第78回エミー賞、受賞結果発表 ― ドラマ部門は「The Pitt」、VFXは「Stranger Things」「Spider-Noir」が受賞

2026年9月14日(現地時間)- Television Academyは、テレビ番組と個人の功績を称える「第78回エミー賞」の受賞者を発表しました。

目次
    1. ドラマシリーズ賞
    2. リミテッド・アンソロジーシリーズ賞
    3. テレビ映画賞
    4. 技術・クラフト部門
    1. 作品賞 全17部門のノミネート&受賞結果一覧
    2. 技術・クラフト部門一覧

エミー賞について

エミー賞は米国のテレビ業界における最も権威ある賞のひとつで、Television Academy(テレビジョン・アカデミー)が主催しています。ドラマ、コメディ、リミテッドシリーズなどの主要な作品賞や俳優・監督・脚本を表彰する「プライムタイム・エミー賞」に加え、撮影、編集、音響、視覚効果(VFX)といった制作・技術クラフト部門を対象とする「クリエイティブアーツ・エミー賞」が用意されており、両部門をあわせて年に一度発表される構成となっています。

なお、メインとなるプライムタイム授賞式(9月14日)に先立ち、VFXやタイトルデザインなどCG・映像制作者が注目する技術部門を含むクリエイティブアーツ・エミー賞は、9月5日・6日の2夜にわたり先行して発表が行われました。

第78回エミー賞のハイライト

クリエイティブアーツ部門とプライムタイム部門をあわせた総受賞数では、コメディ作品「Widow’s Bay」が計8部門を制し、最多受賞となりました。

主要部門では、ドラマシリーズ賞を医療現場を描いた「The Pitt」、リミテッド・アンソロジーシリーズ賞を「DTF St. Louis」、テレビ映画賞を「Remarkably Bright Creatures」がそれぞれ受賞しています。

また、視覚効果(VFX)部門では、シーズン/映画部門にて「Stranger Things」が、連続ドラマ1話部門にて「Spider-Noir」がそれぞれ栄冠に輝きました。

この記事では、作品賞17部門の受賞結果およびノミネート作品を網羅してご紹介します。日本国内の配信プラットフォームで視聴可能な作品が多いドラマシリーズ賞、リミテッド・アンソロジーシリーズ賞、テレビ映画賞については、公式トレイラーとともにまとめました。記事の後半にはVFXやタイトルデザインといった技術部門の詳細、ならびに全ノミネート一覧を掲載しています。

ドラマシリーズ賞

今回のノミネート8作品のうち7作品が、Netflix・Apple TV・HBO Max(U-NEXT、10月からはPrime Video・Huluでも視聴可)など、日本の主要な配信サービスで視聴可能です。受賞は医療ドラマ「The Pitt」でした。なお、監督賞(ドラマシリーズ部門)はSaul Metzstein氏が「Slow Horses」(エピソード「Scars」)で受賞しています。

ドラマシリーズ賞

The Pitt(シーズン2)

受賞The Pitt(シーズン2)
The Diplomat(シーズン3)
The Gilded Age(シーズン3)
A Knight Of The Seven Kingdoms(シーズン1)
Paradise(シーズン2)
Pluribus(シーズン1)
Slow Horses(シーズン5)
Your Friends & Neighbors(シーズン2)

リミテッド・アンソロジーシリーズ賞

受賞は「DTF St. Louis」(HBO Max)。日本で大きな話題になった「Beef」はシーズン2として新キャスト(Oscar Isaac、Carey Mulliganほか)で新たな物語を展開し、ノミネートされています。監督賞(リミテッド・アンソロジー部門)もSteven Conrad氏が「DTF St. Louis」で受賞しました。

リミテッド・アンソロジーシリーズ賞

DTF St. Louis

受賞DTF St. Louis
Beef(シーズン2)
The Beast In Me
All Her Fault
Love Story: John F. Kennedy Jr. & Carolyn Bessette

テレビ映画賞

ノミネートされた5作品すべてがNetflixおよびPrime Videoにて配信されており、国内でも手軽に視聴できます。受賞はサリー・フィールド主演のヒューマンドラマ「Remarkably Bright Creatures」となりました。

テレビ映画賞

Remarkably Bright Creatures

受賞Remarkably Bright Creatures
Heads Of State
Miss You, Love You
People We Meet On Vacation
Tom Clancy's Jack Ryan: Ghost War

技術・クラフト部門

映像表現の最前線を支えるクリエイターや制作スタジオを対象とした技術・クラフト部門の受賞結果です。VFX分野では世界トップクラスのスタジオが参加した話題作が選出されています。

特殊視覚効果賞(シーズン/映画部門)

受賞:Stranger Things(Weta FX、ILMなどが参加)

ノミネート:Alien: Earth / Foundation / IT: Welcome To Derry / Monarch: Legacy of Monsters / Prehistoric Planet: Ice Age

特殊視覚効果賞(連続ドラマ単話部門)

受賞:Spider-Noir

ノミネート:Gen V / A Knight Of The Seven Kingdoms / Paradise / The Walking Dead: Daryl Dixon

タイトルデザイン賞

受賞:Spider-Noir

ノミネート:IT: Welcome To Derry / Murderbot / PONIES / Smoke / Young Sherlock

個人アニメーション功労賞(審査員選出)

Uzoma Dunkwu(『Eyes Of Wakanda』)
David Krentz / Scott Wills(『Genndy Tartakovsky’s Primal』)
Howard Chen(『The Mighty Nein』)
Takashi Okazaki(『Star Wars: Visions』)

視覚効果部門における詳細な技術解説や各スタジオの取り組みについては、以下の特集記事でも詳しく取り上げています。

ノミネート&受賞結果一覧

作品賞 全17部門のノミネート&受賞結果一覧

セレクトボックスから確認したい部門を選択すると、該当する候補作が表示されます。太字・ハイライトの作品が受賞作となります。

Abbott Elementary / The Bear / Hacks / Margo’s Got Money Troubles / Nobody Wants This / Only Murders In The Building / Shrinking / Widow’s Bay(受賞)

技術・クラフト部門一覧

視覚効果(VFX)やタイトルデザインに加え、作品の世界観を形づくる制作・技術部門をまとめました。セレクトボックスから各部門を切り替えてご確認いただけます(受賞作は太字で表示)。

The Daily Show / Dancing With The Stars / Jimmy Kimmel Live! / The Late Show With Stephen Colbert(受賞) / Saturday Night Live

本記事で取り上げた内容は、エミー賞全体(プライムタイム19部門+クリエイティブアーツ約101部門)のうち作品賞17部門、およびVFX・アニメーション・技術演出・スタント・照明・音楽・衣装をはじめとする技術・クラフト部門です。これら以外にも、俳優部門(演技賞)、撮影、編集、音響効果、美術、キャスティングといったすべての受賞結果や全ノミネート一覧は、Television Academyの公式PDF資料にて閲覧可能です。


目次

    1. ドラマシリーズ賞
    2. リミテッド・アンソロジーシリーズ賞
    3. テレビ映画賞
    4. 技術・クラフト部門
    1. 作品賞 全17部門のノミネート&受賞結果一覧
    2. 技術・クラフト部門一覧