Blender用無料アドオン「Cascadeur Bridge」がv1.2.0に!GLB対応・Auto-Rig Pro連携・リモートアセットライブラリが追加

Blenderと3DアニメーションソフトCascadeurを連携させる無料アドオン「Cascadeur Bridge」が、バージョン1.2.0にアップデートされました。

目次
    1. GLB形式のサポート
    2. リモートアセットライブラリ
    3. Auto-Rig Pro対応(実験的機能)
    4. その他のアップデート

Cascadeur Bridge について

Cascadeur Bridgeは、キーフレームアニメーション制作ソフト「Cascadeur」とBlenderの間で、モデル・シーン・アニメーションを行き来させるためのBlender用アドオンです。

Blender上でウェイトペイントしたキャラクターをCascadeurへ送ってアニメーションを付け、そのアニメーションを元のリグへ戻す、という一連の作業を、ファイルの書き出し・読み込みを手動で行うことなくワンクリックで済ませられる点が特徴です。

今回のアップデートでは、GLB形式のサポートが追加されたほか、Auto-Rig Proとの連携(実験的機能)や、Cascadeurのサンプルシーンをブレンダー上から直接利用できるリモートアセットライブラリなど、大きな機能追加が行われています。

主な新機能

GLB形式のサポート

今回のアップデートで、これまでのFBXに加えてGLB形式でのやり取りに対応しました。エクスポート設定でFBXとGLBを切り替えることができ、どちらの形式でもモデル(Model)・シーン(Scene)・アニメーションといったプリセットを選んで書き出せます。

【Tips】FBXとGLB、どちらを使うべきか

開発者は動画の中で、両形式の使い分けについて次のように述べています。

  • FBXはBlenderとCascadeur双方でサポート期間が長く、マテリアルの互換性も比較的良好です。ただし、シーンスケールを変更しない限りクリーンなトランスフォームでモデルを転送できない点が難点としています。
  • GLBはトランスフォームチャンネルがクリーンに保たれやすいため、BlenderからCascadeurを経由してゲームエンジンに渡すような、クリーンな数値が重要なワークフローに向いているとのことです。一方で、テクスチャの再設定が必要になる場合があるとしています。

あくまで開発者個人の経験に基づく目安であり、明確な正解があるわけではない旨も併せて説明されています。

リモートアセットライブラリ

Cascadeurが用意しているサンプルシーン(Mixamo、Roblox、Unreal Engine 5向けモデルなど)を、Blenderのアセットブラウザから直接呼び出せるリモートアセットライブラリが追加されました。アドオンの環境設定画面からライブラリを登録すると、アセットブラウザ上に一覧表示されます。

初回利用時のみアセットのダウンロードが必要です。シーンへドラッグ&ドロップした後、「インスタンスを無効化」のうえ、オブジェクト→関連付け→全てをローカル化、を行うとシーン内で編集できるようになるとのことです。

Blenderのバージョン要件に注意

リモートアセットライブラリ機能は、Blender 5.2以降でのみ利用できます。それより古いバージョンのBlenderでは、環境設定画面にこの項目自体が表示されません。

Auto-Rig Pro対応(実験的機能)

Auto-Rig Proで作成したリグのエクスポートに対応しました。現時点では実験的機能という位置づけで、詳しい使い方は別動画で解説予定のようです。Auto-Rig Proが有効になっている環境では、アドオンのNパネルに専用の設定項目が追加されます。

その他のアップデート

  • UIの刷新: エクスポート/インポート設定画面のインターフェースが更新されました。
  • インストール手順の簡略化: アドオンのインストール時のわかりやすさが改善されました。
  • エラーハンドリングの強化: 特にCascadeur側でエクスポートに失敗した場合のエラー処理が改善されました。
  • リギングモードへの誘導: ジョイントを含むモデルをCascadeurにインポートした際、リギングモードへの切り替えを促すダイアログが表示されるようになりました。

新機能の説明とワークフロー例

イントロ
インストール
BlenderからCascadeurへ
FBXかGLBか
無料版の制限
CascadeurからBlenderへ
その他のNパネル機能
リモートアセットライブラリ
ワークフロー例1
ワークフロー例2
ワークフロー例3
ワークフロー例4
最後に

無料版の制限について

Cascadeur Bridge自体は無料のアドオンですが、Cascadeurで作成したアニメーションをBlenderへ取り込む(Cascadeur→Blenderのインポート)には、CascadeurのIndieまたはProのサブスクライバー権限が必要となります。無料トライアル中でも利用できるようです。

有効なライセンスがない状態でインポートを試みると、ライセンスが必要である旨のポップアップが表示されます。

なお、Blender→Cascadeurへモデルやシーンを送る操作自体は、Cascadeurの無料版でも行うことができます。

ダウンロード

Cascadeur Bridgeアドオン自体は無料で、GitHub上で配布されています。ソースコードが公開されているオープンソースのアドオンで、ライセンスにはGPL-3.0が採用されています。

Cascadeur Bridge価格無料
必要なCascadeurバージョン2026.2以降
必要なBlenderバージョン4.4以降
リモートアセットライブラリの利用条件Blender 5.2以降が必要
Cascadeur→Blenderインポートの利用条件CascadeurのIndieまたはProサブスクリプション(無料トライアルでも利用可能な見込み)

これより古いバージョンを使用している場合は、GitHubのREADMEに掲載されている互換性表を確認するよう案内されています。また、開発者はMac版の動作検証ができていないとしており、Mac環境での動作については保証されていない点も付け加えられています。

目次

    1. GLB形式のサポート
    2. リモートアセットライブラリ
    3. Auto-Rig Pro対応(実験的機能)
    4. その他のアップデート