2026年8月26日 – Epic Gamesが提供する3Dスキャンアプリ「RealityScan Mobile」が、バージョン1.9へとアップデートされました。
今回のアップデートでは、キャプチャ・確認・処理という一連のワークフロー全体にわたって新機能と機能強化が加えられたとのことです。あわせて、既知の問題の修正も行われています。
主な新機能
キャプチャ機能の向上
撮影段階に関する機能強化として、次の4点が加えられました。
- 写真の削除がいつでも可能に: これまで撮影中にしかできなかった写真の削除が、画像ギャラリーや画像詳細ビューでの確認段階でもできるようになりました。不要な写真や使えなかった写真を後から取り除けるため、新しい写真を撮るための容量を確保しやすくなります。
- オフラインでも撮影を継続可能に: 未処理のオブジェクトを表示している際、ネットワーク接続がない状態でも追加の撮影ができるようになりました。「接続なし」画面に「さらに写真を撮影」という選択肢が加わったことで、通信環境がない場所でも作業を中断せずに撮影を続けられます。
- iOSデバイスの過熱警告: iOSデバイスで過熱が発生した際に、警告が表示されるようになりました。デバイスを冷ますよう早めに促すことで、アプリの突然のクラッシュやデバイスのスロットリング、バッテリーの劣化を防ぐ狙いがあるとのことです。
- キャプチャモードの並び順を変更: UIが見直され、AR・標準・オブジェクトの3モードのうち、AR キャプチャモードが最初に表示されるようになりました。ARモードは充実したガイダンスを提供し、標準モードとオブジェクトモードは追加機能を提供する、という位置づけとのことです。
モデルビューの機能向上
モデルビューからは、三点リーダーのメニューを開くことでモデルの詳細情報を直接確認できるようになりました。頂点数や三角数、テクスチャ解像度、ディスク上の合計サイズ、使用された処理設定などが表示され、確認のためだけにDCCツールへモデルを読み込む必要がなくなります。
あわせて、モデルに対する空間的な向きをつかみやすくするビューキューブの見た目が改善されたほか、3Dビューのメニュー項目にアイコンが追加され、目的の項目を素早く見つけられるようになりました。

処理の改善
メッシュの最終的な用途に応じて、水密(ウォータータイト)にするかどうかを選べるようになりました。
- オブジェクトモード: デフォルトで水密メッシュが生成されるようになりました。穴のない、閉じたソリッドな3Dボリュームとして自動的にエクスポートされるため、3Dプリントやゲームエンジンでの利用時に手動でメッシュを修正する手間が減ります。
- 標準モード: 反対に、デフォルト設定が水密ではなくなりました。処理が高速化されるほか、不自然なジオメトリのフィラーが生じにくくなるとのことで、環境スキャンやサーフェススキャンに向いています。
また、プロジェクトのタイトルが入力したとおりの形式で保持されるようになりました。これまでのようにタイトルケースへ自動変換されることはありません。
その他の修正
次の既知の問題が修正されています。
- 画像ギャラリーで画像枚数の表示更新が遅れる問題
- 上下方向への画面遷移が正しく機能しない問題
すべてのアップデートの詳細はリリースノートまたは各アプリストアページで確認できます。
価格と対応デバイス
RealityScan Mobile はアプリの使用、エクスポートを含めて完全に無料で利用できます。
対応デバイスは、iOS 16.1以降を搭載したiPhoneおよびiPad、そしてARCoreをサポートしAndroid 7(APIレベル24)以降を搭載したAndroidスマートフォン・タブレットです。


