Photoshop 27.9 アップデートを紹介!削除ツールの使いやすさ向上、クラウドファイルの検索機能の追加など

CGソフト

Adobe Photoshop デスクトップ版の最新リリース(バージョン 27.9.1)および Web 版の新機能の紹介です。

新機能ハイライト

今回のアップデートでは、コンテキストタスクバーへの削除ツールオプションの追加、クラウドファイルの検索機能、そしてWeb版での動画生成機能が追加されました。

また、AIアシスタントのベータ版提供も開始されていますのであわせて紹介したいと思います。

デスクトップ版の新機能

2026年7月リリース バージョン27.9.1では以下のような新機能が追加されました。

コンテキストタスクバーの削除ツールコントロール

コンテキストタスクバーから、よく使用する削除ツールのコントロールに素早くアクセスできるようになりました。加えた変更はオプションバーと同期されます。

「不要な物を検出」ドロップダウン、「追加先」、「現在の選択範囲から一部削除」ボタン、および「各ストローク後に削除」オプションに直接アクセスできるようになりました。

コントロールコントロール
不要な物を検出一般的に不要な箇所人物電線とケーブルなど、一般に不要な要素を検出して削除します。
追加先現在の選択に削除する領域を追加します。
現在の選択範囲から一部削除現在の選択から領域を削除します。
各ストローク後に削除各ブラシストロークの後に選択した領域を自動的に削除します。
新規レイヤーを作成非破壊編集のために新しいレイヤーに削除を適用します。

デスクトップの Adobe Photoshop を使用して、フォルダーを手動で参照することなく、自然言語のキーワードを使用してファイル、フォルダー、生成されたアセットを素早く見つけることができるようになりました。

💡 ヒント:
Enter を押して現在の場所で検索するか、Shift + Enter を押してすべての場所で検索します。

複数のレイヤーを Firefly ボードに送信

Photoshop で選択した複数のレイヤーを Firefly ボードに送信して、アイデアの探索やバリエーションの作成を行い、クリエイティブなワークフローを続行できます。

その他のアップデート

機能の改善

  • より良い画像生成のためのプロンプトヒント:画像を生成のプロンプトバーにコンテキストに応じたヒントが表示されるようになり、より効果的なプロンプトを記述して、生成結果を向上させることができます。
  • お気に入りのフォントの保存と復元:厳選したお気に入りのフォントリストを保存および読み込みできるため、環境設定をリセットまたはクリアした後でもすばやく復元できます。
  • クラウドドキュメントのファイルアクセスエラーの修正:Creative Cloud の同期またはサインインセッションの問題が原因で一部のクラウドドキュメントを開けなかった問題が修正され、新しいバージョンの Photoshop でのトラブルシューティングが改善されました。

不具合の修正

ユーザーから報告された問題の修正
  • 環境設定をリセットまたはクリアすると、お気に入りのフォントが失われる。
  • [macOS] チャンネルを切り替えるとトーンカーブのポイントの選択が解除される。
  • ワープしたテキストを編集する際、変形ツールのバウンディングボックスの中心がずれる。
  • トーンカーブ調整レイヤーでチャンネルを変更すると、プログラムエラーが発生して Photoshop がクラッシュする。
  • 「カンバスサイズ」ダイアログで「現在のサイズを基準にする」をオンにした場合、幅と高さを 0 に設定できない。
クラッシュの修正
  • ICE コーデック経由で特定の画像ファイルをデコードすると Photoshop がクラッシュする。
  • [Win] AI 機能に Direct3D12 コマンドキューを使用すると Photoshop がクラッシュする。
  • [Mac] パネルの操作中にフォーカスが失われると Photoshop がクラッシュする。
生成 AI の修正
  • カスタムモデルで生成した後に再起動すると、デフォルトの AI モデルが復元されない。
  • 選択したカスタムモデルを削除した後に生成してもアラートが表示されない。
  • 被写体スタイルのカスタムモデルを切り替えると、モデルピッカーが消える。
  • モデルを削除した後、モデルピッカーに選択されていない状態で Firefly が表示される。
  • Firefly web アプリと Photoshop カスタムモデルリスト間でモデル名が一致しない。
  • 生成されたバリエーションにポインターを合わせると、モデル名に「不明」と表示される。
UI、ダイアログ、パネル
  • 演算ダイアログの「リセット」ボタンが正しく機能するようになった。
  • 最新の調整パネルでスライダーをダブルクリックすると、値が正しくリセットされるようになった。
  • 特定色域の選択のラジオボタンが両方とも同時にアクティブに表示されなくなった。
  • 前の状態を表示ショートカットが、すべての最新パネルで機能するようになった。
  • フィルターレイヤーアイコンのツールチップに誤って調整レイヤーと表示されなくなった。
  • 露出ガンマ補正で、最高スクロール値のときに赤が表示されなくなった。
  • [Win] 新規ファイルダイアログが画面外に表示されなくなった。
  • 入力フィールドのホバーステート領域でクリックが正しく受け付けられるようになった。
その他の修正 / ローカライゼーション修正
  • HDR ディスプレイのカラーマネジメントが有効な場合、透明市松模様が正しいガンマでレンダリングされる。
  • TIFF ファイルの編集中に Content Authenticity 署名が失われなくなった。
  • オンデバイスのアップサンプリングのアーティファクトが解決された。
  • 最新のツールバーのツールチップにジャンク文字が表示されなくなった。
  • デバイスから追加および無料の Adobe Stock 画像を追加の文字列がローカライズされた。
  • 選択したカスタムモデルは利用できなくなりましたの警告がローカライズされた。
  • ワークスペースを編集画面の一部の文字列がローカライズされた。

Photoshop on the web

Photoshopウェブ版の2026年8月アップデートでは、画像を短い動画に変換する機能が追加されています。

画像を短い動画に変換

新しい Image to video(画像から動画へ) 機能を使用すると、静止画像に AI によって生成された動き(モーション)を追加し、魅力的な短いビデオクリップに変換することができます。

Adobe Photoshop Web版の8月アップデートでは、生成AI(Generative AI)を活用し、アップロードした1枚の静止画から短尺の動画(アニメーション)を生成することができます。

基本的な操作手順

  1. 画像をアップロード
    Photoshop Web版のホームから「Upload(アップロード)」を選択し、動きをつけたい画像を追加します。
  2. 機能を選択
    ツールパネルで Generative(生成) > Image to video(画像から動画へ) を指定します。
  3. 設定とプロンプトの入力
    • Prompt(プロンプト): 追加したい動きやアクションをテキストで入力します。
    • Duration(再生時間): 動画の長さを設定します。
    • Aspect ratio / Resolution: 縦横比(アスペクト比)や解像度(1080p等)を選択します。
    • Motion / Effects / Audio: 動きの方向(Zoom inなど)、エフェクト(Cinematicなど)、音声(Audio)のオン/オフを設定します。
  4. 生成と保存
    「Generate」をクリックすると動画が生成されます。プレビュー画面で確認後、ダウンロードするか、生成履歴(Generation history)から後で取得することができます。

ベータ版機能

AI アシスタントによる編集と学習 早期ベータ版

2026年6月の発表以降、デスクトップ版Photoshop(ベータ版)に組み込まれる新しい機能「AI Assistant(早期ベータ版)」の情報が公開されました。

「AI Assistant(早期ベータ版)」は、テキストで指示を出すことで、コンポジット(合成)作業の複数ステップを自動化できるアシスタント機能となっています。

自然言語を使用して、背景の入れ替え、アセットのサイズ変更、レイヤーの整理、およびツールの検索を直感的に行うことができます。

概要

AI Assistantは、デスクトップ版のPhotoshop内で直接動作する機能です。実現したい編集内容をプロンプト(テキスト)で説明すると、コンポジット全体に対して必要な変更が適用されます。

大きな特徴として、適用されたすべての変更は完全に編集可能な状態(非破壊)を維持する点が挙げられます。また、パネル上には自身でプロンプトを入力するフィールドに加えて、現在開いている画像に合わせて最適化された「編集の提案」も表示されます。

画面右側にドッキングされたAI Assistantパネル。開いている画像に合わせた編集の提案が表示されます。

現在できること(主な機能)

早期ベータ版の時点で、以下のような処理が可能であると案内されています。

背景の削除と置換

希望する背景のイメージをテキストで説明することで、既存の背景を指定したものに置き換えることができます。

画像とアセットのスマートなリサイズ

ポスター、広告、SNS向けの投稿など、必要とするフォーマットを指定してデザインを書き出すことができます。各サイズに合わせて、レイアウトやオブジェクトの配置が自動的に調整されます。

レイヤーの名前変更と整理

複雑になったレイヤースタックを整理できます。空のレイヤーを一括で削除し、残りのレイヤーに内容に基づいた明確な名前を自動で付けることが可能です。CGのパスを大量に扱うコンポジット作業などで有用な機能と言えそうです。

ベータ版での使用手順

デスクトップ版のPhotoshop(beta)を使用している場合、以下の手順で試すことができます。

  1. 上部のツールバーにある「AI Assistant」アイコン(検索アイコンと電球アイコンの間にある吹き出しのアイコン)をクリックして、パネルを開きます。
  1. 「Edits(編集)」または「Prompts(プロンプト)」のタブから、「ハイライトの復元」「傾き補正と切り抜き」「背景の削除」などの提案を選ぶか、プロンプトフィールドに自分の言葉で指示を入力します。
  2. アシスタントがコンポジット全体に編集を適用します。結果を確認し、さらにプロンプトを追加して結果を調整していきます。

以下の動画では、上記のできることをひとつのプロンプトにまとめてAIアシスタントに実行してもらいました。

AI Assistantが「生成塗りつぶし (Generative Fill)」や「画像生成 (Generate Image)」などの生成AI機能を使用する場合、確認ダイアログが表示されます。同意して生成すると、Photoshop内の他の機能を使用する時と同様に、自身のアカウントの「生成クレジット」が消費されます。

Photoshop AIアシスタント テスト

価格とシステム要件

デスクトップ版Photoshopのシステム要件はこちらから確認できます。

Photoshop は、Creative Cloud Standard および Creative Cloud Proプランとフォトプランの一部として、または単体プランとして購入することができます。Creative Cloud ProプランとCreative Cloud Standard プランの詳細はこちらをご覧ください。

価格は以下のようになっています。

単体プラン

  • 年間プラン(月々払い) —3,280 円/月
  • 年間プラン(一括払い) — 34,680 円/年
  • 月々プラン — 4,980 円/月

フォトプラン 1TB

  • 年間プラン(月々払い) — 2,380 円/月
  • 年間プラン(一括払い) — 28,480 円/年

Creative Cloud Standard

  • 年間プラン(月々払い) — 6,480円/月
  • 年間プラン(一括払い) — 72,336円/年
  • 月々プラン — 10,280円/月

Creative Cloud Pro

  • 年間プラン(月々払い) — 9,080 円/月
  • 年間プラン(一括払い) — 102,960円/年
  • 月々プラン — 14,480円/月

デスクトップ版PhotoShopにはiPad版のライセンスも付属し、Photoshop web 版もすべての Photoshop プランに含まれています。また、単体プランではAdobeFrescoプレミアム版も利用できます。

生成クレジットの追加プランについて

「オブジェクトの回転」などの高度なAI機能を使用すると、生成クレジットを消費します(例:オブジェクトの回転は1回20クレジット)。各プランには、毎月の生成クレジットが含まれていますが、使い切ると追加プランの購入が必要です。

プラン(クレジット数)月々プラン(税込)年間プラン 一括払い(税込)
2,000 クレジット1,580 円 / 月15,780 円 / 年
7,000 クレジット4,780 円 / 月47,780 円 / 年
50,000 クレジット31,680 円 / 月316,780 円 / 年

これらのプランに含まれる内容:

  • 生成塗りつぶしやテキストから画像生成などの標準機能への無制限のアクセス
  • 動画を生成などのプレミアム機能へのアクセス
  • Adobe、Google、OpenAI、ElevenLabs などの AI モデルへのアクセス
  • Firefly ボードのカンバスが無制限

また、Amazonでオンラインコード版が販売されています。タイムセールもたまに行われており、お得に購入できます。


Photoshop ウェブサイトへ

コメント

  1. Yurem Valentine より:

    I appreciate you sharing this blog post. Thanks Again. Cool.

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