サンジゲン 瓶子 修一氏

小松田大全監督による「絵コンテ」セッションの第8弾です。今回は、映画『この世界の片隅に』やテレビアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』などでキャラクターデザイン・作画監督を務めた松原秀典氏がゲストとして登壇します。

松原氏がさまざまな監督との仕事を通じて絵コンテをどう読み解き、演出へつなげてきたのかを掘り下げ、「絵コンテとは何か」「演出とは何か」に迫ります。監督たちも愛読する参考図書なども紹介される予定です。

NEXT 217:00 – 17:50

『令和のアニメ業界で戦う2人の女』〜「負けるか」から始めるステップ〜

登壇:株式会社ENGI 徳本 沙羅氏, 萩原 恭香氏

アニメ業界の現場で感じる働き方や価値観、役割のあり方をめぐる戸惑いや難しさを、個人の問題ではなく「構造」として整理しながら、実際に働く中で感じたことや工夫してきたことを共有する講義です。

「どうすれば信頼を積み重ねながら活躍し続けられるか」という視点に焦点を当て、これから業界を目指す方や、すでに業界で働く方に判断のヒントを持ち帰ってもらうことを目的としています。

NEXT 218:00 – 18:50

アニメシステムコミュニティの日常

ナビゲーター:アニメシステムコミュニティ(株式会社白組) 鈴木 勝氏

アニメシステムコミュニティ(ASC)は、アニメ制作に欠かせなくなった「システム」を扱うエンジニアが集まるコミュニティです。アニメ会社のシステムエンジニアが日々情報交換している様子を、いくつかのトピックとあわせて会場で再現します。主な話題は次の2つです。

  • 半導体需要による値上げが止まらない今、どんなPC用意してる?
  • AI時代に、より重要になってるセキュリティ対策を題材にいつものASCの日常を再現

参加方法について

セミナー・展示は参加費無料です。セミナーの受講には、公式サイトのセミナー申し込みフォームからの事前申込が必要です。申込時に受講するセッションを選択する形式で、満席となったセッションは選択できない場合があります。

  • 受付用QRコードを記載した受講票がメールで届きます。9月24日午後以降に申し込んだ場合、受講票は10月2日(金)に送付される予定です。
  • メールアドレスは共有アドレスではなく、1人につき1つを登録します。
  • 登録内容の変更は、申込時と同じメールアドレスで手続きします(変更すると以前の登録内容は上書きされます)。
  • キャンセルはキャンセルフォームから手続きできます。

アフターパーティーはセミナーとは別申込・有料(一般2,000円、学生1,000円/税込、定員150名)で、Peatixから申し込みます。

関連イベント

あにつくでは、CGアニメーターを目指す学生向けの就活イベントも実施されています。


最新情報は「あにつく 2026」公式ウェブサイトへ

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