2026年7月23日(現地時間)- ソニーは、空間キャプチャーソリューション「XYN Spatial Scan」および撮影支援アプリ「XYN Spatial Scan Navi」のバージョン1.1.0へのアップデートを発表しました。
今回のアップデートでは、HDRワークフローへの対応やバーチャルプロダクション向けの機能拡充など、3DCG制作現場における利便性と品質を向上させる複数の新機能が追加されています。
XYN Spatial Scan ver 1.1.0
HDRワークフローへの対応
生成アルゴリズム「Venus H」において、新たにS-Log3およびS-Gamut3.Cineで撮影された画像を利用した3Dモデル生成に対応しました。
これにより、HDR制作のワークフローにおいて、より広いダイナミックレンジと色域を維持した高品質な3Dアセットの制作が可能となります。
※S-Log3 / S-Gamut3.Cineで撮影した画像を利用する場合は、HEIF形式のデータでインポートする必要があります。

撮影カメラ位置(カメラアラインメント)の表示機能
モデルプレビュー画面上で、3Dモデルの生成に利用された撮影時のカメラ位置を表示できるようになりました。これにより、空間内でのカメラの配置やカバレッジを視覚的に確認しやすくなります。

モデルダウンロード時の座標系選択
生成した3Dモデルをダウンロードする際、使用するDCCツールや用途に合わせて座標系を選択できるようになりました。対応する座標系は以下の通りです。
- LUF(Y-up)
- RDF(Y-down)

パフォーマンスと操作性の改善
基本性能として、画像のアップロード速度および生成モデルプレビュー時の読み込み時間が改善され、よりスムーズな作業が可能になりました。また、使い勝手を向上させるため以下の機能追加・対応が行われています。
- 初回利用者向けチュートリアルの追加
- アップロード画像の情報確認機能の追加
- プロジェクト名の変更対応
- プロジェクトのソートおよびフィルタリング機能の追加
使用方法の詳細については、公式のXYN Spatial Scan サポートページにて確認できます。
XYN Spatial Scan Navi 1.1.0
デジタル一眼カメラとスマートフォンを接続し、3DCGアセット生成のための撮影を支援するスマートフォン向けガイドアプリケーションXYN Spatial Scan Naviもアップデートが行われました。
対応カメラ機種の追加
撮影支援アプリにおいて、新たに以下のソニー製カメラに対応しました。
- α7R VI
- FX2
- FX3 / FX3A(※手動でのフォーカス調整が必要となります)
バーチャルプロダクション向け撮影プリセットの追加(ベータ版)
より広範囲な空間の撮影を効率的に行うための、新たな撮影プリセットがベータ版として追加されました。
- スタジオ3面ワイド
- 全周8方向撮影

バーチャルプロダクション向けの撮影設定(カラーモード)
撮影時のモードとして、用途に合わせたカラー設定を選択できるようになりました。
- sRGB(デフォルト)
- S-Gamut3.Cine / S-Log3

アプリの詳細な使用方法については、公式のXYN Spatial Scan Navi サポートページにて確認できます。
利用について
XYN Spatial Scan ソリューションは、主にバーチャルプロダクションなどの映像制作分野において、法人向けに提供されています。
導入に関するご相談や詳細な情報につきましては、お問い合わせが必要です。































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